けんむん!?
奄美大島には妖怪がいる?いた?そういう噂があります。
昔から奄美大島の人々と暮らしてきたと言われています。
その妖怪の名は、
けんむん!!
第二次世界大戦後にけんむんはどこかに逃げたと言う人もいるそうですが、
いやいや、まだけんむんはガジュマルの樹の中に今でも棲んでいると言う人もいるそうで、真相は明らかになっていません。
なぜけんむんという生き物?が存在するのでしょう。
けんむんは神なのか、ただの動物なのか・・・。
探ってみましょう♪
けんむんはこんな感じ
頭がハゲていて、ずんぐりむっくり。
ドキッ!とした方がいらしたらごめんなさい!(笑)
今回の話は奄美大島の妖怪のことです♪
髪型はおかっぱ頭で、腹はふくれていて、足が長い。
髪型はおかっぱ頭というのは、てっぺんはハゲなのです。
このハゲた部分に油の入ったお皿があります。
青白いよだれを出し、目は赤くて鋭いので不気味です。
猿のようで、猿ではなくて河童のようでもあり、一体何でしょう。
江戸時代の文献「南島雑話」では「けんもん」として記述されていたそうです。
左はガジュマルの樹 右は「けんもん」(けんむん)
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南島雑話(なんとうざつわ)は、幕末の薩摩藩士・名越左源太(なごや さげんた)が著した、奄美大島の地誌の総称である。
けんむんは、金久正(1963年)よって収集された伝承によると、
河童 が原型となっているのだとか。
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けんむんは何を食べる?
夏は海に棲むので魚介類を食べ、冬は山に棲むのでカタツムリやナメクジを食べる。
魚の目玉が好きという話も残っています。
奄美の人とけんむん
※奄美のある人が夜釣りに行きました。
この日は良く釣れ、籠いっぱいになった魚を持って帰宅し、籠の中を見ると魚の片目が全部食べられていたのだとか。
※投げ網に出かけた人は、良く獲れたので帰ろうと腰に吊った籠の中を見ると、魚が消えていた。
※ある男が行方不明になり、三日間過ぎた日の朝、ガジュマルの樹の下に座っていた。
なんと山の中を歩き回り、カタツムリを食べながら過ごした。
でもけんむんは、
人を殺す恐ろしい妖怪ではありません。
やんちゃ坊主のようですが( ;∀;)
ガジュマルはけんむんの棲みか
森の奥深くにあるガジュマルの樹にはけんむんが棲んでいるかも知れません。
ガジュマルと言えばこんなに凄いパワーがあるのです!!
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しっとりとした奄美大島の深い森には、大木が多くあり、緑に覆われています。
そんな深い森には「けんむん」伝承が生まれても当然のような気がします。
けんむんの話が言い伝えられてきたということは、不思議なことではないのかも知れません。