【11月6日 AFP】(更新、写真追加)米テキサス(Texas)州のキリスト教会で5日、銃撃事件が発生し、朝の礼拝に参加していた信者ら少なくとも20人が死亡した。地元メディアが伝えた。

 事件が起きたのは同州サンアントニオ(San Antonio)から南東50キロに位置するサザーランドスプリングス(Sutherland Springs)にあるファースト・バプテスト教会(First Baptist Church)。

 一部当局者らの話として、27人死亡、20人以上が負傷と伝えているメディアもある。

 銃撃犯は正午前に歩いて教会に入り、発砲したとされる。目撃者らの話では、普段約50人が参加する朝の礼拝の最中だったという。地元紙ダラス・モーニング・ニュース(Dallas Morning News)の電子版は、負傷者の中には2歳児も含まれていると伝えている。

 CNNは当局の話として、銃撃犯は短時間の逃亡後に死亡したと報じている。犯人が警察によって射殺されたか、自殺したかは不明。

 連邦捜査局(FBI)およびアルコール・たばこ・銃器取締局(ATF)は、職員らが現地に向かっていると発表した。

 米国では1か月前に、ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)で銃撃犯がホテルの部屋から野外コンサート会場に向けて乱射、58人が死亡、数百人が負傷する事件が発生したばかり。

 また教会が狙われた事件としては、2年前にサウスカロライナ(South Carolina)州チャールストン(Charleston)の歴史的に有名な黒人教会で、白人至上主義者が銃を乱射し9人が死亡する事件も起きている。(c)AFP