というわけで、答えです!
※国会図書館の画像を利用しています。
国立国会図書館デジタルコレクション - 相撲浮世絵複刻. 第1輯
6ページ目です。
◆第1問の答え◆
うしうむらやまこほ(本)りなか(可)とろむらさん
羽州村山郡長瀞村産
高サ三尺九寸九分
大童山文五郎
卯ノ八才
現代仮名遣いで表記すると、
うしゅう むらやまごおり ながとろむらさん
です。
「羽州」は出羽国、今の山形県です。
「八才」というのは数え年で、現代なら七才です。
「高サ三尺九寸九分」は、身長約120センチということです。
私には子供がいないので、七歳の身長としては高いのか低いのかわかりません。
◆第2問の答え◆
当年掴増
目方二拾壱貫五百目余
は(者)ら三尺九寸まは(ハ)り
現代仮名遣いで表記すると
はら まわり
つまり
腹回りということですね。
「目方二拾壱貫五百目余」は、体重約80キロ、
「はら三尺九寸まはり」は、腹囲約118センチ、身長と同じくらいですね!!!
これだけ大きな子供は、当時、かなり珍しかったようです。
大童山はもちろん実際には相撲は取らず、土俵入りだけをした、いわゆる見世物的な存在でした。
成人してからは、実際に相撲を取ったみたいですが、すぐに引退しています。
引退後は商売をして繁盛したようですが、三十代半ばで亡くなってしまったそうです。
だいどうざんの巻 おしまい