2017の夏の18きっぷの使用概況と、秋の乗り放題パスの予告を書いた。そして秋の乗り放題パスを実際に購入して使ってきたので、またしても備忘録がてらレポートしておく。
まずみどりの窓口で秋の乗り放題パスを買い求めた時に面食らったのは、使用開始日を聞かれた事。受け取って理解したのだが、連続した3日間という使用制限は、使い始めた日のスタンプを基準にするのではなく、予め買う時に指定しなくてはならないのだ。
だから秋の乗り放題パスは金券ショップなどに転売することが不可能になっているし、安く買う事も不可能なのだ。連続した3日間という面倒な縛りはそういう対策でもあったのかと感心するやらがっかりするやら。
いちおう使用開始日に改札でスタンプを押して貰ったが、得に意味が無いといえば無い。その日に乗ろうが乗るまいが、使用出来る期間が無慈悲に消費されていくだけだ。だから18きっぷとか鉄道の日記念切符のように、スタンプを押す欄もない。それだったら自動改札機を通れるのかなと思ったが、18きっぷなどと同じで通れないらしい。なんだそれは。
一日目は始発で金沢に向け出発。小松に途中下車したが、これは長距離切符なら可能なことなので得にはなってない。
京橋→小松途中下車→金沢
4750円
2日目も電車賃を考えれば金沢に滞在でも良かったのだが福井が気になったので福井に移動した。そして福井から武生にちょっと飲みに行って、また福井に帰ってくるという無駄移動もかましてみる。フリーきっぷならではの動きは大切にしたい。とはいえ、さほど得をしてるわけでもなく、時間だけを使ってしまった点も見逃せない。面白かったけれど。
金沢→福井
1320円
福井→武生→福井
640円
三日目はもう朝早く大阪に帰っただけ。悪あがきとして、無駄に細かい移動もしてみた。
福井→京橋
3350円
京橋→天満→京橋
240円
合計 10300円
秋の乗り放題パスが7710円だから、2590円のお得感。あらたまって振り返ってみると、なんとも微妙なことになってしまった。ただ、実質は2日間だけの旅行でこれだけ乗れたのだから良しとするしかない。もとからあまり得をしようとは考えて無かったのだし。
結論としては面白かったのだけど、3日間連続利用は思ったより難しい。本気で最大に得をしようと考えるならば、3日連続などという事に惑わされずに、日帰り旅行を2日連続でやるとか、3日連続でやるとかするしかない。
これだと、下手すれば1日利用だけでも、一応黒にはなる。大阪から高松まで日帰り移動しただけで9240円なので。だから何だって話ではあるが。広島でも片道で5620円だ。つまり、金沢方面を選んだのが、そもそもお得感が無かったのだからしょうがない。来年もあるとすれば、もっと遠方に行ってみようと思う。ただ、富山まで行ける西日本版の復活を望むところではあるが。
金沢での出来事はこの放送で語った。