サウジ、イエメン反体制派のミサイル「迎撃」 首都空港を標的

2017.11.05 Sun posted at 10:07 JST

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(CNN) 内戦が続くイエメンの反政府武装組織「フーシ」が掌握する国防省は4日、同国の空軍がサウジアラビアの首都リヤドの空港に弾道ミサイルを発射したと発表した。これに対してサウジ国防相は国営テレビを通し、リヤド付近の上空でミサイルを迎撃したとする声明を出した。

イエメン国防省は、国産のミサイル「ブルカン2H」が「サウジの首都を揺るがした」として、作戦成功を宣言した。

一方、リヤド空港はツイッターを通してミサイルの影響を否定し、通常の業務が続いていると述べた。

イエメンの首都サヌアのCNN記者から入った報告によると、同市ではこの日の夜に空爆があり、民家で揺れを感じたり窓が割れたりした。サヌアが夜間に攻撃を受けるのは数週間ぶりだったという。

イエメンでは2015年、イランの支援を受けるフーシがサヌアを掌握してハディ暫定大統領を追放。これに対してサウジ主導の有志連合が軍事作戦を展開してきた。

空港へのミサイル攻撃は、戦闘が大きく拡大したことを意味する。フーシの報道官は「サウジが罪のないイエメン市民を殺害してきたことに対する報復だ」と述べた。

サウジ主導の連合軍はサウジ国営テレビが伝えた声明で、フーシによる敵対行為は近隣の「テロ支援国家」から支援を受けている証拠だと非難した。

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