トランプ大統領 天皇皇后両陛下と会見

トランプ大統領 天皇皇后両陛下と会見
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5日に来日したアメリカのトランプ大統領は、6日午前、メラニア夫人とともに皇居を訪れ、天皇皇后両陛下との会見に臨みました。
トランプ大統領とメラニア夫人は、午前11時前、白バイやパトカーに先導され、30台近い車列で正門から皇居に入り、二重橋を通って両陛下のお住まいの御所に向かいました。

皇居前広場には多くの警察官や報道陣が集まり、車列が皇居に入っていく様子を大勢の観光客などが広場の外から遠巻きに見守りました。

大統領と夫人が御所に到着すると、両陛下が玄関で2人を出迎え、笑顔で握手をしてあいさつを交わされました。

両陛下がアメリカの大統領と会見するのは、3年前、オバマ大統領が国賓として来日した時以来で、トランプ大統領と会われるのは初めてです。

会見は、御所の小広間で、通訳を交え、20分余りにわたって行われました。

会見が終わってトランプ大統領とメラニア夫人が御所をあとにする際には、両陛下が玄関まで見送り、にこやかに別れのあいさつを交わしたあと、手を振って車が見えなくなるまで見送られていました。

両陛下と米大統領とのこれまでの会見

天皇皇后両陛下が来日したアメリカ大統領との会見に臨まれるのは、平成になって6度目です。

会見では、日米両国の友好関係や協力の歴史を中心に、さまざまなテーマが話題に上ってきました。
このうち、3年前に国賓として来日したオバマ大統領との会見では、天皇陛下が東日本大震災について触れ、「大震災のあとでアメリカから多大な支援を得たことに深く感謝いたします」としたうえで、アメリカ軍による大規模な支援活動を取り上げ、「特に、『トモダチ作戦』は多くの国民の心に残るものでした」と話されました。
これに対して、オバマ大統領は「日本とアメリカは、苦しい時にも助け合える関係となっています」と述べたということです。

また、平成8年に国賓として来日したクリントン大統領夫妻との会見では、天皇陛下が沖縄をめぐる問題に触れ、「沖縄の人たちの気持ちにも配慮しながら、両国政府の間で十分協力して解決の方向に向かうことを願っています」と述べられました。
これに対して、クリントン大統領は「沖縄の人の気持ちはよくわかっています。沖縄の人々を含めた日本国民との友情を大切にしていきたい」と応じたということです。

天皇陛下と外国元首らの会見

天皇陛下と外国の元首や王族との会見は、国際親善のための公務として行われ、天皇陛下は、即位以来、平均して1年に10数回、最も多い年で20回の会見に臨まれてきました。

国の規模にかかわらず、どの相手とも分け隔てなく接し、夫妻で訪れた場合などには皇后さまも同席して20分から30分ほど親しく話をされます。

以前は皇居宮殿で行われていましたが、東日本大震災が発生し節電のため宮殿の使用を控えていた平成23年6月、トーゴの大統領との会見が、初めて両陛下のお住まいの御所で行われました。

以来、国賓として訪れた外国の元首などとの会見や、賓客として昼食会も催してもてなす場合などを除き、会見は御所の小広間で行われています。

宮内庁によりますと、話題は両国の歴史や文化、それに災害や環境問題など多岐にわたり、2国間の友好関係のさらなる発展を願う言葉などが交わされます。その際、両陛下に、訪問の招請が行われることもあります。

会見が終わると、両陛下は、御所や宮殿の玄関まで出て別れのあいさつを交わし、相手の車が見えなくなるまで見送るなど、毎回、心を尽くして友好親善に努められています。

トランプ大統領 天皇皇后両陛下と会見

5日に来日したアメリカのトランプ大統領は、6日午前、メラニア夫人とともに皇居を訪れ、天皇皇后両陛下との会見に臨みました。

トランプ大統領とメラニア夫人は、午前11時前、白バイやパトカーに先導され、30台近い車列で正門から皇居に入り、二重橋を通って両陛下のお住まいの御所に向かいました。

皇居前広場には多くの警察官や報道陣が集まり、車列が皇居に入っていく様子を大勢の観光客などが広場の外から遠巻きに見守りました。

大統領と夫人が御所に到着すると、両陛下が玄関で2人を出迎え、笑顔で握手をしてあいさつを交わされました。

両陛下がアメリカの大統領と会見するのは、3年前、オバマ大統領が国賓として来日した時以来で、トランプ大統領と会われるのは初めてです。

会見は、御所の小広間で、通訳を交え、20分余りにわたって行われました。

会見が終わってトランプ大統領とメラニア夫人が御所をあとにする際には、両陛下が玄関まで見送り、にこやかに別れのあいさつを交わしたあと、手を振って車が見えなくなるまで見送られていました。

両陛下と米大統領とのこれまでの会見

天皇皇后両陛下が来日したアメリカ大統領との会見に臨まれるのは、平成になって6度目です。

会見では、日米両国の友好関係や協力の歴史を中心に、さまざまなテーマが話題に上ってきました。
このうち、3年前に国賓として来日したオバマ大統領との会見では、天皇陛下が東日本大震災について触れ、「大震災のあとでアメリカから多大な支援を得たことに深く感謝いたします」としたうえで、アメリカ軍による大規模な支援活動を取り上げ、「特に、『トモダチ作戦』は多くの国民の心に残るものでした」と話されました。
これに対して、オバマ大統領は「日本とアメリカは、苦しい時にも助け合える関係となっています」と述べたということです。

また、平成8年に国賓として来日したクリントン大統領夫妻との会見では、天皇陛下が沖縄をめぐる問題に触れ、「沖縄の人たちの気持ちにも配慮しながら、両国政府の間で十分協力して解決の方向に向かうことを願っています」と述べられました。
これに対して、クリントン大統領は「沖縄の人の気持ちはよくわかっています。沖縄の人々を含めた日本国民との友情を大切にしていきたい」と応じたということです。

天皇陛下と外国元首らの会見

天皇陛下と外国の元首や王族との会見は、国際親善のための公務として行われ、天皇陛下は、即位以来、平均して1年に10数回、最も多い年で20回の会見に臨まれてきました。

国の規模にかかわらず、どの相手とも分け隔てなく接し、夫妻で訪れた場合などには皇后さまも同席して20分から30分ほど親しく話をされます。

以前は皇居宮殿で行われていましたが、東日本大震災が発生し節電のため宮殿の使用を控えていた平成23年6月、トーゴの大統領との会見が、初めて両陛下のお住まいの御所で行われました。

以来、国賓として訪れた外国の元首などとの会見や、賓客として昼食会も催してもてなす場合などを除き、会見は御所の小広間で行われています。

宮内庁によりますと、話題は両国の歴史や文化、それに災害や環境問題など多岐にわたり、2国間の友好関係のさらなる発展を願う言葉などが交わされます。その際、両陛下に、訪問の招請が行われることもあります。

会見が終わると、両陛下は、御所や宮殿の玄関まで出て別れのあいさつを交わし、相手の車が見えなくなるまで見送るなど、毎回、心を尽くして友好親善に努められています。