年末になるとテレビで「第九」の合唱を見かけることが多くなりますよね。
第九とはベートーヴェンの交響曲第9番の略称で、晩年のベートーヴェンが、耳も不自由な中に作った最後の交響曲です。
4楽章からなる構成で、最後の第4楽章の独唱と合唱つきで演奏される「歓喜の歌」が一番有名なので、第九といえばこの「歓喜の歌」をイメージする人が多いでしょう。
最近では日本各地で参加型のコンサートも開催されているので、興味があったり参加したい人が増えてきているようです。
アマチュアの合唱団に所属していればコンサートにも参加できますが、合唱団に所属していないしカラオケが趣味程度の歌唱力だけど、日本の風物詩だし思い切って今年は参加したい!という方がコンサートに参加するにはどうしたらいいでしょう?
完全な素人・初心者が第九のコンサートに参加するために必要なことを今回はご紹介します。
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第九の合唱歓喜の歌に初心者が参加するためには 申し込み編
①合唱団に入っている友達・知人の紹介
年末の風物詩の第九ですが、元々は日本だけでなく世界各国で歌われています。
日本では昭和22年にNHK交響楽団)が、12月に3日連続の「第九コンサート」を行ってから恒例となっています。
コンサート収入が合唱団の新年に向けての貴重な収入源でもあるので、アマチュア合唱団が「第九」を歌い始めます。コンサートには合唱団員の家族や友人たちが駆けつけるので満員になることが多いですね。
年々、この合唱の人数を増やす傾向にあるので、合唱団の友達や知人経由で参加する人も増えているみたいです。
まずは、身の回りに合唱に参加している人がいないか探してみましょう。
②自分で地域の合唱団に申し込む
運よく身の回りで合唱団に入っている人はあまりいないでしょうから、ほとんどの人が自分で情報を探して申し込むパターンになるでしょう。
合唱団の募集を探すのには、インターネットで探すのが一番早いですが、地域のコンサートホールの掲示板を確認したり、コンサートホールに募集をしている合唱団の有無を電話で問い合わせするのが確実です。
募集時期としては例年早い合唱団だと5月くらいから募集が開始されます。多いのは8月くらいからです。
締め切り時期は、定員になり次第のパターンが多いのですが、練習が始まりますのでその練習日までが締め切りという合唱団も多いです。
練習は9月~10月からの開始する合唱団が多く、回数としては5~10回前後のところが多いです。
大規模なコンサートの場合ですと、5月から募集を開始して6月に締め切りというところもあります。
第九の合唱歓喜の歌に初心者が参加するためには 参加資格編
参加資格は応募する合唱団のレベルによってまちまちなので、その合唱団のルールにしたがってもらうのが一番です。
参加資格として
・譜面が読めること
・ドイツ語の歌詞で歌うことが出来る人(カタカナ発声で大丈夫)
などを条件としているところもありますが、多くの合唱団は
・練習にきちんと参加できること
・18歳以上
など、まじめに練習参加さえできればOKのところが多いです。
練習は、10回の練習日に3回以上の欠席は不可などの条件があります。
最近では小学生から参加できる合唱団もありますので、親子で参加してみるのも
いい思い出になりますよね。
第九の合唱歓喜の歌に初心者が参加するためには パート編
応募する際には希望の歌唱パートを選択することになります。
ソプラノ 女性高音
アルト 女性低音
テノール 男性高音
バス 男性低音
音域のの目安としては
ソプラノ ピアノの真ん中のドからはじめて ドレミファソラシドレミファソラ(C4からA5)が目安
アルト ピアノの真ん中のドより低いソラシドレミファソラシドレミ(G3からE5)が目安
テノール ピアノの真ん中の1オクターブ下のドからドレミファソラシドレミファソラ(C3からA4)が目安
バス ピアノの真ん中の2オクターブ下のファからファソラシドレミファソラシドレ(F2~D4)が目安
あまり厳密に考えず、練習に参加しているうちにどんどん音域が広くなると思うので目安として考えてください
第九の合唱 歓喜の歌に初心者が参加するためには 練習内容
実際の練習では
発声練習
↓
ドイツ語発音
↓
リズム読み
↓
パート別音取り
↓
合同練習
のパターンが多いです。
自主練習も必要となってきますが、パート別のCDなども発売されているので
参考にしてみてください。
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まとめ
いかがでしたか?
イメージはできたでしょうか?
最近は100人~数千人規模のコンサートもあるみたいです。
ライフワークとして毎年参加される方や、合唱を通じて友達が増えた方なども多いみたいです。
興味がある方はぜひ参加してみたらいかがでしょうか。