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一緒に働いていると、博士卒の研究力の高さを痛感します。
一緒に働いていると、博士卒の研究力の高さを痛感します。
・アイデアの質がとにかく高い
・論理的思考力がずば抜けている
一方の私は修士卒。
負けず嫌いなのもあり、以下のように思っています。
・博士卒の方々と同等以上の働きをしたい
・博士卒に研究職の座を奪われたくない
・自分なりのオリジナリティをもって勝負したい
・基礎的な力=研究力は負けたくない
修士卒と博士卒の違い
博士卒で入ってくる人は、アカデミックでの専攻を仕事に引き継ぎます。
一方、修士卒は9割方違うテーマに取り組みます。
そのため両者には、基礎知識に大きな隔たりがあります。
修士卒は専攻を引き継げないため、基礎知識がスカスカになりがちです。
修士卒の専攻が問われない理由
以下の2点が主な理由でしょう。
・知識は入社してからつければいい
・考える力の方が大切
私が抱く2つの疑問
上述の意見に関して、私は2つの疑問を抱いています。
・入社してから知識をつける人はどれだけいるのか?
・修士卒の「考える力」は十分なのか?
私は「自助努力で知識をつける人は少ないし、考える力も不十分な人が多い」と感じます。
私自身もそうでした。
何の考えも持たずに仕事を1年やっても、入社前と実力は変わりませんでした。
この痛い経験を通して「博士卒に追いつくには、自分で努力しなければいけない」という当り前のことに気づきました。
なので今は、博士卒と同等以上のパフォーマンスを発揮できるように、色々意識してやっています。
VS 博士卒のために意識してやっている7つのこと
①とにかく勉強する
圧倒的な力量差を埋めるため、細切れ時間で勉強しています。
今のテーマに関する基本書を2冊読みました。
読む前に比べて、現象を正確にイメージできるようになりました。
ヒラメキ・発見の数も増えました。
【参考記事】
②時間をかけて計画を練る
論理的な思考力が劣るので、見直しにより思考の穴をカバーしています。
数で勝負しようとするのは逆効果でした。
量産した企画はいずれも穴があり、上司からは「もう少し丁寧に仕事をしてくれ」と諭されてしまいました。
「企画を多く生んでくれた」という良い評価ではなく「仕事が荒い」という悪い評価になってしまったのです。
使えないアイデアが100よりも、使えるアイデアが1の方が仕事に役立つのです。
③ディスカッションを積む
上司・同僚・部下に新しいアイデアをこまめに見せています。
・論理的思考力を養うため
・客観的な視点を身につけるため
大抵はアイデアを否定・修正されます。
痛みを伴いますが、より多くの人の観賞に耐えうるアイデアに昇華できます。
④報告会では必ず質問する
自分は意見を持っているというアピールができます。
その他大勢に埋もれないように心がけています。
研究力をつけるトレーニングにもなります。
・話の要点を短時間でつかむ
・皆に分かってもらえるように話す
「聴衆全体のためになる質問は何か」と考えると、質問の質が上がります。
⑤タイムマネジメント力を磨く
論理的思考力以外の面で勝負することも忘れません。
私の周囲の博士卒の方々は、時間管理は人並みです。
むしろ、のんびりした方が散見されます。
私の長所の一つは「時間のワクを決めて、その中で徹底的にパフォーマンスを上げられる力」。
これを活かして博士卒並みの成果を出せないかと思案しています。
工夫としては、
・ビジネス書から時間管理術を学ぶ
・タイマーをセットして文書作業をする
・一日に達成することを3つ決める
等をしています。
これらの工夫をすることで
・特許作成にかける時間
・実験にかかる時間
などが短縮できました。
【参考記事】
【参考記事】
⑥博士卒の方々の思考を盗む
私の直属の上司は博士卒です。
日々アイデアを相談に行くのですが、その時の否定のされ方をチェックしています。
・出した資料のどこで顔をしかめたか
・説明のどこで「分からない」と言われたか
・どのような対案を出されたか
・どのような問題点があると言われたか
このようにチェックしていくことで、上司の考え方の断片をコピーすることができます。
自分の考え方に接ぎ木することで、オリジナリティを高められます。
⑦絶対に体調を崩さない
仕事には信頼関係が不可欠です。
私が得意な事を信頼につなげようと考えました。
私は毎朝ランニングしているので、抵抗力が高いです。
(この記事に書いたように、体調管理にも気をつけています)
そこで「毎日コンスタントに仕事をこなす」ことをウリにしています。
没頭が過ぎると体調を崩しやすくなります。
博士卒の方々は、おしなべて体調管理が下手な印象があります。
ここで一つ、アドバンテージを取ることができています。
入社してから今まで、体調不良による欠勤はゼロ。
同僚からも「あいつは絶対に休まない『鉄の身体だ』」との評判を得ています。
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博士卒の方々がPh.Dを得るまでに培った力を、企業研究の中でどう培うか。
これも私のテーマの一つです。
「修士卒でも博士卒と同等以上の研究ができる」
ということを伝えられるようになれたらな、と思っています。
そのためには、日々精進あるのみです。
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