私の部屋で恩人に感謝スペシャルを…。
（拍手）
（黒柳徹子）昨日の雨すごかったな。
川のほう見てこようかな。
おーい！畑さ〜ん！川のほう見できた？
（畑栄）そったら大声出すもんでねえ女子のくせに。
ケイコちゃんやシゲコちゃんの家の畑はどうだった？家も畑も大丈夫だ。
キャベツも助かった。
いがった〜。
んだ！川があふれで鉄道が動がねえがら足止め食らった旅の一座が興行打づんだど。
わいは〜！旅の一座？農業会でやるらしいからおらも行くはんでおめも来いやおっかさん連れで。
畑さんはママのファンだがらね。
してもママにはパパがいるんだはんでね。
やめれ。
そったら下世話なもんでねえよおらの朝さんへの思いは。
へばな。
へばね〜！旅の一座か…。
ママも行きましょうよ。
（黒柳朝）ママは仕立物が間に合わないからあなた一人で行ってらっしゃい。
東京にいた頃よくパパのコンサートやバレエの公演に行ったのに。
そうね。
乃木坂上倶楽部でダンスパーティーもしたわね。
一緒に行きましょうよ！一人で行きなさい。
（三味線）月形！天誅！
（飛竜紅）下がっていなさい。
見せてやろう剣の舞を。
（歓声と拍手）うわっ。
うわっ。
うっ…ああ…。
（拍手）いいぞいいぞ！日本一！いいぞ！ありがとうございます。
ありがとうございます。
北戸村農業会様のおかげで本日飛竜紅一座興行を打つ事が出来ました。
高いところからではございますが北戸村農業会の皆様そしてご来場の皆々様に厚く厚く御礼を申し上げます。
誠にありがとうございました。
（歓声と拍手）「赤いリンゴに唇よせて」「だまって見ている」「青い空」「東京ブギウギ」「ブギの踊りは世界の踊り」「二人の夢のあのうた」「口笛吹こう恋とブギのメロディ」「燃ゆる心の歌甘い恋の歌声に」「君と踊ろよ今宵も月の下で」「東京ブギウギリズムウキウキ」「心ズキズキワクワク」「世紀のうた心のうた東京ブギウギ」「ヘイー」
（拍手）よくやるなやるもんだ！ほだな。
東京もんは違うもだな。
ほだほだ。
（拍手）
（朝・徹子）ごちそうさまでした。
（ノック）はい。
徹子さん。
はい。
は〜い！飛竜紅さんだ！朝から突然お訪ね致しまして申し訳ございません。
私飛竜紅の夫で一座の役者及び会計係をやっております飛竜田之助でございます。
あなたも昨日出てましたよね？
（田之助）はい。
本日は黒柳さんとお嬢さんに座長飛竜紅からたってのお願いがございましてまかり越してございます。
昨日は徹子がとても楽しませて頂いてありがとうございました。
ひと晩中飛竜紅さんのお話ばかりしておりましたの。
本当に楽しかったです。
黒柳さん…お嬢さんを私ども一座にお預け頂けませんでしょうか？わいは…。
は！？必ず立派な座長にしてお返し致します。
私の目に狂いはございません。
こちらのお嬢さんは１００年に一人の逸材であられます。
まあそんな…。
この道で生きてみませんか？あなたには天が与えた華がある。
独特の声がある。
リズム感がある。
芝居心がある。
人を楽しませる事を天命としてあなたは生まれてきたんです。
突然ですがいかがでしょうか？あの…それは学校もやめて私のもとを離れご一緒に旅に出るという事でしょうか？
（２人）そうです。
黒柳徹子さん。
２代目飛竜紅になれる人はあなたの他をおいてありません。
（２人）どうかお願い申し上げます。
（田之助）失礼致します。
驚いたわね。
旅の一座楽しそう。
行きたければ行きなさい。
本気なの？だってあなたの人生はあなたのものだから。
ママ独りぼっちになっちゃうじゃない。
大丈夫よ。
パパもそのうち帰ってみえるから。
遠い昔ママには北海道のおじいちゃまが決めた許婚がいたの。
わいは〜！でもパパの事を好きになってしまって迷っていたら東京のおばさまがおっしゃったの。
あなたの人生はあなたのものだから好きにしなさいって。
（井上えつ）恐れる事はないわ。
チョッちゃんの人生はチョッちゃんのものなんだから！あの時のおばさまの気持ちママ今やっとわかったわ。
ほら学校に行く時間でしょ。
早く行きなさい。
あの…。
（田之助）おお！決心ついたな。
昨日一日考えたのですけど座長にして頂くお話はお断りします。
どうして？父がシベリアから帰ってくるまで母を一人で置いていく事は出来ないなと思って。
行かないでってお母ちゃんに言われたのかい？いいえ。
母は好きにしていいと言いました。
でも…。
そうか。
それなら仕方ないな。
すみません。
うん。
もし気が変わったら暮れに浅草で興行するから訪ねてきなさい。
それは違うよあんた。
えっ？お嬢ちゃん…。
人にはね旬ってもんがあんだよ。
こっちが欲しいのは今のあんただ。
半年後のあんただったらいらないよ。
座長の誇りにかけて紅は徹子を突き放しましたが心の中では確信していました
この子とはどこかで必ず再会すると
ただいま。
おかえりなさい。
何やってるの？徹子さん…ママは東京に帰ります。
えっ？あなたは飛竜紅一座と一緒に行く？それともママと東京に帰る？一座にはお断りしてきたけど東京って…。
じゃあママと一緒に東京に帰りましょう。
いつ？準備出来次第すぐよ。
ここにいたらパパはいつまでもお帰りにならないような気がするの。
北千束に帰ってそこに新しい家を建てるの。
そしたらパパは必ず帰ってみえるわ。
家を建てるってそんなお金ないじゃない。
お金はあるわ。
行商で稼いだお金よ。
行く当てのない私と娘を快く迎えてくださり住むところまで与えてくださったご恩生涯忘れません。
本当にありがとうございました。
（トメ）なんのなんの。
こっちは同情して一生懸命力貸そうと思ったけどいつの間にやら金っこ貯めて家まで建ててまあ東京の人は大したもんだな。
（八重）違えなんな。
なあ違え。
早ぐ旦那さんが元気で帰ってくる事みんなで祈ってるがら。
ありがとうございます。
あっ…そうだ。
これトメ様にワンピース。
（トメ）えっ！
（八重）わいは〜。
八重様にも…。
（八重）あら…。
（トメ）うわあ！ほれほれ…。
伸夫様にはジャケツを…。
おお…！わあ…アハハ…！こいだばアメリカさんみたいだべ。
（八重）わいほだな〜。
（トメ）なあ。
（佐々木）大事に着るがら。
ありがどな。
こちらこそありがとうございました。
うわあ…。
畑さ〜ん！東京さ帰るって本当だんだが？うん…。
寂しぐなるな…。
おらこの先どうして生きていぐべ。
大げさだべさ。
大げさでねえ。
黒柳朝さんはおらの命の恩人だがらな。
命の恩人？負傷してふるさとに戻ってがら生ぎでる事が恥ずがしくてよ。
死んだほうがマシだど思ってた。
黒柳さんが優しくしてけながったらおら死んでいだがもわがんね。
んだったんだ…。
おめもそうだ。
手のねえおらの手を取って踊ってくれたべ。
（徹子の声）踊った！ワルツ！
（畑）懐かしなあ。
ママと私はいなくなるけど畑さんも早ぐ嫁こばもらって幸せにね。
余計なお世話だべ。
へばだば元気でな。
元気でね〜！へばだばね〜！
終戦から４年東京の街は驚くべきスピードで復興を遂げていました
来週より黒柳家怒濤の戦後東京編となります
どうぞお楽しみに！
（新幹線の警笛）牧師様は私の事が好きだと思うんだけど。
パパが帰ってくるわ！
（ｔｏｔｔｏ）来週もお楽しみに！2017/11/03(金) 12:30〜12:50
ＡＢＣテレビ１
トットちゃん！ ＃２５[解][字]
辛く困難な時代を明るく前だけを向いて駆け抜けた、黒柳徹子とその家族の激動の昭和史を笑いと涙で描く！「窓ぎわのトットちゃん」の時代から国境を越えた恋まで初映像化！
詳細情報
◇番組内容
空襲の激しさ増す東京で身の危険を感じた母・朝（松下奈緒）は、徹子（豊嶋花）を連れて青森の農家・佐々木を頼りに疎開するが、居候の身として迷惑をかけまいと、畑の隅にある小屋で徹子との２人暮らしを始める。青森での日々は流れ、日本は終戦を迎えた。それから３年後の夏、１５歳となった徹子（清野菜名）の登場で物語は大きく動いていく！一方朝は、働いていた村の農業会を辞め、青森と東京を往来する行商の仕事を始めて…？
◇出演者
清野菜名、松下奈緒、山本耕史
中村メイコ、いしのようこ、宮川一朗太
◇原案
黒柳徹子
◇脚本
大石静
◇演出
遠藤光貴
◇主題歌
福山雅治『トモエ学園』（アミューズ／ユニバーサルJ）
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎（テレビ朝日）
【プロデューサー】服部宣之（テレビ朝日）、角田正子（クリエーターズマネジメント）、菊地裕幸（クリエーターズマネジメント）
【協力プロデューサー】田原敦子（テレビ朝日）
◇おしらせ
☆番組ＨＰ
http://www.tv-asahi.co.jp/totto/
☆Ｔｗｉｔｔｅｒ
https://twitter.com/totto_tvasahi
☆Ｉｎｓｔａｇｒａｍ
https://www.instagram.com/totto_tvasahi/
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字（字幕）
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード（ステレオ）
日本語
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日本語（解説）
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