向いてない部活や習い事に執着する子はなぜ?
時々、習い事や部活でいじめにあう、指導者が合わないなどで、居心地の悪い思いをしているらしいお子さんの話を聞くことがあります。
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習い事や部活というのは、よくよく考えて始めないといけない
こういうことをうかがうと、習い事や部活というのは、よくよく考えて始めないといけないなと感じます。
親は、その部活や習い事をやめるか、違う教室、クラブに変わるかなどを強く希望しているのに、変わることを子供本人ががんとしていやがるというケースが少なくないようなのです。
一見とても不思議ですが、わたしはなんとなくわかるような気もするのです。
人というのは変化を恐れる気持ちがあるからです。
親から虐待をされる子が親から離れたがらないように、未知の幸福よりも、なじんだ不幸にしがみつくような、そういう心理があると思うのです。
なので、いくら居心地の悪い習い事や部活でも、そこから離れることは恐ろしいのです。
とても賢い子でも、ある程度大きくなった子でも、そういうことはあります。
また、部活などだと、部活を辞めたことに対する学校生活への影響もあることが考えられます。
そこをわかってあげると、なにか対処の仕方があるように思います。
わたしならそういう子には、まずは違う部活や習い事の見学にだけ連れていきます。
なんどか連れて行って、体験入会させ、元の部活や習い事はしばらくお休みということにします。
新しい部活や習い事に慣れたころに、元の部活や習い事は辞めるという届を出すようにします。
子供が正しくない苦労をしていると感じるなら、親が動くべき
そううまくいくかわかりませんが、たとえばということで、こんな感じで段階的に変化を受け入れさせるようにすると思いました。
すこしお金や時間もかかりそうですが、親が手を出してあげたほうがいいことは少なくないと思います。
子どもが正しい苦労をしている部活や習い事ならもちろん応援すべきですが、どうみても親がみて子供が正しくない苦労をしていると感じるなら、親が動くべきだと思います。
子どもには自分が正しくない苦労をしているということがわからないことが多いからです。
子どもが向いてない、人間関係も苦しい部活をどうしても辞めたがらないのをみて、自分の子は我慢強くてとても向上心があると感心することもあるかもしれませんが、そこは大人の知恵で、「もっと自分に向いていることで、楽しい人間関係を経験したほうが成長できるよ」と教えてあげるのがいいとわたしは思います。
本日は最後までお読みいただきありがとうございました。また読んでいただけるようにがんばります。