タラモアデューは、アイルランドの中央部にある街、タラモアに存在したタラモア蒸溜所で作られました。
デュー(dew)は、「雫」という意味があるとともに、当時の蒸溜所を管理していたダニエル・エドモンド・ウイリアムスのイニシャルから採られています。
1897年に発売された当初は、大麦麦芽と燕麦を主原料にしたポットウイスキーでしたが、1948年にブレンデッドウイスキーへとモデルチェンジしました。
しかし、1959年に蒸溜所が閉鎖、タラモアデューの生産は、ジェムソンなどを手がけるミドルトン蒸溜所に移りました。
販売メーカーもいくつか移動し、現在はグランツやグレンフィディックで有名なWilliam Grant & Sons社が販売しています。
では、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りはアルコールが主体に感じ取れます。
口に含むと、ナッツ、パイナップルのような香りが先に感じられ、あとからバナナ、モルトと続きます。ただ、全体的には香りが弱いです。
味わいはアルコールからの辛さが前に来るものの、すぐさま酸味が口に広がります。
ロックにすると、すだちのような強烈な爽やかさを持つ香りが先に立ち、それを囲むようにバニラ、生クリームの甘さが追いかける印象です。
味わいは、ビターが強めになり、酸味がついて行く感じです。
最後にハイボールにすると、ほのかにナッツ、モルト、青リンゴの香りが漂います。
味わいはビターがやはり強く、ほろ苦いものになります。
甘さが強いジェムソンに比べると、酸味、苦みがメインで、対照的です。
なお、現在タラモアデューのブランドを手がけるウィリアム・グラント・アンド・サンズは、2014年に当初の生産地であったタラモアに新しい蒸溜所を建設、稼働させ、今後はこの蒸溜所でタラモアデューをリリースするそうです。
ミドルトン蒸溜所製のタラモアデューを残したいなら今のうちです。
700mL、アルコール度数40度、価格は2000円ほどです。
<個人的評価>
- 香り C: ストレートではパイン、ナッツ、モルト、バナナ。加水ですだち、バニラ、青リンゴ。全体的におとなしめ。
- 味わい C: 酸味、ビターが主体。甘いという感じは薄い。
- 総評 C: ほろ苦さが好きな人には向いているか。
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