荒川 英人(あらかわ・えいと)(30)………三浦 春馬
オトナ高校の生徒。東大卒で、トップバンク「ヤマト銀行」の国際部社員。幹部候補。高身長・高学歴・高年収という、自他共に認めるエリート…だが、実は生まれて一度もセックスをしたことがない“童貞”。あだ名は「チェリート」。その事実をひた隠しにしていたが、国からオトナ高校への入学案内が届いてしまったことで、人生が崩れ落ちる。オトナ高校では「落ちこぼれ生徒」と認定され、屈辱を味わう羽目に…。東大生であるプライドが捨てきれず、人を上から分析しがち。女性とデートしても、うんちくを披露したり、いちいち忙しいアピールをかましたり…。“頭が良すぎて逆にバカ”な、残念でちょっと憎めない男。権田 勘助(ごんだ・かんすけ)(55)………高橋 克実
英人が勤めるトップバンク「ヤマト銀行」の国際部部長。女遊びが激しく、常に若い女子をはべらせている “お金のあるエリートおじさま”。「最近は女に飽きた」とのたまっていたが…実は表面的にモテ男を偽っていただけで、その正体は55歳のチェリーボーイ! オトナ高校では、上司のメンツはすっかり丸つぶれ。いつしか部下である英人と、よき親友となり、同時に良きライバルとなってゆく。恋愛遍歴を偽装し、“モテ男”ぶっていたことから、あだ名は「サショー」。山田 翔馬(やまだ・ぺがさす)(25)………竜星 涼
オトナ高校の教師。英人たちの担任。キラキラネーム世代で生徒より断然若く、かつイケメン。最初は「なんで自分より年下に、恋愛を教えられないといけないの!?」と、生徒たちに反感を持たれるが、「君たちは腐ったチェリーです」と言い放ち、圧倒的恋愛理論を展開。生徒たちを平伏せさせる“毒舌スパルタ教師”。現在、5人の子を持つシングルファザーで、スナックを経営する傍ら、オトナ高校の教師として稼いでいる苦労人。今は亡き“肉まんじゅうのような妻”を心から愛していたため、恋人に容姿やステータスを求めることの無意味さを知っている。姫谷 さくら(ひめたに・さくら)(24)………松井 愛莉
オトナ高校の教師。英人たちの副担任。「ヤマト銀行」系列会社の社員で、英人が密かに恋い焦がれるマドンナだったが、よりによってオトナ高校で再会してしまう! 「なんだ処女だったのか、イメージ通り…!」と、喜んだのもつかの間、まさかの教師側。容姿端麗で、ふんわりした可愛らしい清楚系に見えて、実は性欲が強く、性経験豊富な“エロ小悪魔教師”。自己プロデュース能力に長けた計算ビッチで、多数のベッドフレンドと関係を築くと共に、英人のことをいつもおちょくって遊んでいる。斑 益美(まだら・ますみ)(35)………山田 真歩
オトナ高校の生徒。英人のクラスメート。世に言う、こじらせ女子で、実家暮らしの引きこもり(パラサイト)。人生で一番楽しいのは、オタク趣味に興じている時間。2次元の王子様たちとの妄想恋愛に浸り、女子力はほぼゼロ。現在は、食器が擬人化して自分を守ってくれる…という乙女系ゲーム『皿箸ラビリンス』にハマっている。引きこもり続けた結果、長らくその姿を見た者は家族以外におらず、実在するかどうかがもはや町内でも“卑弥呼レベルの謎”だったことから、あだ名は「卑弥呼」。川本・カルロス・有(かわもと・かるろす・ゆう)(33)………夕輝 壽太
オトナ高校の生徒。英人のクラスメート。ブラジル人の血を引く、行列のできるイケメン弁当店の店長。とにかくチャラい。高校時代、男だらけの野球部で青春を謳歌していたが、肩を壊して引退したらしい。優しくてさわやか、性格もいいため、超モテる。1000人以上の女を抱…く直前までは行ったのだが、「なんだかピン」とこない…ということで、未だ童貞。一体なぜそんな事態になっているかは、国家にとっても最大の謎である。弁当店の名物であるパスタの味わいが“すごくアルデンテ”であることから、あだ名は“ヤルデンテ”。嘉数 喜一郎(かかず・きいちろう)(53)………杉本 哲太
オトナ高校の校長。実は内閣府特別政務官であり、国家からの特命で、生徒たちに入学召喚状を配り、オトナ高校へと誘う。丁寧な口調の中に、ニヒルな嫌味を挟み込んでくる、神出鬼没で、謎多き存在。持田 守(もちだ・まもる)(45)………正名 僕蔵
オトナ高校の教師。さくらと同様、英人たちの副担任。ブサイクというスペックでありなから、超美女と結婚した勝ち組。恋愛指南本の読書量がハンパなく“見た目”を言い訳にして頑張らない生徒たちに、「人は見た目ではない」と強い想いを訴える。現在、愛人が5人もおり、週末はそのケアに大忙し。園部 真希(そのべ・まき)(32)………黒木 メイサ
オトナ高校の生徒。英人のクラスメート。商社でバリバリ働いているキャリアウーマン。「仕事が恋人!」と言ってはいるが、本当は仕事も恋愛も100%達成したい欲張りな女性。結果、仕事でも合コンでも「可愛くない女」とレッテルを張られることが多い。好意を持った男性はだいたい既に誰かのもの…ということが多く、現在も上司と不倫中。常に2番目の女に甘んじている。しかも、相手に「なんか重すぎる」と最後までセックスをしてもらえず、未だに処女…。この歳になってから、フリーの男と向き合って、本気で恋愛をすることに恐怖を感じている。常に2番手であるため、あだ名は「スペア」。