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SEOと文字数は関係があるのか?

ブログの文字数の目安はどのくらい?

これ、ブロガーやアフィリエイターにとっては永遠の疑問ですよね。

 

試しにいろいろググってみても、どのサイトも口を揃えて

SEOと文字数は関係ない。ユーザーの検索意図を満たしているものが上位表示される。

な〜んてことしか書いていません。

 

まぁそれはそれで納得ですし、真実なのでしょう。

Googleの中の人も「文字数で検索順位を決めるアルゴリズムは存在しない」って断言してますしね。

 

でも、本当に、本当にそうなんでしょうか?

感覚的にはどう考えても、短文よりも長文のほうが検索上位をとれているようか気がしますし。

事実わたしが運営するいくつかブログをみても、ビッグワードで上位表示されているのは長文の記事ばかりです。

 

ならば実際どうなのかをハッキリと白黒つけよう!ってことで…

今回は以下のような調査を行なってみました。

【SEOと文字数の相関関係を調査】

実際にGoogle検索をして調べる
1サイトずつ文字数を計測していく
検索順位が1~30位、51~60位、71~80位、91~100位のサイトで調査する
キーワードは偏りが出ないよう5つ選択

 

・・・いちおう言っておきますが、めっちゃ大変でした。

合計300サイトの文字数を1つ1つ調べたわけですからね。。

大変でしたが、その甲斐あってすごくわかりやすい真実が判明したんです。

今回の内容は、要チェックですよ!

結論!SEOと文字数は関係ありまくり!!

結論から先に言います。

今回の調査結果では文字数が多ければ多いほど検索結果の表示順位は上がる!との明確な結果がでました。

つまり「SEOと文字数は相関関係がある!」ということです。と言うかありまくりです。

まずは下記のグラフをご覧ください。

SEOと文字数の関係グラフ。文字数が多くなるほど全てのキーワードで検索結果の順位が上がっている。

※調査は2017年11月月初時点のGoogle検索の結果を集計したもの

 

このグラフを見ると、検索順位が上位になればなるほど、比例して文字数が増えていることがわかります。

多少の例外こそあるものの、どのキーワードに関しても比較的キレイにその相関関係が成り立っていますよね。

こんなに明確な答えが出るなんて予想していなかったので、筆者自身かなり衝撃的でした…。

 

もう一度言います。

SEOと文字数は関係があります!

そして、文字数が多いほうが検索上位になりやすいのです!

つまり長文SEOは効果があるということですね!

 

いろいろと異論や反論が出てきそうですが、事実そうなんだからしょうがない。

数字は嘘をつきません。真実のみを語ります。

以上。

 

…で終わってしまってはちょっと乱暴なので、

以降では、今回の調査から得られた示唆や、実際にサイトを1つ1つチェックしてみて気付いたこと、

どうしてこのような結果になったのか、などの検証と感想をまとめておきます。

 

ブログやアフィリエイトのSEOに取り組む方にとってはとても有益な情報だと思いますので

ぜひぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。

 

ブログに必要な文字数の目安は8,500文字!

下記の表は、前述のグラフの元データです。
※グラフは横にスクロールします。

キーワード 平均文字数 月間検索
ボリューム
1~10位 11~20位 21~30位 51~60位 71~80位 91~100位
脱毛 6551 4943 2330 2579 2706 2269 220001
節約術 6310 4867 2069 2042 1920 1090 44401
会社 辞めたい 5284 4042 5546 3451 2036 2231 34041
葉酸 サプリ 11616 4703 5858 4124 4112 7196 41630
ブログ 書き方 6121 5818 7104 2477 3151 3353 3681
平均 7176 4875 4581 2935 2785 3228

これを見ると検索結果の上位を狙うために必要な文字数がわかります。

1ページ目の文字数は、平均7,200文字
2~3ページ目の文字数は、平均4,700文字
5ページ以下の文字数は、平均3,000文字

 

さらに上位1〜3位だけに絞って計算してみると、下記のような結果となります。

キーワード

1~3位の平均文字数

脱毛 7452
節約術 11999
会社 辞めたい 5408
葉酸 サプリ 10405
ブログ 書き方 7532
平均 8559
 
3位以内の文字数は、平均8,500文字

 

どうですか?
わかりやすい目安ではないでしょうか?

今後SEOを意識してブログなどの記事を書くのであれば、最低8,500文字以上の文字数を指標としましょう。

 

…だがしかし!

当然ながら、ただ文字数を増やせば検索順位が上がるというわけではありませんよ。

次章以降もしっかりとお読みいただけると幸いです。

 

文字数が多ければ何でもOKではない!

繰り返しになりますが、ただ文字数が多ければSEO効果があるというわけではありません

もちろんです。そんな簡単なことで上位表示できたらみんな苦労はしません。

 

ただ文字数を増やすだけではなく、

そこに書かれている内容が検索エンジンに評価されるものになっているかが重要なのです。

 

今回の調査のなかでも、文字数が多いのに検索順位が低い(=検索エンジンからの評価が低い)サイトの傾向がわかりましたので、

得られた示唆をまとめておきます。

【文字数が多いのに検索順位が低いNG事例】

口コミをやたら集めただけ
書いてあることが他サイトとほぼ同じ
他サイトからのコピペを切り貼りしただけ
パクってちょこっとリライトしただけ
必要ない情報をダラダラ書いただけ
そもそもドメインパワーが弱い(ドメイン取得から間もない、記事数が少ない、他の記事が弱すぎる など)

 

これらの特徴があるサイトは、文字数が多くても順位が低い傾向にあります。

(なかには5万文字以上も書いたのに、100位圏外ギリギリをうろうろしているお疲れ様な記事もありました…)

つまり、読者にとって本当に必要で有益な情報が書かれていないと、文字数にかかわらず検索エンジンには評価されないということですね。

 

文字数が少なくても上位表示される例とは?

逆に、文字数が少なくても1ページ目などの検索上位に表示されている例も少なからずありました。

いくつか事例をあげてみましょう。

【文字数が少なくても上位表示されている例】

知名度の高い有名企業やサービスなど
すぐに結論が知りたい情報分野
長い説明が必要のない分野
そもそもライバルが少ない分野
Twitter、Facebook、YouTubeなど

 

すぐに結論が知りたいというのは、たとえば天気予報などがわかりやすいですかね?

今日の天気を知りたいのに、ダラダラとした長い文章なんて必要ありません。

天気と気温を、パッと見てわかるビジュアルで、すぐに見せてあげることが大切です。

簡単にすばやく必要な情報だけを見たい!というのが検索者のニーズですからね。

 

あとは、そもそもライバルが少ない分野。

検索結果に出てくるサイト数が少ないわけですから、もちろんそれほど情報量がなくても評価が受けやすいわけです。

 

また、今回の調査でもっとも顕著だったのは、「知名度の高い有名企業や有名サービス」が上位表示されている事例です。

近ごろ頻繁にアップデートされているGoogleの検索アルゴリズムも、「信頼性が高い情報やサイト」を上位表示させるような傾向が見られるので、

そのへんの評価基準が反映されているのだろうと思います。

 

まぁ、われわれ個人サイトやブログなどの運営者はこのへんのサイトと勝負しても勝ち目がありませんので…

それ以外のところで頑張りましょうね。

 

ちなみに、文字数が多いほうがよいパターンとしては、下記のようなものが考えられます。

【文字数が多いほうがよい例】

たくさんの情報量が必要な分野
じっくり情報を吟味して比較検討したい商品
ライバルが多くて競争が激しい分野

 

Googleは嘘をついているのか?

Googleロゴ

しかし、ここに1つ疑問が残ります。

Googleはそもそも「文字量を評価して検索順位を変えるようなアルゴリズムはない。」と言っています。

Googleのスポークスマンであるジョン・ミューラー氏の発言を以下に引用しておきましょう。

Googleには、例えば「100語以下じゃダメ、200から500語ならOK、500語以上で画像も多ければ最高」みたいな、そんなアルゴリズムはない。Googleはそのようには見ていないんだ。

Googleはページ全体を見て、それが本当に他より優れていてユーザの検索意図にかなったものかを評価している。そんなページでさえあれば、文章の長短、画像の量などは好きにしていい。

 

今回の調査結果が正しいとすると、このGoogleのミューラー氏の発言は嘘なのか?ということになります。

 

いいえ、嘘ではありません。

Googleの検索アルゴリズムは、文字量をランキング要素に加えていません。

つまり文字数の多い少ないはSEOに関係ないのです。

 

…ん? なにか矛盾がありますね。

文字数は検索順位に関係があるって言ったり、今度は関係がないって言ったり、

どっちが本当なんでしょうか?

 

そのカラクリは次章でじっくりと解説したいと思います。

 

文字数はSEOに“間接的に”影響する!

Googleの検索エンジンには、文字数を検索順位に影響させるアルゴリズムはありません

これは何度もいうように、真実です。

でも、結果的には文字数が多いほうが検索順位が上がっています

 

これはつまり…

文字数はSEOに“直接的”には影響しないものの“間接的”には影響するのだということになります。

言いかえると、文字数が増えることで上位掲載のための“ほかの条件”を満たすため、

結果的に検索順位が上昇するのだということです。

 

この“ほかの条件”というのが何なのかは明確にはわかりませんが、

おそらく、検索ユーザーが探している情報をふくむ可能性が高くなるから情報の網羅性が高くなるから、ではないでしょうか。

つまり、検索者が求めていそうな情報をいっぱい書いておけば、どれかはニーズに応えられるだろうというわけですね。

(下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、みたいな)

 

単純でバカバカしい仮説ではありますが、たぶんこれは正しいです。

だって情報量が多ければ検索者のニーズを満たす確率も高くなるわけですから、

ユーザーにとってもGoogleにとっても、メリットであることは間違いないですよね。

これが文字数が多いほうがSEOに有利であるという、本当の理由なのです。

 

ただし、あくまでユーザーの求めている情報じゃないとムダですよ。

ニーズのない情報をいくらたくさん盛り込んでも、SEO的に意味はないのです。

 

まとめ|長文SEOを成功させるコツとは?

ブログに広告を貼る

では、今回のまとめです。

まず実際に検索して調査することで、文字数とSEOは相関関係があることがわかりましたね。

さらに、文字数は多ければ多いほうが検索順位が上がるということが実証されました。

これは理屈ではなく、客観的な事実です。

 

この理由としては、文字数が多いほうが検索者のニーズを満たす可能性が高くなるためです。

単純に、情報量が多いほうがユーザーの求めている欲求や悩みの解決方法が含まれる確率が高くなりますよね。

 

とはいえ、ただ文字数が多いだけではSEO効果はありません

検索エンジンからの評価を高めるためには、下記のような点に注意する必要があります。

【長文SEOを成功させるコツ】

必要のない情報は書かない
コピペやパクリなどのズルをしない
ライバルサイト以上の質と量をめざす
読者の悩みや欲求を解決することが最重要
誰のどんなニーズを解決するのかを意識する
サジェストワードや関連ワードで検索ユーザーの目的を把握する

つまり、検索者にとって有益な情報だけを、ライバルよりも詳しく丁寧に記載しましょうということですね。

 

SEOの効果を高めるSEOライティングについては、下記の記事にまとめてますのでぜひ合わせてお読みください。

【SEOライティング術】ブログを書くまえの“事前準備”で検索順位が決まる!

 

おまけ|無料ブログはもはや絶滅寸前だ…。

これは次回の記事でくわしく書こうかと考えておりますが、

今回は「無料ブログとWordPressではどちらが検索上位に表示されているのか?」の調査も兼ねていました。

結果的には、もう勝負にならないくらいWordPressのボロ勝ちだったわけですが…

 

というか、無料ブログは検索上位にもうほとんど存在していません。

数年前におなじような調査をしたときには、まだかなりの数の無料ブログが検索上位に存在していたのですが…

この数年で劇的に状況が変わったということでしょうね。

 

いずれにせよ、あなたのブログのSEO効果を最大限に高めるのであれば、

1秒でもはやくWordPressに移行すべきですよ。

ってことで、さっそく筆者いちおしのエックスサーバーを借りて、独自ドメインを取得して、WordPressをはじめちゃいましょ!

(以上CMでした)

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