やっぱ一流企業っていうのはね。
ただその分会社の上にあぐらをかいてるんじゃないか…。
サンドウィッチマン先生大手スナック菓子メーカーで語る切り口とは?大人が何やってんだ。
今回の先生は彼ら。
わっこんななってるんだ。
すごいきれいだね。
ここは東京・丸の内に本社を構える大手スナック菓子メーカー。
教える生徒はこちらの社員18名。
20〜40代年齢も部署もさまざま。
そんな漫才のテクニックはビジネスの現場でどう役立つのか?すごい会社なんですね。
ただその分…この授業がいかに有効か今回も…おい行くぞ。
行ってきま〜す。
いよいよ授業開始。
(ノック)こんにちは。
(拍手)どうも初めましてサンドウィッチマンと申します。
こんにちは。
こんにちは。
どうもどうも。
漫才師がですね皆さんのようなビジネスマンに対して偉そうに授業をするというね。
どういう気持ちですか?皆さん。
(笑い声)お前らが何を言うんだみたいなね。
実は僕もですね芸人になる前は5年間営業マンやってたんですよ。
福祉用具のね会社だったんですけど。
老人をだましてね。
老人だましてない。
老人だましてないです。
まあまあ何かしらね得るものがあれば…。
そう何かしらはねきっと得るものあると思いますそれは。
そう思ってそう願って進行していきたいなと思いますのでひとつよろしくお願い致します。
お願いします。
さあという事で今回ですね我々サンドウィッチマンが伝えたいテーマこちらでございます。
こちらです。
さあ富澤切り口いろいろありますが。
そうですねだからお菓子なんかもね切り口ありますよね。
ねえ。
まず食べるためには切り口をバカッと開ける。
さああとは?あとは会話のね切り口とか。
「斬新な切り口で来ますね」とかね。
着眼点とかそういう事ですね切り口。
発想とかね。
そういうのをいろいろねお話ししていきたいなと。
その2つの切り口から1時間目話の冒頭入り方について。
事前に皆さんにはアンケートに答えて頂いております。
その中からですね我々が気になった悩みについてちょっとずつお話ししていきたいなと思います。
さあ松永さん。
ねっこんにちは。
こんにちは。
自己紹介と悩みを我々に教えて下さい。
仕事は主にこう小売業さんに対して…。
あっ小売業さん小売業さん。
カルビー商品のご案内もするんですけどスナック…まあいわゆるお菓子全部に対してどういうふうにするのが一番いいですかねっていうコーディネートみたいな感じの仕事をしています。
悩みとしては…。
悩み…はい。
結構小売業さんにそういう意味でプレゼンする機会が多いんですけど結構言いたい事があるんですけどそこまでなかなかいかなくてですね……っていう事が多くて。
致命的ですねそれ。
致命的な悩みをちょっと抱え…。
要するにプレゼンがうまくまとまらないと。
プレゼンのポイントですよね。
はい「プレゼンのポイント」でございます。
これをまずねしっかり考えなくちゃいけないですね。
松永さんなんですがふだんやってるプレゼンを実は映像で僕ら入手しました。
その様子がこちら。
ふだんどおり小売店に秋の新商品を5分ほど説明し薦める流れ。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
こうやってお時間頂いてありがとうございました。
まずは初対面の挨拶。
そして…。
本日は販促のご提案っていう形で9月のですね御社へのご提案っていう形になります。
その前に冒頭実績のご報告させて頂いたあとにじゃあこういった事はどうですかっていうご提案っていうような形になっております。
柔らかい口調で話し始め…まずこちらが先月の実績になります。
前年の実績を超えるような計画で組んできたんですが実績のところがですね前年のところの90%ぐらいっていう形に割り込んでおります。
ここまで1分20秒。
こちらの方もですね結果としては前年の実績の8割ぐらいっていう形になってまして…。
ほかの商品へと話題を移すが同じく反省点。
ここまで2分10秒。
販促のご提案っていう形で。
今回は秋のご提案になります。
最後に本題新商品の提案。
実は10月13日っていうのがサツマイモの日という形でここに向けて9月から売り場の方を作っていきたいというふうに思っています。
挨拶から本題まで松永さんのプレゼンの流れでしたが…。
僕が見た瞬間思ったのはまあ暗いですよね。
そうですね暗い…。
どう思います?自分で見て。
松永さん。
客観的に自分を見る事がなかったんですけどこう見るとちょっと声も低い…。
トーンもね低いし。
暗い印象は確かに受けました。
なるほどね。
荒木さんどう思いました?ごめんなさいね何か。
こんなにディスられると…。
さらし者みたいに…。
率直に意見を。
(笑い声)そうですね。
「カルビーの松永です」。
しゃべってる事もね…それはあなたの知識がないだけですから。
台本化にしました。
こっち…。
「本日お時間頂きましてありがとうございました」。
挨拶があります。
で前回の販売実績と反省をまず述べると。
もうこれが長い訳です結構ね。
1分50秒…2分ぐらい。
あのテンションで入られて…。
(笑い声)反省をまず始める訳ですね。
そうですね。
新商品というか時期的なね旬の商品のご提案という事なんですが。
これってどうなんですか?会社的にこの方式なんですか?そのやり方というかプレゼンの。
聞いてて特に…比較的スタンダードな説明のしかたをしてるんじゃないかと思いました。
どうですか?富澤ぶっちゃけ。
本当に言いたいのはどこなんだろうっていう。
本当に言いたいのはですねこの辺からなんですよ。
ここら辺。
…っていう事ですよね。
(松永)そうですね。
おいしいお菓子出ますよと10月に。
それが本当は言いたい?
(松永)そうですね。
そこが一番今回言いたかった事です。
そこまでがまあよどんでるというか。
切り口としてはなかなか…。
まあ挨拶から始まるのはもちろんの事なんですが最初こっち言った方がいいんじゃないのかなって僕らはちょっと思う訳ですよ。
割と本題の…。
うんまあこの辺からズドンといっていいんじゃないのかなと。
最初にまずどうしても言いたい事を言う。
それがまあ大きな切り口。
要するに漫才でいうツカミなんじゃないのかなという。
早めに本題に入りたい。
はいそうなんです。
さあ我々サンドウィッチマンの漫才のネタでおすし屋さんのネタがあるんですよ。
我々がいかに最速でネタに引き込むかという。
これはもう本当に漫才師のテーマ。
「この番組は4分でやって下さい」。
「うちの番組は3分でやって下さい」。
同じネタをですよ。
だったらダラダラダラダラその設定に入る前にしゃべる事をなくそうというそういう僕らの中での勝負なんですね。
そんな2人の漫才への入り方見てみましょう。
早く笑わせ早く中身へ。
どうもサンドウィッチマンでございます。
明けましておめでとうございます。
ちょっとねお正月らしいネクタイですよこれね。
西って書いてある。
西じゃない酉っていうの。
あっ酉なんですか。
漢字が似てるけどね。
今日どっちかっていうと俺ら東で出てるから。
酉でございます。
よろしくお願いします今年もね。
間違いない。
間違いない。
あっおすし屋さんだ。
興奮してきたな。
ちょっと入ってみようかな。
ガラガラガラガラ。
ヘイヘイヘイヘイヘイラッシャイ。
少年野球か。
うるせえなヘイが。
1回でいいんだバカ野郎。
何様ですか?何名様だろ。
まあ僕らの今度ね台本用意しましたこれね。
ツカミいわゆる切り口ですね。
「明けまして」…。
この辺は適当な挨拶ですね。
雑談ですよはっきり言って。
で本題はこっからなんです。
このネタだとおすし屋さんとお客さんっていう。
その設定にいかに早く入るかっていうのを考えてやってる訳です。
そうすると…いるじゃないですかいろんな漫才師。
「いや〜俺ねおすし屋さんやってみたいんだよね」。
「あっそうなんだ」。
「そうそうだからあなたがおすし屋さんやって俺お客さんで入ってくるから」。
「ちょっとやってみようか」。
ここが邪魔なんですよ。
でここは面白くないじゃないですか。
別になくてもいいなって。
そうだから「興奮してきたなおすし屋さんだ」っつって「おすし屋さんだ」って僕が言えばもうそれはお客さんな訳で。
そういうふうにいかに分かりやすくスッと入るかなんですよね。
僕らのネタってボケとツッコミの応酬なんですよね。
1行ボケて1行突っ込んで…。
無駄を省いてるんで結構。
すごく無駄を省くんですよ。
なので…そうですね。
ここら辺で面白くないとっていう。
このネタのツカミは「おすし屋さんだ。
興奮してきたなちょっと入ってみよう」。
そしたら富澤が「ヘイヘイヘイヘイヘイラッシャイ」。
で僕が「少年野球か」と。
「うるせえんだよヘイが」。
これが基本的に僕らの中でツカミですね。
で「何様」「何名様だろ」。
この辺でガッと…。
もう皆さんここで見る気になる訳ですよね。
この辺でつかんだらもうず〜っとつかみっ放し。
もう放さないですよね。
やめられない止まらないですよ。
うまいうまい。
この授業の様子別室で目を光らせていたのはスゴ腕ビジネスウーマン和田裕美。
企業に勤務時代有名英語学習プログラムを記録的に売り上げた実績。
ここまでのサンドウィッチマン先生の話をどう見るのか。
解説して頂くと…。
最初から先ほどの松永さんの話だと一体これから物語が何始まるのかが分からないので最後まで聞くのが不安になっちゃうんですね聞いてる方が。
ジョブズとかでも最初にズバッて言ってからプレゼンでガッて興味を引きますけどサンドさんの言うように興味のあるものを持ってくるというのはすごいいい事だと思います。
皆さん誰もが知ってる会社で働いてる訳ですよ。
この「カルビーの」もいらないぐらいですよ。
いや知ってますけどみたいな。
すごい会社なんですよね。
やっぱ一流企業っていうのはね。
ただその分会社の上にアグラをかいてる…。
(笑い声)カルビーという名前の上にね。
だから俺はこれをやっても許されるんだ…。
「あっどうもあのカルビーですけど」。
どっかにそういうね…。
そういうおごりというかね。
感じ悪い感じにちょっとなりますね。
「テングの松永と申します」。
(笑い声)俺これすごく好きで。
ちょっとクイズみたいな感じで「10月13日って何の日か知ってます?」っていうところから入っても面白いのかな。
例えばだから僕がカルビーの人で得意先。
はい。
あっどうも。
どうも。
すみませんお時間頂きまして。
あのすみません富澤さん突然ですが4月30日って何の日か知ってます?えっ4月30日?何でしょうね。
ちなみに僕の誕生日…。
誕生日ですよね。
おめでとうございます。
あっご存じですか?我が社のカルビーの創立日でもあるんですよ。
あっそうでしたか。
そうなんですそうなんです。
これは何かご縁が…。
(2人)あるかもしれませんね。
この流れで聞くんですけど10月13日って何の日か知ってます?えっ10月13日?もしかして伊達さんの誕生日…。
いや違うんですよ残念でした。
サツマイモの日なんですよ。
どういう事ですか?
(笑い声)ほら食いついた。
食いついたでしょ?食いつきました。
これですよ。
(拍手)これこれ。
ねっ。
で本当に4月30日は富澤の誕生日でもありカルビーの創立日でもあるんですね。
いや「へ〜」じゃないです。
これどうです?ビジネス的にいうと日付を出すっていうのはクロージングっていう契約を求めやすい言い方になるんですね。
で要は10月13日って言ってしまうとそのイベントに合わせて商品を購入して並べるっていう期限が出来るのでクロージングが松永さんができてらっしゃるって事なのですばらしいと思います。
切り口…。
切り口そこですよ。
入り入り大事かなと。
さっきの10月13日のクイズみたいなまあまあお客さんも知ってるでしょうけどちょっと知らないような事をクイズ形式で出すとかすると「あの人ね必ずプレゼンでクイズ出してくるんだよ」。
そういうのもちょっと面白いかなと思うんですよね。
まあだから最初の1分ぐらいですよね。
見てもらえば何となく分かるんじゃないですか。
映画とかもそうじゃないですか。
ドラマもそうですけど。
だからテレビ番組ってアヴァンVTRっていうのがあるんですよ。
例えば動物の番組が始まるとしましょう。
そうするとその番組の中ですごく激しい例えば動物同士の戦いの一瞬の絵とかそういうの最初ポ〜ンと見せるんですよ。
それは後にちゃんと見せるやつなんですけど。
そうすると…。
出てくるんだ。
あっこんなの出てくるんだ。
見ようかなってなるじゃん。
ダイオウイカのねテレビなんかも一瞬最初にドンッて見せちゃうんですよダイオウイカを。
そうすると「わあっこれだ!」っつってそっからもうかじりついて見る訳ですよ。
まあ…そういうのを知ってテレビとか見てるとまた面白いと。
うん。
面白いですよ。
「コマーシャルのあとで」っていうのもそういう事ですからね。
サンド先生いわくプレゼンではとにかく冒頭が大切。
1分以内にさっさと本題へ。
その流れで相手に話を聞く気にさせ細かい説明は後回し。
その方が情報もきちんと伝わりやすいという事。
1時間目を終えサンド先生は社内見学。
わっこんななってるんだ。
すごいきれいだね。
ディナーショーできますねここで。
(笑い声)そのぐらい広いですね。
すごい広い!皆さん仕事中のオフィス。
この全体がこう低くなってんの今風ですから。
みんな見えるっていう…。
はあ〜すごいな。
はあ〜。
あっこんにちは!こんにちは!どうも。
どうも!いやいやいやいや…。
どうも。
サンドウィッチマンと申します。
どうも!もう今日は2〜3日前からずっとお待ちしておりました。
どうも。
ださいな。
すいませんどうもありがとうございます。
どうも。
ちなみに恐れ入りますが…。
あっ松本でございます。
はい。
松本さん!?ああ松本です。
ええ会長です。
会長!?ああっ…。
(2人)どうもすいませんでした。
失礼しました。
いやいやいやいや!やめて下さい!会長会長…。
まず靴をなめさせて下さい。
なめるな。
会長だ…。
どうも初めまして。
こちらこそどうも。
会長室…松本会長今こちらにお座りですが会長室はどちらなんですか?ございません。
えっ!?ここはね個室がないんです。
あらっいいですね〜!もう透明な環境ですね。
でね会議室も基本的にはないんです。
えっ!?へえ〜。
…で1個だけここにあるんですけどね。
ああありますね。
(松本)これガラス張りにしてんの。
はあ〜…じゃあもうオフィスLOVEする所ないですね。
ない。
(笑い声)見えるようにしてる理由は何なんですか?いろいろと。
やっぱりコミュニケーションをねみんなよくすると…。
だからここは個人の固定席っていうのは私とこの2人だけなんですよ。
えっ!?そこは社長で…。
いや〜すごいな〜。
そうか。
じゃあ自分の机もない訳ですよね。
(松本)ありません。
デスクがないんですか。
(松本)ここに今入りますとコンピューターにICカードをアクセスしましてそうするとコンピューターがね「今日はお前あそこ座れ」とかって指示するんですね。
え〜それで決まるんですか。
(松本)はい。
毎日違う席で…。
(松本)毎日違う席。
またテレビのコマーシャルもよろしくお願いします。
あっ!今もう約束でよろしいですか?それは。
ハッ。
そちらからも早めに…。
契約…契約という事で。
さて…。
漫才では極めて重要。
次のポイントこちらでございます。
「セリフは愛され磨かれる」。
「サツマイモ」っていうものがあってそれに重点を置くんだったらそういう日付を調べてそっからいろんなものを調べて相手が興味を湧くようなものをね調べてプレゼンしたらもっと引き付けられるじゃないですか。
僕らもだから1個のボケを考えんのにああでもないこうでもないって2〜3か月かかる事もあります。
1個のボケで…はい。
何だっけ?ちょっと覚えてはいないですけど。
(笑い声)3か月何だったんだよ。
(笑い声)例えばM−1王者になった時の「街頭アンケート」というネタの中街角で富澤が急いでいる伊達をしつこく呼び止める際伊達が言うこんなセリフ。
え〜……っていうセリフがあるんですよ。
このパン焼きたてのメロンパンを実は2〜3か月考えてる訳ですよ。
これクリームパンにしようかな?どうしようかな?チョコレートパンアンパン…どのパンが面白いかな?お風呂でブツブツ言ってる訳ですよ。
一緒に当時住んでまして。
カレーパン…揚げたてのカレーパンね。
う〜んどうしようかな?おなかすいてんのかなと思った。
僕は何かこういう当時もっと柄の悪い感じでえ〜漫才出てたんでまあキャラづけですよ。
あれはね。
あ〜僕みたいなやつがメロンパン食べてんの面白いのかな。
更に焼きたてのメロンパンにこだわって買いに行こうとしてたらもっと面白いのかなと思ってそれを入れたんですね。
そしたらそこがドンッとはまる訳です。
でもあれは時間かかったね。
考えるのね。
それ1個でどれだけ笑いが変わるかっていうのあります…。
全然違いますからね。
だからそのぐらいね自分がプレゼンする時も大事にしてほしいなっていう…。
そしてたくさん愛すと。
まあ要するに何度も何度も練習していってプレゼンのしゃべらなくちゃいけない言葉を磨いていくという事なんです。
僕らのネタの稽古と一緒になるんじゃないかなと。
商品愛してるって事は欠点まで愛するので何か相手の方がネガティブな印象を持ってる事さえもこちら側の愛が大きすぎるとそれをプラスに転換できるのでとりあえず商品の付加価値がばく大に上がるんですね。
更にサンドウィッチマン先生おなじみのフレーズの生かし方。
ここですね。
ここにピークを持っていく計算が。
握ってくれって言ってんだよ!握ります!はい。
マグロ頂戴!あいよ!よしっ…。
それ養殖?お客さん!どうした?すしっていうのは和食です。
分かってるよそんなもん。
いや分かってるよ。
そういう事じゃなくて天然かどうか聞いたんだよ。
天然なのお客さんじゃないですか。
何で俺が天然なんだよ。
すしを「洋食か?」って…。
お前ド天然だな!いやそうじゃなくてねこのマグロが天然か養殖か聞いてるの。
ちょっと何言ってるか分かんない。
何で分かんないんだよ。
ここ100パー受けます。
しかもドンッと来ます。
ここが大きな山ですね。
そこで畳みかけたいから「ちょっと何言ってるか分かんない」ここで入れます。
これね…。
ドンッ来ます。
大事にしてるセリフ…。
みんなが聞きたがってるあれ入れます。
売りにしてるセリフですよ。
ねっ。
何か…伝わってます?大丈夫ですか?フフフフフ…。
大和さん伝わった?何かしら参考になれば…。
すごい真面目な話ばっかりで…。
あっ俺らが?はい。
ちょっとびっくりしました。
何かほかの芸人さんとかに…。
全然いいですそれは。
手の内さらすみたいな。
本来は言いたくないですよ。
でもそれは…。
本来は言いたくないです。
ええ。
もう台本に上げちゃえば分かるもんなんで。
うん。
サンド先生いわく独自の目の付けどころや独自の言葉のチョイスが重要。
誰もが使うおざなりな言葉心に響きません。
生み出して磨きをかけてここぞの時に使うべし!最後はその実践編!今日の授業まあ授業というもんではないと思いますが今のをですね踏まえてこれからですね皆さんにプレゼンをして頂きたいなと思います。
売ってもらいたい商品はですねこちらのスリッパ。
まあ皆さん取り扱ってはいないでしょう。
プレゼンのポイントはですねまあ入りですね入り。
入り口。
最初が肝心ですからね。
はいあとは言葉選びそういうセンスになってくると思います。
お客さんの富澤が買いたくなるようなプレゼンを皆さんには考えて頂きたいなと思います。
はいよろしいでしょうか。
(朱)はいできました。
できた?出た超優秀。
マジで?じゃあいきましょうか。
すげえ。
こんなんもういいですよやったもん勝ちですから。
じゃあ富澤は自然体で。
さあそれでは朱さんお願いします。
夜すごい遅くまで飲んで家帰る時にどういうふうにされてますか?夜…。
(朱)足音の…。
泥棒みたいにこうこっそり入りますね。
でもこのスリッパが…履いて頂いて夜どんなに遅くまで飲んで帰っても音はしないんです。
本当ですか!?音のしないスリッパなんてあります?奥さんには絶対バレないです。
次の朝の5時までは飲んで大丈夫です。
これはいい…じゃあ1万足。
1万足売れました売れました。
すばらしい。
切り口がね。
いいですね。
一点集中ですよね。
ねえ。
確かに飲んで帰るとあれだななんつっていい着眼点ですね。
非常によかったですね。
富澤さん何か特技ってございますか?特技?特技ないんですよねあんまり。
ないですか?じゃあ取って置きの特技ご紹介します。
あの実はこれなんですけど。
スリッパ。
スリッパなんですけど別に履くだけじゃないんです。
えっ?実はこうやって卓球の大会が実はありまして。
スリッパの?スリッパで卓球の世界チャンピオン誰もいないんで第一人者としてやってみませんか?いきなりだけどまあでも運動にもなるしね。
悪くないかな。
でも普通の卓球でもいいかな。
(笑い声)でもやっぱ結局聞きたいのは松永さんじゃないですか。
松永さん聞きますかここは。
先ほどのプレゼン映像では暗い面白くないと駄目出しされましたが…。
富澤が買うと言うまで。
授業の効果発揮できますか?さあそれでは松永さんです。
いきましょう用意スタート!よろしくお願いします。
お願いします。
暑いですね最近。
暑いですね。
暑いですよね。
元気でいいですね。
結構暑い時スリッパ履くと足が蒸れちゃいません?ああありますねそれは。
こちらのスリッパなんですけどここの蒸れちゃう部分が麻でできてるんですよ。
なので履くとすごい涼しくてですね爪先にも穴が開いてますので通気性が非常にいいんですね。
これいいじゃん。
確かにそうだね。
この季節ぴったりのスリッパになってます。
富澤さん漫才やられてますよね?はい。
これ実はスリッパってこの形明治から変わってないんですね。
明治からあんの?明治時代からスリッパってあるんですよ。
その時からこの形変わってなくてですね恐らく私ちょっと素人なんであれですけど明治時代の漫才師の方もこのスリッパで突っ込んでたんじゃないかなと思うんですね。
なるほどねほうほう。
これが突っ込みやすくてすごくいいのがこの底の所が三層構造のクッションになってるのでこれで伊達さんをたたいて頂いても。
ちょっと触って頂いて。
三層構造?確かに周り固いのにこっちは柔らかい。
そうですよね。
やっぱり普通のスリッパでたたくとすごく痛いと思うんですけどこれなら。
ああなるほどね。
ほうほうほう。
伊達さんも納得されるんじゃないかなと。
ただ僕ボケなんですよね。
(笑い声)はい終了!
(拍手)いやでも見事だったよ。
でも全然変わりましたね。
変わった。
いやだからふだんそうなのかもね松永さん。
本当にこういう事です。
よかったです。
うちの松永はこういう事です。
しかも実は松永さんサンド先生が教えていないあるテクニックも使っていました。
YESセット話法っていうんですけど要は小さいYESを積み上げていって最終的にじゃあこれでいきましょうっていうふうに持ってくる方法があります。
つまり相手に同意させうなずかせていく方法でした。
もう一度見てみましょう。
暑いですね最近。
暑いですね。
暑いですよね。
結構暑い時スリッパ履くと足が蒸れちゃいません?ああありますねそれは。
こちらのスリッパなんですけどこの蒸れちゃう部分が麻でできてるんですよ。
通気性が非常にいいんですね。
この季節ぴったりのスリッパになってます。
富澤さん漫才やられてますよね?はい。
入りから短時間でYESを積み重ねるYESセット話法。
松永さんは考えた末に無意識でやっていたんです。
プレゼンは時間が決まってる訳じゃないですけども比較的無駄とかそういうものをできる限りはしょる削る。
ストンとこうまず伝えたい事をドンと言ってからの方がいいんじゃないかという。
順番だったり切り口だったりそういったところを見つけてですね伝えていければスーパーサラリーマンになるんじゃないのかなと思うしだいでございます。
はい。
これにて終了でございます。
皆さんどうもお疲れさまでした。
ありがとうございました。
(拍手)こんな真面目な話を聞けるとは思わなかったですね。
メロンパンなのかクリームパンなのかっていうところにずっとこだわるんだなと思って。
やっぱワンフレーズを入念に練るっていうところが印象に残りました。
芸人さんってすごい言葉選びが得意でアドリブ力もたけてると思ってたんですけどすごい練習されてるって聞いて私ももっと練習しないと駄目だなってすごい思いました。
ネタが4分私たち今日は30分なんで最初尺違うなと思ったんですけどやっぱり言いたい事をパンって言うっていうあの気持ちは同じなんだなと思いました。
かけ離れてると思ってたんですけど意外に通じるなと。
11年ちょっと遠回りしちゃったなっていうとこはあるんですけど今日何か最速にネタに引き込むネタとしてはサンドウィッチマンさんにこう教えてもらいました…みたいな事もこれから言えるのでより話に入りやすくなるかなと思います。
メーカーのプレゼンをやる方と漫才とどうリンクしたかなっていうのは逆に聞いてみたいですねどうだったか。
僕ら的にはねやれる事はやりましたけど。
俺らも楽しかったです。
すごい聞いてくれたんで。
2017/11/05(日) 00:29〜01:00
NHKEテレ1大阪
漫才先生〜ビジネス基礎○○講座〜 第2回「サンドウィッチマン」[字][再]
前代未聞の漫才師が講師するビジネス指南番組。今回はサンドウィッチマン!テーマは「ビジネス基礎切り口講座」漫才でいう「つかみ」をビジネスに生かす秘術教えます!
詳細情報
番組内容
漫才は究極のコミュニケーション能力である!!漫才師がビジネスマンにビジネス道を熱血指導する前代未聞の若い働きマンへの新ビジネス指南番組。漫才は、1人対1人という社会の最小単位で成立し、同時に演じ手対観客という大きな社会を形成する。その世界を成立させる漫才師には芸を磨く中で培ったコミュニケーション技術がぎっしりと詰まっているのだ。今回はサンドウィッチマンが、ビジネスの「切り口」を教えます!
出演者
【出演】サンドウィッチマン,営業コンサルタント…和田裕美
ジャンル :
趣味/教育 – その他
趣味/教育 – 生涯教育・資格
バラエティ – お笑い・コメディ
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