全国1億3千万人のクラシカロイダーの皆様、こんにちは。
クラシカロイド第2シリーズ(2期)5話の感想を書きました。
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♪04 偉大なる男
簡単にまとめると、やっと帰ってきた我らがシューさんがいたいけな民衆を洗脳し、ベートーヴェン先輩とムジークバトルを繰り広げた末、腹黒ショタに再びいじめられて原点回帰した話でした。今回の話で良かったのは、第一に、シューベルトが戻ってきてくれたので多少なりとも歌苗ちゃんの負担が軽減されるであろうこと。今回の前半は久しぶりに音羽ロイドにキレそうになりました。
第二に、ムジークバトルがかっこよかったこと。そう、あんな感じのがもっとたくさん観たいの!
最後に、ワーグナーの核心に迫りそうな台詞が出てきたことです。どうやら歌苗ちゃんを利用して何かやろうとしているような雰囲気。歌苗ちゃん、気をつけて!
一方、シューベルトについてはちょっと複雑な気分で見守らざるをえませんでした。
まず、シューベルトの承認欲求が前よりも一層ひどくなっている気がします。吹っ切れたのかと思ったら、1期23話のバッハのムジークみたいなのが自発的に出るくらいこじらせちゃってた。やばいです。
それに、シューベルトのヒップホップとレゲエが全否定されてるのがつらい。せっかく2人のPがそれぞれ素敵な曲を作ってくれたのに。尤も否定しているのは主に腹黒ショタことワーグナーで、ベートーヴェンは半ば乗せられてるだけのようですが。
後で必ずなんらかの形で救済されてほしいです。そうじゃないと次のムジークの方向性が迷子になっちゃう。まさかまた原曲をそのまま流すわけにもいかないだろうし。
……まあ、クラシカロイドはふわっとした設定が特徴なので、あまり真面目に考えても仕方ないですね! とりあえず、お帰りシューさん!
それでは、以降で個別の場面について感想を書いていきます。
“ザ・グレート”の怪
- ハマナ湖のダイダラボッチ伝説
びっくりした~。別の番組録画しちゃったかな? って焦りました。インターネットで調べてもあまり出てこないけど、地元にはこのような伝承があるんですね。ダイダラボッチが人間と仲良くしている系の話を聞いたことがなかったので心がほっこりしました。
そしてこれがまさか最後の伏線になっているとは誰も思うまい。「偉大なる男」ってそういう意味だったのかよw - 泣くフリをするワーグナー
歌苗をうまいこと誘導しようとしているのが見え見え。ケッ。 - 歌苗に好き勝手に文句を言うクラシカロイドたち
いやあ、想像以上のワガママっぷりで久々に殺意が湧きました。ベートーヴェンとモーツァルトがお前ら何歳だよって感じの主張をしてくるし(ドボちゃんに尻噛まれたのは自分のせいだろw)、リストさんとショパンは歌苗ちゃんの扱いがまるでメイドさんか何かみたいでモヤッとします。
一方、ワーグナーに乗せられてなんの計画性もなく彼らを追い出そうとする歌苗ちゃんももう少し考えた方がよかったと思います。
全体として短絡的に動きすぎではないでしょうか。まあ今更言っても仕方ないですけど。 ああ、かえって都合がいい。やつらに僕らの計画の邪魔をさせないためにもね
ワーグナーにとっては、クラシカロイド全員が音羽館を去り歌苗と自分たちに関わりを持たなくなるか、歌苗が音羽館を去りワーグナーとドボちゃんがついていくか、のどちらかが望ましいのでしょうか? この口ぶりだと、まるで彼らが歌苗のなんらかの能力を使った計画を企てているように聞こえます。
しかしそれなら歌苗の能力っていったい。「優秀な指揮者」としての能力?- 唐突にレゲエ用語を使ってくる奏助
ちょっとイラッとしたけどすぐに事情を理解してくれた。クラシカロイドたちよりはまし。 - レゲエを知っているワーグナー
ヒップホップも知っているような口ぶりでした。革命を志すだけあって勉強家ですね。 - 世界平和を実現
このあたりまでは、なんて素晴らしいムジークを生み出してくれたんだシューベルト! と思っていたのですが。うまい話には裏があるものだ。 何が革命だ
ワーグナー君、やっぱり気に入らないみたいです。シューベルト本人にも「革命を起こすのは自分だ」って危うく言いそうになっていたし。- 洗脳される歌苗と奏助
こ、これではまるで23話の「無伴奏チェロ組曲」の再来……! 徐々に不穏な雰囲気になってきました。
シューベルトの帰還
- 巨大な影がビルの間を歩く
ムジークがオフィスビルの社員や子供、警官、泥棒たちを洗脳していく。笑えるけどどこか不気味です。
こうして作られた平和は果たして本物の平和と言えるのだろうか。
あと普通に業務妨害だから、よい子のクラシカロイドのみんなは真似しちゃダメだよ。 お腹空いた
こんな時くらい自分で作ったらどうなのか。1期17話からホント変わってないなあこのニートども。ヤーマン! お久しぶりィ
誰ッッだお前!! その変わり方は予想外だった。凧ラッパー以上に似合ってない。語尾にいちいち「ジャマイカ」付けんなw- やっぱり存在を忘れられていたシューベルト
妙な間が空いたのが面白かったです。絶対そうだと思ったよ。 - 凧にさらわれジャマイカへ
最早、彼が凧にさらわれて新しいムジークを身につけて帰ってくるというのは鉄板の流れ。
でもそんな簡単にヒップホップを捨てられると悲しいです。あの毒舌、すごく好きだったんですよ。後でフォローがあると信じてます。 - 小娘を元に戻せ!
大半は自分が面倒を見てもらえなくて困るという思いからだろうけど、ちょっとだけベト→歌っぽいかも。 - なぜかシューベルトに同調するワーグナー
歌苗があのままだと何か都合がいいのでしょうか? う~ん、よく分からない。クラシカロイドの指揮者である歌苗をみんなから引き離すことで、クラシカロイドを弱体化させたいとか? 出来損ないのギョーザーは引っ込んでろ!
一瞬「なんてひどいやつだ!」と思いましたが、ベートーヴェンは一刻も早く歌苗を元に戻そうと必死で余裕がなくなっているのかもしれません。ベト→歌だねえ、いいねえ。
しかし、そうは言ってもさすがに後味が悪い。この騒動が終わった後でぜひこっそり反省していてほしい。あんたたちの方がよっぽど出来損ないだ!
申し訳ないが、ワーグナーの言うことも一理あるわ。前半の印象が本っ当に悪いもので。そりゃあギョーザーやイタズラにセンスが必要なことは分かるが、そういう問題じゃないんだよ、今ここでやるなって話なんだよ。- なんかクサいことを言うシューベルト
それでも語尾にジャマイカは欠かせないんだ。そしてそのタクトの振り方は何、なんでかっこつけてるのw
ムジークバトルの結末は
ムジーク自体の感想はこちらの項で詳しく書いています。まずは話の流れに沿って感想を述べたいと思います。- ムジーク発動、シューベルトが巨大な怪物っぽい姿に
見た目からして完全にアカンやつやで。
「偉大なる男」って、一見功績的な意味なのかと思いきや、実は物理的な意味だったのねw ちなみに原曲の「ザ・グレート」という通称も本来は「(シューベルトのハ長調の交響曲のうち)大きい方」という意味合いしか持たないらしいです。微妙に掛けてるのかもしれない。 - シューベルトが「皇帝の美学」を発動
うおおおお! ムジークバトルだああああ!! まさか2期初のムジークバトルが先輩vs後輩だとは。実にいい! ベートーヴェンの台詞もかっこいいです! - 「皇帝の美学」を吸収して大きくなるシューベルト
すごくバトルものっぽい! 怪人レゲエマンvsクラシカ戦士ベートーヴェンって感じ! もっと私を崇めろジャマイカ!
その頂点に私は君臨するジャマイカー!
結局、世界平和のためじゃなくて、自分を讃えてほしくてやってたんですね。ワーグナーにえぐられた心の傷は想像以上に深かった。正直、なんで音羽館に戻ってくるの? とも思っていたのですが、それも自分の価値をベートーヴェンやワーグナーに認めてもらいたかったからだと考えれば理解できる。
それにしても、1期の頃から割と承認欲求の大きい性格に描かれていたけど(そもそもそれが史実とは大きく異なるのだけど)、こんなふうにみんなを洗脳しようとするのは彼らしくない、というのは私の考えすぎでしょうか。- レゲエ色に染まるハママツ
やっぱり23話と同じ状況ジャマイカ! クラシカロイドにだけほぼ効かないところもそっくりジャマイカ!(そういやシューベルトには効いてましたね) - 再びシューベルトを徹底的に叩きのめすワーグナー
おっしゃることはごもっともだけれども、彼がこんなふうになったのはあなたが刺激したからですよ。まあ、全て分かってやっているのでしょうが。 お前の旋律で語れ!
なんだこれ、ベートーヴェンがめちゃくちゃかっこよく見える。
でも胸がスッキリしません。ワーグナーとベートーヴェンの言う通り、シューベルトは自分の旋律で語ってないのかもしれないけど、じゃあシューベルトにとってレゲエとはなんだったの? せっかくのムジーク「ザ・グレート」にはなんの意味があったの? これも後でフォローがあるよう祈っています。- 音羽館の石畳に全裸で倒れているシューベルト
な ぜ 全 裸。 ボクは幸せだよ、歌苗が元に戻ったから!
無邪気にそう言われてしまうとなんだか憎めなくなっちゃいます。まあ悪い奴じゃないんだモーツァルトも、ちょっとイタズラが過ぎるだけで。- 元の木阿弥のシューベルト
いったん先輩離れしたように見えたのにまた元に戻ってる。面白いけど、あまり健康的じゃないように思います。その証拠にほら、ドボちゃんが何か言いたげな目をしていますよ。
う~ん、帰ってきてくれて、しかも元の服装に戻ってくれて相当嬉しいはずなのにモヤッとします。
「Life is beautiful ~ザ・グレートより~」
ムジーク
怪物じみた容貌の巨大なシューベルトが出現。対象者に多幸感を味わわせ、シューベルトを讃えさせる。争いをなくすのはあくまで副次的な効果(多幸感で他のことがどうでもよくなる)とみられる。出力を上げると、人や建物をレゲエ色に変えることもできる。
ムジークの音色を直接でも間接でも聴いた人全てに効果がある。ただし、クラシカロイドには効かないらしい。
前述の通り、1期23話でバッハがオクトヴァで発生させられたのと非常に似通ったムジークであると思います。オクトヴァのようになんらかの形で増幅させれば、世界を非常な混乱に陥れることもできる危険性を秘めているかと。
サムネ、すごい絵面ですね。絶対インパクト狙いだろこれw
曲
主に原曲第1楽章のタータータータータターンという序奏の主題?(圧倒的語彙力不足)をアレンジしたものでしょうか。曲のラストでは、第4楽章の最後のメロディも使っているように思います。単独で聴くと、ムジークの危険さとは無縁の南国風でピースフルな曲です。
歌詞も肩の力が抜ける感じで良い。そうです、ないものねだりしたって仕方ない、自分の見方ひとつで世界は大きく変わるんです。
あと前野さんの歌がすごくうまい。
だからこそ、この曲がもしシューベルトの本心から出たものでないとしたら悲しすぎますし、そもそもPが可哀相です。
なお、ソースはWikipediaですが、原曲はリズミカルなモチーフを主体として主題が構成されている点
が偉大なるベートーヴェン先輩の交響曲第7番(2話のムジークの原曲)と共通している一方で、シューベルトのオリジナリティも十分に発揮されているらしいです。(出典:交響曲第8番 (シューベルト) - Wikipedia)
最後までお読みくださりありがとうございました! シューベルトがこれからどうなるか若干不安ですが、6話も楽しみにしています。
『マドモアゼル・モーツァルト』紹介記事:
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『おそ松さん』2期感想記事:
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関連Webページ・商品
公式サイト- アニメ「クラシカロイド」HP
- NHKアニメワールド クラシカロイド
- ClassicaLoid presents ORIGINAL CLASSICAL MUSIC(V.A.) スペシャルサイト|Warner Music Japan
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