舟木一夫、急性前立腺炎から完全復活「じいさん、頑張ってるな」
2017年11月5日18時37分 スポーツ報知
歌手の舟木一夫(72)が5日、東京・中野サンプラザで、芸能生活55周年コンサートツアーのファイナル公演(6日まで)の初日を終えた。
1月に新橋演舞場からスタートし、55か所111公演。終盤は病との戦いだった。9月に急性前立腺炎に襲われ10日間の入院と2週間の自宅療養を強いられた。退院後には肩甲骨を傷め、10月に4日間再び入院した。
この日、公演前に取材に応じた舟木は、急性前立腺炎の症状について「カーンと熱が上がらないが、微熱が続いた。トイレの間隔が近くなった」。コンサートで1時間50分歌い続ける舟木にとっては“難敵”。「痛いのですか」と質問した若い男性リポーターに対して「あなたも40年したら分かる。老衰してくればみんな出る」と冗談交じりに答え、笑わせた。現在の体調は「万全です」とアピールした。
コンサートでは、アンコールを含め23曲熱唱した。1963年のデビュー曲「高校三年生」を1曲目に披露し、満員2200人から大歓声が起きた。さらに72年のレコーディング以来、今ツアーまで歌ったことがないという17分間の“幻の組曲”、「日本の四季~春夏秋冬」を歌い上げた。
55年の芸能生活を振り返り、「何しろ早かった。ここまで、やれると思わなかった。じいさん、頑張ってるな」と照れながら自賛した。