レバノン首相 暗殺のおそれで辞意表明
中東レバノンのハリリ首相は暗殺されるおそれがあるとして、突然、辞意を表明したうえで、影響力を増す国内のイスラム教シーア派組織とその後ろ盾のイランを非難し、宗派間の対立がさらに表面化することになりそうです。
レバノンのハリリ首相は4日、訪問先のサウジアラビアでテレビ演説を行い、「ひそかに私の命を狙う企てがあると感じている」と述べ、暗殺されるおそれがあるとして、突然、辞意を表明しました。
異なる宗教や宗派間の対立が続くレバノンでは権力のバランスをとるため、政府のポストを各勢力で分け合っており、去年就任したイスラム教スンニ派のハリリ氏にとって、シーア派組織ヒズボラとの融和が最大の課題でした。
演説の中でハリリ氏は「レバノンの団結と政治対立の解消を掲げてきたが、イランの干渉によってもはや実現できない」と述べ、ヒズボラとその後ろ盾のイランを強く非難しました。
スンニ派の重鎮で、同じく首相を務めていたハリリ氏の父親が2005年に暗殺された際には、スンニ派はヒズボラの関与を指摘し、混乱が続きました。
イラン外務省は声明で「ハリリ氏の根拠なき非難はレバノンと中東地域に新たな緊張をもたらすものだ」と反発しており、レバノンの国内外で宗派間の対立がさらに表面化することになりそうです。
異なる宗教や宗派間の対立が続くレバノンでは権力のバランスをとるため、政府のポストを各勢力で分け合っており、去年就任したイスラム教スンニ派のハリリ氏にとって、シーア派組織ヒズボラとの融和が最大の課題でした。
演説の中でハリリ氏は「レバノンの団結と政治対立の解消を掲げてきたが、イランの干渉によってもはや実現できない」と述べ、ヒズボラとその後ろ盾のイランを強く非難しました。
スンニ派の重鎮で、同じく首相を務めていたハリリ氏の父親が2005年に暗殺された際には、スンニ派はヒズボラの関与を指摘し、混乱が続きました。
イラン外務省は声明で「ハリリ氏の根拠なき非難はレバノンと中東地域に新たな緊張をもたらすものだ」と反発しており、レバノンの国内外で宗派間の対立がさらに表面化することになりそうです。
レバノン首相 暗殺のおそれで辞意表明
中東レバノンのハリリ首相は暗殺されるおそれがあるとして、突然、辞意を表明したうえで、影響力を増す国内のイスラム教シーア派組織とその後ろ盾のイランを非難し、宗派間の対立がさらに表面化することになりそうです。
レバノンのハリリ首相は4日、訪問先のサウジアラビアでテレビ演説を行い、「ひそかに私の命を狙う企てがあると感じている」と述べ、暗殺されるおそれがあるとして、突然、辞意を表明しました。
異なる宗教や宗派間の対立が続くレバノンでは権力のバランスをとるため、政府のポストを各勢力で分け合っており、去年就任したイスラム教スンニ派のハリリ氏にとって、シーア派組織ヒズボラとの融和が最大の課題でした。
演説の中でハリリ氏は「レバノンの団結と政治対立の解消を掲げてきたが、イランの干渉によってもはや実現できない」と述べ、ヒズボラとその後ろ盾のイランを強く非難しました。
スンニ派の重鎮で、同じく首相を務めていたハリリ氏の父親が2005年に暗殺された際には、スンニ派はヒズボラの関与を指摘し、混乱が続きました。
イラン外務省は声明で「ハリリ氏の根拠なき非難はレバノンと中東地域に新たな緊張をもたらすものだ」と反発しており、レバノンの国内外で宗派間の対立がさらに表面化することになりそうです。