11/2は関東でめったに見られない環水平アークなどの虹現象が相次いだようですので、本日の天気のあれこれでは虹について書いていこうと思います～
地震をまとめた記事はこちら↓
目次
1.まず虹の定義とは？
虹とは、赤から紫までの光のスペクトルが並んだ、円弧状の光のこと。気象現象の中でも大気光学現象に含まれます。
2.『虹』という字の由来は？
虹という字を習ったときになぜ『むしへん』なんだろうと思った事ないですか？かつて虹は空を掛ける大蛇（古くは竜の一種）と考えられており、頭が大きくてグロテスクなマムシを象形化した『むしへん』と貫くという意味のある『工』が組み合わせて虹となったと言われています。
3.虹の発生する仕組みは？
言葉にするのが難しいのですが、太陽光が空気中の水滴で屈折・反射することで発生します。ある程度の大きさの水滴が必要になりますので、雨が降っているor直近で降っていた必要があります。ちなみに雪も場合は固形になるので、虹は発生しません。
詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。→虹の発生とその仕組み
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4.割とよく見られる虹。
・一般的な虹
・主虹（しゅこう・しゅにじ）と副虹（ふくこう・ふくにじ）
2重で見える虹。はっきり見えているのが主虹・うっすら見えているのが副虹です。
・過剰虹（かじょうにじ）
主虹の内側・副虹の外側に見える虹です。主虹・副虹と共に3重で見える事もあります。
・赤虹
朝焼けや夕焼けなどの時間帯で太陽光線が赤みを帯びていることで見られる虹です。
5.結構珍しいタイプの虹
白虹
ミー散乱によって色が分かれなくなって白く明るい半円が見える虹です。霧や雲を構成する水滴でよく見られるので、霧虹・雲虹とも呼ばれます。
・円形虹
太陽や月に薄い雲がかかった際にその周囲にできる虹。太陽付近に上空の薄い雲がかかっている場合、光が上空の薄い雲の中にある氷の粒に反射・屈折して起こる現状で、正式には太陽にかかったら日暈（ひがさ・にちうん）・月にかかったら（つきがさ・げつうん）と言います。
・幻日（げんじつ）
太陽と同じ高度の太陽から離れた位置に光が見える大気光学現象のこと。月に対して同じような光が見える場合は、幻月 ( げんげつ) と呼ばれる。
・環水平アーク
大気光学現象の一種で太陽の下46度の水平線上の薄雲に虹色の光の帯が見える。 水平弧・水平環・逆さ虹とも呼ばれる。
・月虹
夜間に月の光により生じる虹のこと。光が弱いために色彩が淡く、虹が七色に見えない事が多い。
6.地震の前兆と言われることも。
4.5で紹介した2重虹・環水平アーク・白虹などは、地震の前兆と一部で言われています。プレートの摩擦とプラズマが関係しているという話もあり、東日本大震災・小笠原沖地震の前にも見られたようです。2重虹に関しては割としょっちゅう出ているので、たまたまだと思いますが。（科学的にはどれも関係している証拠はない）
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7.まとめ
ウェザーニュースによりますと、11/2に関東地方で環水平アークや幻日が見られたようですね。かなり珍しい現象ですが、一部では地震の前兆という話もあります。まあ、ないとは思いますが、念のため災害対策はしておいた方が良いかもしれません。
災害対策グッズをまとめた記事はこちら↓
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