生粋の格安SIMオタクが教える「IIJmio」メリット・デメリットのすべて
国内格安SIMの中でも老舗かつ、信頼性が高い「IIJmio」。
格安SIMに乗り換えようとする時に「IIJmio」を検討している方は少なくないと思います。
しかし真剣に検討している方ほど、以下のような悩みを持っているはずです。
この記事ではこんな疑問に答えます!
- IIJmioは他社と比べてどうなのか?
- 公式ページは良いことばかり書いてあって不安になる
- どのくらい安くできるのか?
またこれはIIJmioならではの特徴ともいえるのですが、利用している方には通信系に詳しい人が多く、そこらのブログを見ただけでは 「何を言ってるんだ…?」となることもしばしばです。
そのため今回、プロの視点でありつつもできるだけわかりやすくIIJmioについてお伝えしたいと思います。
筆者の結論を言えば、 IIJmioには以下の3つのオススメポイントがあります。
これらを「いいね!」と感じる方であれば申し込んで損はありません。
IIJmio 3つのオススメポイント
- 同業他社が驚くレベルで新機種やアップデートの対応が早い
- docomo/au、2キャリアのの幅広い端末を利用できる
- 家族向けの通話割引を提供しているため、家族利用に向いている
しかし同時に、IIJmioには注意点も存在します。
IIJmio 3つの注意点
- 混雑時(昼)の低速化が激しい
- タイプA契約だと、一部のau機種では使用できない
- 速度制限時に360MB/3日間使用するとさらに低速制限される
しかしこのポイントをそこまで苦に感じない方であれば、かなり快適に使えるMVNOといえます。
今回は、IIJmioはもちろん、国内主要10社の格安SIMを全て契約し、利用してきた筆者が分かりやすく「IIJmioの真実とプランの選び方」を解説します。
長い内容になりますが、途中まで読み進めるだけでも あなたの通信費をぐっと削減できる情報が詰まっていますよ。
それではまいりましょう。
目次
3分で分かるIIJmio!メリット・デメリットを徹底解説
冒頭でも触れていますが、ここからはIIJmioのメリット・デメリットをより掘り下げてお話ししましょう。
下記の図をご覧ください。
今回の記事を書くにあたって調査したこと
筆者自身もIIJmioを契約して長く、語れることも非常に多いのですが、それだけでは不十分と考えました。
そのため公式のIIJmio Meetingに参加し、ヒアリングした最新の内容も盛り込んでいます。
IIJmio Meetingって?
IIJmioは年に4回ずつ、東京(300名程度)と大阪(60~80名程度)でIIJmio Meetingを開催しています。
MVNOや格安SIMのサービスに関する話題について、IIJの中の人から直接話を聞いたり、質問することができるイベントです。
IIJが取り扱っている端末の実機に触れたり、IIJのSIMカードを借りて格安SIMを体験することもできます。
初級・中級・上級向けに1テーマずつ、計3セッションが行われるのですが、中級者向けの時点で大半がついていけなくなるくらいレベルが高かったりします。
筆者は初級~上級と、もれなく参加して得た情報と、自分がIIJmioを使い倒した経験から、 濃い情報をお伝えできると思っています。
IIJmio全知識の目次
今回、IIJmioについて知りたいテーマから読めるようになっています。
オススメは流れに沿って読んでいただくことですが、興味があるところからタップして見てみるのもありです。
IIJmioとは?格安SIMの概要を解説
まず、 「IIJmioって何?」という方に、概要をお伝えしましょう。
IIJmioは格安SIM業界の老舗で、昔から安定感があることで個人・法人ともに評判のMVNOです。
IIJmioを運営する「IIJ」は1993年、日本で最初にインターネット接続の商用サービスを開始したインターネットサービスプロバイダです。
2008年からMVNOとして、NTTドコモの回線を利用した法人向けモバイル通信サービスを開始しています。
2012年からは、個人向けモバイルデータ通信の提供をはじめました。
またサポート相談やユーザーのことを考えた動作検証を活発に行っていて、iPhone新機種や新バージョンが登場すると すぐに動作確認を行って結果を公開するなど、安心感・信頼感は抜群です。
IIJmioの料金プランは3種類×2タイプの 合計6パターンなので初心者にも非常に分かりやすいです。
迷わずに料金プランが選べるのは格安SIMデビューの方には嬉しいポイントですね。
ちなみに、IIJmioの回線タイプは「タイプD」「タイプA」という2つの分類があります。
ざっくりいうと、
- タイプD:docomo回線
- タイプA:au回線
といった分類です。
もちろんこれは極端な説明なので、くわしくは後述します。
専用アプリを利用すれば高速通信のON/OFFを切り替えて、データ容量を節約することが可能です。
現在となっては珍しくない機能ですが、こういったアプリをいち早く導入する姿勢がIIJの好印象なところですね。
また、IIJmioは自社ユーザー向けに「 みおふぉんダイアル」という割引サービスを提供しています。
「 楽天でんわ」と同様に通話料は10円/30秒と安くなりますが、IIJの場合は家族間の通話料は8円 /30秒とさらに安くなり、より家族向けの仕様になっています。
セット販売端末の種類はそれほど多くありませんが、ASUSのZenFoneシリーズなど人気端末を揃えています。
前提知識:IIJmioの3つの使い方
IIJmioの利用方法は、ほかのMVNOと同様、大きく分けて2つの軸があります。
IIJmioの利用方法
- 端末と一緒に契約するかどうか
- SIMのプランはどれを選ぶか
格安SIMの場合、利用できる端末が少し複雑なこともあるため「端末とSIMを一緒に申し込む」のが主要な方法になりつつあります。
その場合であっても、MVNOに端末セットで申し込むより、 端末だけ別ショップで買う人が多いと筆者は考えています。
以下の「MMD研究所」による調査結果でもそれが分かりますね。
1位:2年縛りがあったから
2位:iPhone(自分の端末)で利用できるか分からなかったから
であることが分かったんだ。
IIJmioの3つのメリットを解説!
そんなIIJmioのメリットを改めて整理すると以下の3つと言えるでしょう。
IIJmioのメリット3つ
- 同業他社が驚くレベルで新機種やアップデートの対応が早い
- docomo/au、2キャリアの幅広い端末を利用できる
- 家族向けの通話割引を提供しており、家族利用に向いている
この後、分かりやすく噛み砕いてご説明します。
(1)同業他社が驚くレベルで新機種やアップデートの対応が速い
格安スマホ・SIM業界というのは常に何かしらの変化が起こっています。
IIJmioは、 OSのアップデートや新機種発売の動作確認にとても積極的です。
たとえば、以下のようなタイプの人に安心感が大きいです。
こんな人には安心のIIJmio
- 個人で新しく購入した端末を利用したい人
- もともと持っている端末でSIMを使いたい人
- 「買ったものの使えなかった」という苦い経験がある人
以下はIIJmioの検証ツイートに関する、mineoの公式アカウントの反応です。
これだけ見ても、IIJmioの検証スピードが並はずれていることが分かります。
また通信障害が起こった際の対応にも定評があります。
トラブル前提でMVNOの評価をするものではありませんが、何かしら不具合があった際に、IIJmioの対応は安心できるといえます。
(2)docomo/au、2キャリアの幅広い端末を利用できる
もうひとつ、IIJmioは「マルチキャリア」に対応しています。
つまりdocomo回線とau回線の2キャリアに対応しているので、 幅広い端末を使用することができます。
これは、
- 今使っているau/docomoの機種をそのまま使いたい
- ひとつの契約で、端末を複数使いたい
という人にはピッタリといえますね。
シェアプランを選べば、タイプD/Aをまたぎ、docomo回線とau回線の両方で使うことも可能です。
また上述したようにIIJは新機種の端末検証やアップデート対応力は業界屈指のレベルであるため、事実上使える端末の幅広さは大きなメリットです。
注意点:IIJは今後docomo回線(タイプD)をメインで進める可能性
このタイプD/Aどちらも選べるメリットですが、 今後IIJはdocomo回線(タイプD)をメインでやっていく方針だと「中の人」から情報を得ています。
その足がかりとして、タイプAを「LTEに限定」し始めたことを確認済みです。
回線仕様が特殊で、他社とは互換性が低いau端末であっても利用できるようにするための対応です。 停波が近い3G回線は対応しない方針のようですね。
2017年にはdocomoの「フルMVNO」としてサービスを提供する予定
上記の流れを後押ししているのは、IIJが国内初・ docomoの「フルMVNO」として格安SIMを提供できるようになったことです。
2014年からdocomoに対して交渉を続けていましたが、総務省の後押しもあって2016年に免状を取得しました。
フルMVNOになると、IIJmioは今まで以上に自由なサービスを提供することが可能になります。
たとえば、以下のようなことが可能になります。
フルMVNOになると出来ること
- SIMカードを管理するデータベースを所有できる
- 自社でSIMを発行することができる
よりユーザーの要望に合わせた対応が期待できると思います。
しかし、フルMVNOに移行するということは、これまでとは別サービスになってしまうことを意味します。
「利用中のユーザーがシームレスにフルMVNOに移行できるか」には注意が必要です。
この記事でも、続報が入り次第更新していきたいと思います。
(3)家族向けの通話割引を提供しているため、家族利用に向いている
IIJmioのメリット、最後は「家族向けの通話割引」を提供しているため、 家族での利用に向いているということです。
MVNOごとの中継番号を入れてダイヤルする、プレフィックス方式で通話料割引を行うMVNOは今や珍しくありません。
しかし家族(同一mioID、契約名義が同一のユーザー)向けの通話割引を提供しているMVNOは貴重です。
月額830円のオプションなら、
- 誰とでも10分定額
- 家族間に限定すれば30分まで定額
になるのは魅力ですね。
家族間通話の場合、30分を超える前に切ってかけ直せば追加料金がかかりません。
長電話であっても、30分もあれば十分ではないでしょうか。
また家族割引以外にも、
- ウイルスバスター
- iフィルター(お子様のセキュリティ保護)
といったオプション利用料は他社と同程度か若干安めです。
ファミリーシェアプランなら複数枚のSIMカードをシェアできる
また最も容量が大きいファミリーシェアプランは3~10枚のSIMカードで利用することが可能です。
名前の通り家族で利用するのに最適なプランで、10GBを無駄なく分け合えます。
オプションを駆使すると 最大60GBをシェアできるため、大家族での利用も充分対応できますね。
同一のシェアプラン内で、タイプDとタイプAの回線を混在させてもOKです。
IIJmioの4つのデメリットを解説
ここまでIIJmioの3つのメリットについてお話ししてきましたが、IIJmioには注意点・デメリットもあります。
正しく把握せずに勢いで選んでしまうと、後悔してしまうかもしれません。
ぜひ頭に入れておいてください。
IIJmioのデメリット3つ
- 通信速度は業界最速には遅れをとっている
- タイプAのうち、au VoLTEに対応していない一部機種では使えない
- 速度制限時に366MB/3日間以上利用するとさらに制限がかかる
- キャリアショップがない
(1)通信速度は業界最速には遅れをとっている
検証やアップデート対応にかなり力を入れているIIJmioですが、通信速度はUQ mobile やY!mobileのような 「業界最速クラス」には遅れを取っています。
前述のMMD研究所が2017年2月に発表した、主要3都市の通信速度調査の結果がこちら。
左から4番目がIIJmioです。
通信速度は格安SIMとしては充分ですが「通信速度をもっとも重視する!」という方は、IIJmioでなく UQ mobile、 Y!mobileが選択肢になるでしょう。
現状 「遅いわけでないが、高速な部類ではない」という表現がしっくりきます。
またIIJmioは格安SIMの老舗だけあって、ただでさえ 通信が集中しやすい昼12時頃は、がくっと速度が落ちます。
その一方、混雑しやすい時間帯以外についてはわりと安定している印象です。
(2)タイプAのうち、au VoLTEに対応していない一部機種では使えない
au VoLTE(ボルテ)というのは、LTE接続を利用して、高品質な通話が可能な仕組みです。
少し専門的な話になりますが、 タイプAは3G回線に対応していません。
VoLTEを使った通信方式
- VoLTE非対応地域:3G回線で通話
- VoLTE対応地域:VoLTEで通話
となっているため、au VoLTEに対応していない一部の機種ではどちらの場合でも通話ができません。
希望の端末がau VoLTE対応機種かどうかは、以下のページで確認できます。
(3)速度制限時に366MB/3日間以上利用するとさらに制限がかかる
- 高速通信が可能なデータ容量(クーポン)を使いきった時
- クーポンをOFFにした時
には、速度が最大200kbpsに制限されます。
この状態で 3日間あたり366MB以上通信すると、さらに低速になってしまうという現象が起こります。
データ容量を使いきっていない場合は、クーポンをONにすれば制限を回避できます。
しかし、BGMとしてradikoを流しっぱなしにするなど、 低速モードで大量に通信する使い方のユーザーは注意が必要。
OCNモバイルONEなどは速度制限時の低速モードでいくら通信しても大丈夫なので、使い方によっては気になるポイントです。
(4)キャリアショップがない
IIJmioは、Twitterやブログなどの情報発信は積極的に行っています。
また上記の通り、動作確認などのサポート面は優秀ですが、キャリアショップのような店舗はありません。
キャリアショップとは以下のような店舗です。(楽天モバイルの場合)
ビッグカメラなどの提携店舗でSIMカードの再発行手続き程度なら対応している店舗もありますが、 ショップで直接手厚いサポートを受けることは難しいでしょう。
IIJmioのメリット・デメリットまとめ
ここまでお話しした、IIJmioのメリット・デメリットをまとめた図を再度掲載しておきましょう。
じつは、IIJmioの強みとして、これまで
- バースト転送
- クーポン切り替えスイッチ
- データ繰り越し
などが挙げられることが多かったのですが、すでにこれらは珍しくない機能になっています。
通信速度も格安SIMとしては十分なレベルだとは思いますが、 最近のY!mobileやUQ mobileには到底敵わないため、通信速度を最重要視するなら上記2つのサービスが良いでしょう。
個人的には
- 新機種・不具合やアップデート対応が早い
- 幅広い端末を利用できる
- ファミリーシェアプラン、家族向け通話割引
という3点は 「はまる人には非常にぴったりはまる」強みだと思っています。
改めて、上記に魅力を感じる人ならIIJmioを持ってみて損はありません。
IIJmioに向いているのはこんな人!
IIJmioに向いている人の、具体的なイメージを整理してみました。
ファミリーシェアプランは、家族のスマホで利用するだけでなく、 タブレットやルーターに挿して利用することもできます。
- デュアルSIM・デュアルスタンバイ対応のスマホに2枚挿しすることで帯域の混雑にも強くなる
- スマホとタブレットを異なる回線で2台持ちする
といった使い方もできます。
ここまで読んでいただいて、IIJmioを選ぶかどうか、おおよそ判断がついた方も多いと思います。
後半は、 よりIIJmioをお得に使うためのプランの選び方と申し込み方法を画像つきでご説明しましょう。
IIJmioはプラン数も少なく非常にシンプルなので、格安スマホ初心者の方も安心して読んでもらえると思います。
かんたん!IIJmioのプラン選び2ステップ
IIJmioのプラン選びについては、そこまで難しいことはありません。
ポイントは2つだけです。
公式のプラン表はこちらですが、上記ポイントが分かれば、あなたにぴったりのプラン選びが簡単にできますよ。
月間データ量 | 音声通話あり | データ専用+SMS | データ専用 |
---|---|---|---|
3GB/月 |
1,600円(タイプD) 1,600円(エコプラン) 1,600円(タイプA) |
1,040円(タイプD) 900円(エコプラン) 900円(タイプA) |
900円 |
6GB/月 |
2,220円(タイプD) 2,220円(タイプA) |
1,660円(タイプD) 1,520円(タイプA) |
1,520円 |
7GB/月 | 2,400円 | 1,700円 | 該当なし |
10GB/月 |
3,260円(タイプD) 3,260円(タイプA) |
2,700円(タイプD) 2,560円(タイプA) |
2,560円 |
ステップ1.タイプDとタイプAの違いと選び方を知る
冒頭でお話しした通り、IIJmioには2種類のキャリア回線があります。
IIJmioで使える2種類のキャリア回線
- タイプD:docomo回線
- タイプA:au回線
です。
先に言っておくと、 ステップ2.は正直なところ 「あなたに合った容量を選ぶ」ことが一番です。
現在の契約での通信容量を見て選べばOKですので、難しいことはありません。
そのため、 タイプDとタイプAどっちを選ぶ?というのがIIJmioのプラン選びの肝といっても間違いありません。
それぞれの違いを分かりやすく整理していきましょう。
主なポイントは
- 対応端末
- 使える回線の種類
です。
タイプDの特徴
docomo回線であるタイプDは、 大半のSIMフリー端末や、docomo販売の端末で使えます。
docomo端末であればSIMロックは不要ですが、 au端末やソフトバンク端末はSIMロック解除が必須です。
タイプDのプランには、
- データ通信専用SIM
- データ通信SIM(SMSあり)
- 音声通話つきSIM
の3種類があります。
これまで基本的にdocomo端末でテザリングを利用することは不可能でしたが、 最近はテザリング可能な機種が増えているのも嬉しいポイントです。
これもIIJが独自に検証しているのでサイトから確認できます。
docomo VoLTEをサポートしている端末では、LTE回線を利用した高品質な音声通話システム「VoLTE」を利用することが可能ですが、 他社端末では動作する保証がないので注意が必要です。
さきほどau VoLTEの対応端末一覧をご紹介しましたが、docomo VoLTE対応端末も以下のページで確認できます。
VoLTEが利用できなくても、3G W-CDMAに対応している端末なら3G回線で通話することは可能です。
しかし、 他社端末とは互換性が低いので快適に通話できない可能性が高いでしょう。
とくにauのAndroid端末かつVoLTE非対応の場合、つながらない可能性が高いのでタイプAをオススメします。
タイプAの特徴
タイプAは、 auが販売したVoLTE対応端末や、au VoLTEに対応しているSIMフリー端末向けの回線です。
UQ mobileや mineoとは異なり、 3Gには完全に非対応です。
よって「VoLTEに対応していない端末では絶対に音声通話を利用できない」という落とし穴があります。
タイプAのプランは
- データ通信SIM(SMSあり)
- 音声通話つきSIM
の2種類です。
データ通信のみのプランはありません。
iPhone 8以降に発売された機種ならau端末でもSIMロック解除が不要ですが、それ以前に発売された機種はSIMロック解除が必須。
SIMロック解除の有無にかかわらず、iOS端末ではテザリング不可です。
au端末もすべて対応しているわけでなく、
- VoLTE対応機の一部は公式にSIMロック解除に対応していないので利用できない
- VoLTEに対応していないLTE機や3G機も使用不可
という制限があります。
改めて、タイプDとAの違いをまとめました。
タイプDとタイプAの通信速度の差
筆者のおすすめはタイプD:docomoからの移行やSIMフリースマホならこの一択
タイプDとタイプAの特徴について説明しましたが、筆者のオススメはタイプDです。
docomoからの移行やSIMフリースマートフォンで使用するなら タイプDを選んでおくのが正解でしょう。
またこれはau系全般に言えることですが、 タイプAはiOS端末ではテザリングができません。
SIMロック解除済みのiPhoneで、テザリングを使用したいならタイプDを選ぶべきだといえます。
注意するポイント
SIMロック解除に関するルールが変更(MVNOロック廃止)されたため、au版のiPhone 8/8 Plusもdocomo版と同様に、SIMロックを解除せずともタイプAで利用可能です。
iPhone 8に限らず、今後発売される機種はすべてMVNOロックが廃止される予定です。
ステップ2.通信容量でプランを決める
通信容量の選び方はシンプルで、現在 キャリアで契約しているパケット定額の容量に合わせればOKです。
- 3GB
- 6GB
- 7GB
- 10GB
LINEやメールのやり取りやウェブサイト閲覧が主な人なら3GBで充分。
Youtube動画やゲームを頻繁にする人なら10GBがオススメです。ちなみに筆者は10GBプランを契約しています。
いざとなれば20GBと30GBの大容量オプションを追加できます。
これによって「バンドルクーポン(毎月付与される基本の通信容量)だけだと全く足りなかった」という場合も、即日追加購入が可能です。
かなりまとまった容量の購入なのですが 「20GBで3,100円」と通常のクーポンよりもかなり割安なので、他社と比較してもお得なポイントといえます。
ただ、2つ補足しておきたいことがあります。
【補足】
- 大容量オプションは廃止しなければ毎月自動課金されるの
- 大容量プラン加入月は容量も料金も日割で計算されるので、20GBもしくは30GBが全て付与されるわけではない
しかし、その月が残り1日だとしても最低1GBは追加されることになるので充分だと思います。
参考: IIJmio
IIJmioが使える端末&セットプランの端末表一覧
この機会に端末も買い換えるという方に向けて、
- IIJmioで利用できるスマホ端末
- 端末とSIMのセットプラン
の代表的なものを以下にまとめています。
月額料金 3,002円/月
端末 |
HUAWEI GR5
|
---|---|
プラン |
音声通話+データ通信SIM 音声通話機能付きSIM(みおふぉん) ミニマムスタートプラン
|
月額料金 3,173円/月
端末 |
ZenFone 3
|
---|---|
プラン |
SMS+データ通信SIM IIJmioモバイルサービス タイプA SMS機能付きSIM ライトスタートプラン
|
月額料金 2,903円/月
端末 |
arrows M03
|
---|---|
プラン |
SMS+データ通信SIM IIJmioモバイルサービス タイプA SMS機能付きSIM ライトスタートプラン
|
月額料金 2,983円/月
端末 |
arrows M03
|
---|---|
プラン |
音声通話+データ通信SIM IIJmioモバイルサービス タイプA 音声通話機能付きSIM(みおふぉん) ミニマムスタートプラン
|
月額料金 2,453円/月
端末 |
ZenFone Go
|
---|---|
プラン |
音声通話+データ通信SIM IIJmioモバイルサービス タイプA 音声通話機能付きSIM(みおふぉん) ミニマムスタートプラン
|
月額料金 3,622円/月
端末 |
HUAWEI GR5
|
---|---|
プラン |
音声通話+データ通信SIM 音声通話機能付きSIM(みおふぉん) ライトスタートプラン
|
手順が一目で分かる!IIJmioの申し込み方法を解説
IIJmioは申込方法もシンプルなので迷わずにできると思いますが、念のため申し込み手順を画像つきで説明しておきましょう。
まず「申し込み」から、
- IIJmio公式サイトから申し込む
- パッケージを購入する
を選択します。
パッケージとは、amazonなどのショッピングサイトや電器店で購入できるSIMカードです。
購入したSIMカードに書かれている電話番号とパスコードを使って認証を行い、契約を申し込む形です。
ここでは 「IIJmio公式サイトからの申し込み」を選びました。
公式ページで 端末を同時に購入するか、SIMのみ購入するかを選択します。
別ショップで端末を購入する場合はここでは「SIMのみ購入」になりますね。
回線、SIMカードの大きさ、料金プランを次の画面で選択します。
下に進むとオプションを選ぶ画面になります。
つい、あれこれチェックをつけておきたくなりますが、 思っているより金額が一気にあがるので注意しましょう。
個人情報を入力する画面に移るので、
- 氏名、住所、連絡先など
- クレジットカード情報
などを入力します。
入力すべき項目はここまでです。
あとは内容を確認し、 送信すれば申し込み完了です。
SIMカードが自宅に届いたら、端末にセットして利用開始できます。
まとめ
さて、今回お伝えしたIIJmioのメリット・デメリットは以下の通りです。
とくにこれからiPhone X、発売済みのiPhone 8やhonor 9など、新機種がどんどん登場していきます。
新機種発売直後は、アップデートも色々と発生するものです。
その点で、 IIJmioの強みが発揮される場面が増えていくと思っています。ぜひあなたのスマホ・SIM選びの参考にしていただければと思います。