触れようと、もがく
創り出そうと、もがく
そうやって
グシャグシャになってするもがきは、楽しい
ソファーで寝落ちして、朝を迎える
鳥がさえずる前に、ネコが顔を踏む
コーヒーをいれていると、ネコが足を踏む
頭と背中が重いけど、楽しくって仕方がない
日常が肩を叩き、尋ねてくる時がある
自分の先を、考える事がある
でも、自問の末に飛んでいく
内側が騒ぐ
過去が声を上げる
耳を貸そうと近づくと
森の中に引き込まれる
胸焼けが襲う夜もある
それでも
楽しさが込み上げる
首を這ってくる欲よりも
もっと強く突くのは
喜び
登場人物が独りで歩き
思いもしなかった景色をくれる
好き放題する彼らをまとめて
迷わないように道を作る
そうして出来上がった喜びは
何物にも代えがたい
誰に頼まれたわけでもない
名前も全く売れていない
けれども
楽しいから、書く
胸が躍って嬉しくて
また、新しいドアを開ける
薄暗い中で手を振るけど
読んでくれる人がいる
想いをくれる人がいる
それは
僕を照らす光
気持ちを繋ぐ宝物
有難い出会いがあった
言葉でスイングして
力強くハイタッチした
会った事もない人
存在すら分からない人
元の姿で投げた球を
バックスクリーンに叩き込んだ
スタンドが俄かに活気付く
楽しくって仕方がない
今日も変わらずイスに座る
2回目のコーヒーをいれ
底を目指して潜り込む
息が切れて真っ暗になる
でも
ネコ達がいる
居場所がある
僕は一人じゃない
***
応募締め切りは2月末
次の世界は、ロードムービー
橋はかかるか
かからないか
例えその先に渡れなくても
ストーリーは続いていく
全部ひっくるめて楽しいから
想像は終わらない
電波の縁に、最大限の感謝
合掌