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俺は異世界で無双して生きる 作者:清水
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俺は街に着く

遅くなってすみません。
昨日、誤って昨日投稿するはずだった話を消してしまい新たに書き直しなした。
昨日の話は街に入るまで話が書かれていたのですが……。
まあ、それは置いておいて、次話のために言っておきますが、モデルになったA君はロリコンではありません。
                                                
「まず、空の属性だけれど、これは文字通り、持っていると空に関する能力が上がるの。例えば、鳥の魔物がいたとして、持っていると持っていない魔物より空中での機能が格段に高いわ。また、持っていないと空中での技能はそこまで高くなかったりするの」

 エーアデは、魔物の例を出して教えてくれる。
 だが、話を聞いていて疑問が生まれた。

「俺は翼を持っていない。こんな俺はどうやって飛べばいいんだ?」

 すると、エーアデは首をかしげた。 

「今のは、ただの一例よ。別に翼がなくても空の属性があれば空に浮かんだり飛んだりできるわよ。もう一例出すけど、翼どころか羽根さえないドラゴンとかもふつうに空に浮かんで魔物やらなんやらを貪り食べてることだってあるのだから。……ああ、もし見かけたら真っ先に逃げなさい。あなたなら一瞬で食べられるわよ」

 エーアデは、さらっと恐ろしいことを言いながら、追加で説明してくれた。
 だとしても、疑問が残る。一体俺はどうやって飛べばいいのだろうか。

「エーアデの話で大体わかった。だとしても疑問があるんだか、俺は一体どうやって飛べばいいんだ?」

「そうね。じゃあ、私を真似てみれば?」

「うん、エーアデをか?」

 エーアデに言われ彼女を見てみる。
 そういえば、彼女は、空中に浮かんでいた。
 三日三晩見ていたためすっかり忘れていた。

「もしかしてエーアデも空の魔力を持っているのか?」

 すると、さも当然と言いたげに答えてくれる。

「ええ、私は、というよりほぼ全員の妖精が空の属性を持っているわね。まあ持っていない子もいるけれど。そういう子は大体空に浮いたり飛んだりできずにいるのよ。まあ、そういう子は人目に付かないところに大体いるから、朗が会うことはないでしょうね」

 言われてみて納得する。
 属性を持っているとその属性を使う時、持っていない時と比べ格段に違うと言っていたがこう実例を言われると実感がわく。

「分かった。要するにエーアデのまねをすればいいんだな?」

「ええ。そうね」

 俺は、エーアデに言われた通り、俺がエーアデのように飛んでいる様子を想像し始めた。 
                                                                                                                ……一時間後……                                                                                                                                          
 俺は、空に浮いていた。
 どうやら、空の魔法を使うことに成功したらしい。
 エーアデはその様子を見て微笑んでいる。

「やったじゃない、朗。これで街までひとっ飛びよ」

「ああ、そうだな」

 エーアデの言葉を肯定する。
 だが、新たな疑問が生まれた。

「そういえば、飛ぶとき、速く飛ぶためにはどうしたらいいんだ?」

「ああ、そんなこと。早く飛びたいっていう意志とそれに応じた魔力を流せばいいのよ」

 エーアデに言われ、試してみた。
 よし、問題なくいける。
 そう考え、エーアデに促す。

「よし、それじゃあ、早速街に行こうか」

「ええ!!」

 そうして、俺とエーアデはここから一番近い街に向かって飛び立った。 
                                                                                                                                                                                                  ……十時間後……                                                                                                                                                                                         
 俺とエーアデは元いた場所から一番近い街の近くに来ていた。
 ここから見た感じでは中世ヨーロッパのような様子の街であった。

「ふう~やっと着いたな」

「ええ、そうね。どうかしら。この世界の街を見た感想は?」

 エーアデは俺に街をどう思ったのか尋ねてくる。
 尋ねられ、街を見てみる。
 今、俺たちは上空にいるため街を見下ろして見ている。
 今見ている街は活気がありそこかしこに笑い声が響いている。

「いい街だ」 

 口から自然とそんな言葉が出ていた。 
 そんな言葉を聞いてエーアデは微笑んでいる。
 そんな彼女を見ていて、ふと疑問が浮かんだ。

「そういえば、エーアデは人の街によく来るのか?」

すると、エーアデは首をふるう。

「いいえ。こうして人の街に来るのは十年ぶりかしら」

「へえ~」

 エーアデの言葉を聞きまた疑問が生まれる。

「どうしてあまり来ないのに、街の場所を知っていたんだ?」

「ああ。そのこと。いずれ話そうと思っていたけど、そろそろ話しましょうか」

 エーアデは少し暗い顔をしながら話し始めた。
                                               
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