こんにちは、てつです。
先日、フリーランスになった人と現役サラリーマンの方と合計4名でお話をする機会がありました。
以前から知り合いの方なのでお互いの近況を報告しつつ、2時間ほど話し込みました。
その時に各々の成功事例や失敗事例を含めて色々話したのですが、割と失敗事例の方が皆さん食いつきがいいんですよね。
ネット上には成功体験しか書かれていないことが多いじゃないですか笑
というわけで、独立した頃の自分にもし会えるならという設定で自分が独立後に経験した失敗体験を淡々と振り返っていきます。
フリーランス、割と生きていけない問題
まず一発目はこれですね。
フリーランス最高!自由を手に入れたよヒャッホウ!
みたいな人って割と多いじゃないですか。
成功した場合は確かに自由が手に入ると思うんですけど、失敗するケースの方が多いわけで失敗すると割と詰みますよ。と思うわけです。
私も見切り発車で仕事辞めて独立しちゃった口なので、最初の半年くらいは本当にきつくて泣きそうになりました。いや、実際に布団の中で泣いたのを今でも覚えています笑
サラリーマンの人から独立を相談される場合、私は絶対におすすめしません。
手放しで勧める人の気が知れない。
やれることは制限されるかもしれないですけど、サラリーマンやりながらまずはできることから始めて十分これ1本で食べていける!と判断してから独立することを強くおすすめします。
収入源は複数確保しないと厳しい
自分の場合はサイト運営でご飯を食べていましたが、収入源は複数確保した方がいいです。
例えば自分の場合で言うと、運営していたサイトのアクセスは常に右肩上がりなわけじゃないんですよね。検索エンジンの変動で吹っ飛ぶリスクもあります。
他のビジネスにも言えることですけど、Aプランが潰れても他でやっていけるようなBプラン、Cプランは絶対に用意しておいた方がいいです。
ブロガーを例にすると他でサイトを作ってみたり、ブログの範疇を超えて他でもビジネスを展開するような感じです。
収益を1つだけに頼っていると万が一の時にすごく弱いです。
あまりリソースを分散させ過ぎるのもよくないですが、最低でも2つ以上は収益源を確保しておいた方がよろしいかと。
これはブログにも言えることで、例えばアドセンスだけの収益源しか確保していない人は他で複数の収益源を確保しておくと毎月の収益が安定します。
独立すると変な人たちが群がってくる問題
これは私自身に起こった話ですけど、他のフリーランスの人からも聞くので割とよくある話しかもしれません。
独立した後に参加したフリーランスの人たちの飲み会で、ある人から希望するなら社長で成功している人と会わせるけど、どう?とお誘いがありました。
当時、そんなに忙しかったわけではないし、仕事にも繋がるかもということで後日会うことに。
この時に事前に「金持ち父さん、貧乏父さん」を読んで予習しといてと言われました。
これですね。
確か著者のロバートキヨサキさんは支払い滞って会社が倒産したような・・・
今さら金持ち父さん、貧乏父さんかよwとここら辺で怪しいと思いましたが、実際に会って話しを聞くと社長でもなんでもなくただのネットワークビジネスの方でした。
こんな感じで割と独立したての頃は、カモにされやすいと思われているのか自称稼いでますマンがすり寄ってきました。
大体、本当に稼いでいる人は自分で稼いでいるなんて言わないんですよね。
私の知る限り、本当に稼いでいる社長さんは自分で稼いでいるとか言って、それをコンサルビジネスに繋げるような事はしません。
淡々と着実に自分のビジネスを成長させる方にリソースを割いています。
逆に自称稼いでますマンも何人か知っていますが、ずっと月商100万円とか言い続けています。
あなたのビジネスは何年も成長してないじゃんって突っ込みたい気持ちを抑えつつ、自称稼いでいるって人がいたら9割怪しむ位の気持ちを持っておいた方がいいです。
クレジットカードが作れない問題
これも事前に知っておけばいいなと思った情報。
職業がフリーランスになるとクレジットカードの審査に通りづらくなります。
会社員で安定した収入があって企業がその補償をしてくれているっていうのは自由は制約されるかもしれないけど安定した環境なんですよね。
(クレカを作りたい人で)会社員を辞めてフリーランスになる人は退職前にクレジットカードを作っておくことを強くおすすめします。
ビジネスパートナー選びは慎重に
フリーランスで活動していると他のフリーランスであったり企業と提携して何かしようみたいな話しが出てくる場合があります。
これは今もというか、常に注意しているのですが変な案件掴まされた日には結構なストレスになります。
とりあえず自分の経験の中でこいつは地雷だな、と思う特徴を挙げると
- 最初から値下げ交渉してくる
- 報酬や契約など細部の話しを詰めると面倒くさそうにする
- 時間や約束にルーズ
お互いのためにも契約面をクリアにするのって大事だと思うんですけど、報酬や契約面など細かい話しを回避したがる案件は地雷が多いですね。
ブログの執筆依頼で注意していること
ブログでも同じく記事の掲載や企業からの仕事を受注することがあります。
記事の掲載依頼があった時の1つの目安として自分の経験を書くと、、、
【良さげな案件】
最初から明確な報酬の提示があり、担当者の中で依頼内容が明確になっている
【ちょっと微妙】
金額の具体的な提示がなく、「いくらで受注してくれるか教えてください」と言ってくるパターン
【100%地雷】
弊社のサービスをブログで書いてくれませんか?と無料でライティングを依頼してくる企業
あと国内の企業だと報酬の支払いに銀行振込でも対応してくれますが、ペイパルのアカウントも作っておくと便利ですよ。
メールアドレスを先方に伝えるだけで、ペイパルアカウント上で支払いを受領することができます。
ペイパルで支払いを受領するアカウントを作成するには2週間ほど時間がかかるので、事前に作っておくことをおすすめします。
確定申告はしっかり予定を立てた方が良い
確定申告も事前に準備しておいた方がいいです。
単語はチラッと聞いたことがあるかもしれませんが、フリーランスの人が前年に稼いだ金額を申告し、そこから税金を払うってやつですね。
2017年の稼ぎは2018年の2/16~3/15の期間に最寄りの税務署へ申告することになります。
おお、今年は稼ぎが大きくなりそう!
という人は絶対に青色申告をおすすめします。断然、税金が安くなるからです。
青色申告を使いたい人は、青色申告使いますよという事前の申請が必要になるので注意してください。
新規に開業した人のうち、1/1~1/15までに開業した人は3/15までに提出するというのが原則ですが、それ以降に開業した人は事業開始から2か月以内であればその後に申請しても受理してくれます。
白色申告を使った場合と、青色申告を使った場合の支払う税金の違いをチェックできるサイト貼りますので確定申告が気になる人はチェックしてみてください。
白色申告と青色申告の違いw ってなりますよ笑
青色申告は白色申告に比べると手続きが面倒になるのですが、事前にクラウド会計などで収支を記録しておくと来年の確定申告時期に慌てなくて済みます。
おすすめは法人設立の手続きでもお世話になったfreee さん。
白色、青色申告どちらも対応しています。銀行やクレジットカードとも自動で連携できるので、毎月のお金の流れを把握しやすいです。
で、独立して君は幸せなのかい?
記事の最初に、
サラリーマンの人から独立を相談される場合、私は絶対におすすめしません。
と書きました。これ、ずっと思っていることでこれからも変わらないと思います。
ただ、これって他人の人生に責任を持てるわけではないから安易に辛い選択肢はおすすめしないというだけです。
辛い経験をたくさんしましたけど、自分が面白いと感じる仕事でご飯を食べていけるのは貴重な経験かなと。今も失敗体験は随時アップデート中ですけどね・・・
当時の自分は焦って見切り発車で退職して苦労しましたけど、会社員を続けながら出来ることはたくさんあったと反省しています。
独立すると毎月の生活費の不安がのしかかってくるので、安定した収入がある内にサイトやブログを育てるなり勉強してスキルを身につけるなりしておけば良かったなぁと思います。
逆に退職前の期間は独立後の準備期間と捉えると動き方も違ってくると思います。
今ではオンラインでプログラミングやデザイン、マーケティングも勉強できる時代ですし。
動画学習プラットフォームのおすすめは断然Udemy(ユーデミー) 。
色々書きましたが、将来的にフリーランスを考えている人へ失敗例として参考になれば。それでは今日はこの辺で。