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テロ対策に新ごみ箱「爆弾にも対応します」
テロ対策はトランプ大統領のお膝元、ニューヨークではさらに厳重です。新たに投入されたもの、それはごみ箱です。
「ニューヨークではテロへの警戒が続いていますが、駅にはたくさんのごみ箱が置かれています。実は、特殊なテロ対策が施されているんです」(記者)
一見、普通のごみ箱ですが、実は爆弾テロに対応するよう作られています。
先月19日、爆発実験が行われました。
「たった今、ごみ箱の爆破実験が終わりました。ドンという音とともに行われましたが、今、実際にごみ箱がどうなっているか取り出してみるところです」(記者)
爆発を経ても、外形が変わっていません。
「あれほどの爆発で被害を最小限にした」(視察した警備関係者)
「驚きです。外に損傷がないのがよく分かる。爆発は抑え込まれた」(ダラス市警SWAT隊員)
「耐圧防爆容器」と呼ばれるこのごみ箱。最大でTNT火薬5キロの爆発に耐えるといいます。
「もし普通のごみ箱に爆発物が入れられたら、ごみ箱ごと吹き飛びます。ごみ箱が金属製なら金属が飛び散り、周囲の人間を危険にさらします。この製品は爆発の衝撃が外側に広がらないよう抑え、人命を守るんです」(開発企業ミストラル・セキュリティ営業担当 バナイ氏)
アメリカでは、駅、空港、スタジアムなどで導入が進んでいます。不審物が見つかった場合はこの容器に入れて、周囲の安全を確保します。メーカーによると、実際に被害を防いだ事例もあるとのこと。日本にも「テロ対策の切り札」として既に8月にサンプルが送られているということです。