NNNドキュメント「プラス4℃の世界 温暖化の果て…私たちの未来」
2017年11月5日(日) 24時55分~25時25分 の放送内容
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最終更新日:2017年11月2日(木) 19時30分
番組詳細説明(内容)
【見どころ】
温暖化で日本の平均気温は今世紀末には3〜4度上昇すると予測されている。
標高が高い長野県は温暖化の影響を受けやすく、リンゴ産地の4割では将来栽培が難しくなると言われる。
諏訪の特産・天然寒天の生産は冬の冷え込み不足で大きな影響を受け、ワイン用ブドウは酸度と糖度のバランスが崩れはじめた。
どうすれば味を維持できるか、生産者は知恵を絞る。私たちは将来、どんな“暑さ”の中で生きることになるのだろう?
【内容】
■夏の影響(1)ワイン用ブドウ
長野県のワインは今、全国的に高い評価を得ている。ワイン用ブドウは生食用ブドウに比べて温暖化の影響を受けている。番組ではワイン産地として長い歴史のある塩尻市と、注目が集まる北信地域の産地の取り組みを取材し、それぞれの温暖化の適応策に取り組む生産者の姿を追う
■夏の影響(2)ヒートアイランド現象
国内で40度以上の気温を記録したのは、高知県江川崎、埼玉県熊谷、岐阜県多治見などどれも内陸部の都市。その多くはヒートアイランド現象が原因だ。長野市は標高が高い(中心地で約360m)ために40度を超えることはないがヒートアイランド現象は現れている。信州大学工学部の高木直樹教授はヒートアイランド現象の研究者。温暖化が進めばヒートアイランド現象が加速する将来のための、適応策を研究している。高木教授は長野市で調査を実施し、全国の内陸都市への提言を考えている。
■冬の影響(3)リンゴ高温化実験
長野のリンゴ産地は温暖化の影響で今世紀末には約4割が栽培が難しいと予測されている。長野県果樹試験場では全国初の試みで人工的に温度を2度上げるハウスを作りリンゴの栽培を実施。花芽の付き方や実のなり方を調査した。その結果プラス2度で出来たリンゴは通常よりも色付きが薄く、実が大きく、味にばらつきがあることが判明。試験場では栽培方法の変更や品種改良など対策が必要と言う。進む研究の状況とリンゴ栽培の将来像を伝える
■冬の影響(4)天然寒天の危機
長野県諏訪地域で140年前から作られている伝統食品の天然寒天。最低気温が氷点下5〜6度の日が続かないと上質の寒天にならないが、ここ数年、冬の冷え込む期間が短くなった。50年前は12月上旬から3月下旬まで作られていた期間が、今は12月中旬から2月上旬までしか作れない。生産量を減らしたくない生産者は限られた期間で多くの寒天が作れるよう干し場を増設。
(寒天作りは約2週間、屋外で寒気にさらすことが必要)温暖化にも対応できるよう、ぎりぎりの工夫でしのぐ。
一方、若手生産者の茅野文法さんは通常生産を行わない暖かい3月にも寒天作りを継続。そこでは形崩れを前提とした規格外の寒天を作る。味に問題はないため「規格外製品」をあえて作る方法で売り上げを保つ工夫をするなど、生産現場の現状を伝える。
温暖化で日本の平均気温は今世紀末3~4度上昇と予測。高温下でのリンゴ栽培の実験の様子や、ワイン用ブドウの温暖化対策を追い、将来どのような影響が出るのかを探る。
出演者
- ナレーター
- 浜辺美波
番組内容
温暖化で日本の平均気温は今世紀末には3~4度上昇すると予測されている。標高が高い長野県は温暖化の影響を受けやすく、リンゴ産地の4割では将来栽培が難しくなると言われ、県の実験ハウスでは2040年代を想定した高温下でのリンゴ栽培の研究が始まった。ワイン用ブドウは酸度と糖度のバランスが崩れはじめ、品質を維持するため生産者は知恵を絞る。私たちは将来、どのような“暑さ”の中で生きることになるのだろう?
監督・演出
テレビ信州
その他
- 属性情報?
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- ジャンル
- ドキュメンタリー/教養 - ドキュメンタリー全般 ニュース/報道 - 特集・ドキュメント
人物情報
出典:日本タレント名鑑(VIPタイムズ社)(外部サイト)
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