こんばんは、にこりっち9です。
少年漫画なんかによくある努力キャラが必死に頑張って天才キャラを上回る展開ってすごく熱いですよね。
ドラゴンボールの悟空とベジータ、ナルトのロック・リーと我愛羅みたいに天才VS努力はだいたい名勝負になります。
でも、努力=凡人みたいなイメージがあるけど、努力で成功できるのも一種の才能だと思うんですよ。
サッカーの本田圭佑も努力について持論をツイートしています。
本田圭佑がよく努力の大切さを語るのは自分自身が天才ではなく、努力で這い上がってきたからだと言われています。
とはいえ本田さんの場合は中学時代にガンバ大阪のジュニアユースに所属していたくらいですから才能はあったのでしょう。
単純にプロに上がるような人の中では才能がない部類だったというだけでしょう。
こんな風に書くと努力を続けるのも才能だし、トップレベルで成功するためには努力+元々の才能がないといけないから凡人は絶望するしかないじゃん!って思いますよね。
でもね、本田さんの言う「努力が人よりも続けられる人」っていうのはちょっと工夫すれば、凡人でもなれるんじゃないかと思うんですよ。
継続は人生のテーマ
過去の記事で経験上マジでやめとけってことを書きました。
www.nikorich9.com
経験上マジでやめとけってことの内容にやめるのをやめとけ!って書いたんですよね。
私自身、超飽き性で一つのことを続けるのが苦手だったんですよね。
思い返してみれば、3年以上続けられたことなんて学校とバイトと仕事だけ。
部活もサークルも途中でやめたし、趣味も長く続けられたことがなかったんですよ。
昔はそれでもあんまり深刻に考えたことはありませんでした。
やりたいことはいっぱいあるし、一つのことに何年も集中するなんて最初から考えてなかったですからね。
そうやって自由気ままに生きてきた私はかなり浅い人間になりました。
今は継続することの大切さがわかり、どうすれば努力を継続できるかということが人生のテーマになりつつあります。
そんな私の経験をもとになぜ継続ができないのかを考えてみました。
努力を継続できない理由
ぶっちゃけ努力が継続できない理由を一言で済ますと忍耐力不足なんですよね。
ただね、ブラック企業みたいになんでも忍耐力不足って言えば簡単だけど、忍耐力なんて結局はキツイけど耐える力がついたってだけですよね?
そんな脳筋的な発想だとキツイことには変わらないので根本解決はしないんですよ。
だからまずは継続できずに途中でやめてしまう心理を考えてみないといけません。
なぜ途中でやめてしまうのでしょうか?
当たり前だけど、大抵の人は続けるのが楽しくなくなったりとか辛くなってやめるのでしょう。
それではなぜ楽しくなくなったり、辛くなってしまうのでしょうか?
理由はいろいろあると思います。
ゲームだったら対戦相手に勝てなくなってやめるとか。
筋トレだったら風邪をひいて休んでいるうちに面倒くさくなってやめるとか。
部活、サークル、バイトだったら、人間関係の問題で嫌になってやめるとか。
これ全部私の経験談なんですけど、どうすれば継続できていたのかを考えてみました。
努力を継続させるための2つの秘訣
努力を継続させるためには2つの工夫が必要だと考えています。
成長を鈍化させないこと
格ゲーのプロゲーマーとして有名な梅原大吾は上達する前に「ゲームに飽きた」と言って投げ出してしまうプレイヤーに対して、次のような名言を残しています。
「ゲームに飽きた」って言うんですけど、これは違うんですよ。ゲームに飽きたんじゃない、成長しないことに飽きたんです。
好きなことをやっていても同じことをやり続けていれば誰でもいつかは飽きてしまう。
自分を飽きさせないためには成長を実感することが不可欠であると語っています。
問題は日々成長を実感するというのが非常に難しいということです。
初心者のうちは成長するためにやれることがいくらでもあるし、結果としても目に見える形で伸びていきやすいので、モチベーションの維持はそんなに難しくありません。
しかし、ある程度続けていれば目に見える形で成長を感じることは難しくなります。
日々成長を実感するためには同じことをやり続けてルーチンワークにさせないことが重要になってくるのではないでしょうか?
新しい試みを取り入れていくことで日々変化を感じて新鮮な気持ちを忘れないことが大事ですね。
壁にぶつかったときに心が折れないこと
壁にぶつかったときに乗り越えろなんて立派なことは言いません。
就職活動の面接だったら壁にぶつかったときに乗り越えてきた成功談を求められるのでしょうが、正直乗り越える必要なんてありません。
壁にぶつかったときに心が折れなければいいだけです。
必ずしも目の前の問題を直視する必要はないし、ときには壁を迂回して進んでもいいのです。
人間関係なんて頑張って解決しようとしたってうまくいくとは限らないし、逆に何もしなくても時間が解決してくれることはあります。
そのときどれだけ頑張っても解決できない問題でも放っておけばあとで解決できるようになることって意外に多いのです。
例えば、どうしてもわからないバグの原因が次の日になったらすぐに解決したなんてことはよくあります。
これはSEにとって常識とも言える話で、徹夜で原因究明するよりもゆっくり休んで頭をリフレッシュさせる方が効果的という話です。
クソ真面目だったり完璧主義だったりするとどうしても解決してからじゃないと次に進めないとか、一つでもできないことがあるのが気持ち悪くて、むきになって解決しようと躍起になるわけです。
その結果、どうしてもうまくいかないとわかると心が折れて、すべてが嫌になって投げ出してしまうんですよ。
心が折れて投げ出してしまうくらいなら目の前の問題から目をそらしたり、時間が解決するのを待つことも大事ということです。
情報を知りすぎない方が継続できる
何かを上達しようとしたとき多くの情報を仕入れて早く上達しようと思う人が多いと思います。
できるだけ少ない労力で早く上達したいと思えば当たり前の行動だと思います。
しかし、この情報を集めるという行為が実は継続を妨げる可能性があります。
今やネットで調べればあらゆるノウハウは転がっているので、効率的に成長しようと思えばいくらでもできます。
しかし、そうした情報収集と実践は労力がいるため熱が入っているうちはいいのですが、熱が冷めてくると非常に面倒くさくなってきます。
また、いろいろな知識を入れすぎてそれが邪魔をする可能性もあります。
ベストにこだわりすぎることに注意!
先人の技術的な教えはあくまで先人達があらゆる試行錯誤のなかで獲得したものです。
試行錯誤の中で洗練されたベストな手法が紹介されているんです。
問題は初心者がいきなりベストにこだわってしまうとハードルが上がって実践できなくなるという点です。
私はそういう失敗を何度もしてきました。
何かを始めるときまず技術論を知るのが好きで、実際に手を動かすよりもどうすれば努力する方向を間違えずに効率的に成長できるかばかり考えていました。
しかしそうやってベストにこだわった結果、ベスト以外を認めないという気持ちが継続するための心理的なハードルを上げてしまい、自分の首を絞めていくようになるのです。
やがて継続自体が苦しくなりやる気をなくしてしまうパターンを何度も経験しました。
冒頭で紹介した本田圭佑のツイートに「努力の方法が分かってる人は大きく成功できる」とあるように方法論を知ることは大きな成功につながることであることは間違いないんですが、そもそも「努力が人よりも続られる人」になることが前提なんです。
努力の方法をいくら知っていたところで継続できなければ、何の意味もありません。
プライドの高い人間は要注意!
前述したようなベストにこだわりすぎて挫折するのはプライドが高かったり、自己愛が強い人が陥りやすいので要注意です。
要は下手な自分を認めたくないっていう心理があるんですよ。
私が大好きな映画「何者」の主人公は劇中で次のように語っています。
「頭のなかにあるうちは、いつだって、なんだって、傑作なんだよな。お前はずっと、その中から出られないんだよ。」
発表しないで自分の中で温めているうちは無限の可能性があるんですよ。
でも発表してしまえばどうしても評価されてしまうから自分の才能が判断されてしまいます。
それが怖いからいつまでも自分の中で温め続けて、次第にクオリティが低いものを発表して失敗するくらいなら発表しない、やらないというスタンスをとるんです。
そうすれば、自分の才能が傷つくことはないですからね。
あくまで才能がなかったわけではなく、他に興味が移ったとか忙しいとかいろいろ理由をつけて自分が傷つくことを避けたいだけなんです。
勉強も大事だがなにより実践が大事
何より大事なことは早く成長するために勉強することではなく実践することです。
例えば、ブログだったら初心者のうちは1つの記事に時間をかけてものすごくクオリティを高めていくよりも数をこなすことが大事だと思います。
もちろんいつまでも数をこなしているだけでクオリティが上がらないのはまずいけど、クオリティの高いものをちょっとだけ作って燃え尽きるくらいなら、クオリティが低くても恐れずに数をこなすことが大事だと思っています。
マイペースに自己流を貫く人は長持ちする
あくまで私の感想ですが、ノウハウを集めることにこだわらずマイペースに自己流でひたすら実践を繰り返す人は長持ちする傾向にある気がします。
そしてこういうタイプの人は寓話「ウサギとカメ」に出てくるカメのように鈍くても着実に実践し続けることでウサギを追い越すんです。
なぜこういったマイペースに実践を繰り返す人は長く継続ができるのでしょうか?
2つ理由があると思います。
ゆっくりと成長できる
それはゆっくりと成長できるからではないでしょうか。
モチベーションを維持しやすいのはゆっくりと階段を上るように成長していくことだと思います。
逆に一気に爆発するように成長するタイプはモチベーションの管理が難しいと思います。
急激な成長の後に待っているのは成長の鈍化や現状維持、はたまた下降線を辿ることがほとんどなので、モチベーションを維持するのが非常に難しい。
一発屋と言われるように一気にブレイクした芸人やタレントがその後成功し続けるのが難しいのも同じ理由でしょう。
不必要な感情に左右されることがない
もう一つの理由は余計な情報を知ることがないため、上を見て絶望したり嫉妬したりすることが少ないのではないでしょうか。
自分がどれだけゆっくり歩んでいるかを知る由もないということです。
人間は嫉妬深い生き物だから成功している人をみたら羨ましく思うわけですよ。
自分より早いスピードで成長していたら羨ましいし妬ましいわけで、情報を制限することでこういった不必要な感情に左右されることもないのも長続きする理由ではないでしょうか。
まとめ
結局何が言いたかったかと言うと
- 努力を継続するためには成長を鈍化させないこと
- 努力を継続するためには心が折れないように気を付けること
- 初心者のうちはノウハウにこだわらずに実践すること
- ゆっくりでもコツコツ実践を繰り返す人は成功する
偉そうに書きましたが、私もこれといって大きな成功体験があるわけではないので、ここに書いたことは自分自身への戒めです。
最近忙しくて平日にブログの更新ができていなかったので、そのままフェードアウトしてしまわないように気を付けたいと思ってます。
ブログも1年以上続けられたら少しは自信がつくかもしれないので、頑張っていきたいですね!