飯田市で三日に開かれたサブカルチャーとグルメの祭典「第十一回飯田丘のまちフェスティバル」（中日新聞社など後援）。フィギュア、コスプレ、車、大道芸、路上アート…。多彩なイベントが繰り広げられ、多くの来場者でにぎわった。

　中央通りには、往年の名車や旧車、車体にキャラクターを描いた「痛車（いたしゃ）」など約百台がずらりと並んだ。

　コスプレーヤーは、ゲームやアニメのキャラクターに扮（ふん）してイベントを彩った。コスプレで参加した伊那市の女子高生（１７）は「写真を撮られている時が一番楽しい。コスプレーヤーがもっと増えてほしい」と話した。

　中央公園では県内の酒蔵が大集合。喜久水酒造（飯田市鼎切石）の日本酒五種の利き酒もあった。全問正解した吉沢栄祐（たかよし）さん（２９）＝同市羽場町＝は「喜久水は普段から飲み慣れているお酒。やってやったぜ」と喜んだ。

　フェスキャラクター「ナミキちゃん」の声を担当する声優高木美佑さん（２１）らは、ライブでステージを盛り上げた。多くのファンが詰め掛け、声援を送った。

　今年は、後夜祭を初めて開催。日が暮れてからも街は熱気にあふれた。　

　　（牧野良実）