11月8日は「亥の子祝い」の日です。
平安時代より、今年の収穫を終えたことを祝い、冬の始まりを迎える行事として
民間で親しまれていたお祝いです。
この日の意味や過ごし方を、開運目線でご紹介いたします!
「亥の子祝い」の日とは
「亥の子祝い」の「亥」とは、文字通り干支の「いのしし」を表します。
干支は年だけでなく、月・日・時刻にも割り当てられていて、
毎年「旧暦の十月」、つまり「立冬」以降の11月が「亥の月」にあたります。
そして、一年で最初の「亥の月・亥の日」になる日が「亥の子祝い」の日で、
さらに「亥の刻」である21時~23時に「亥の子餅」を食べる、というのが
「亥の子祝い」の風習となっています。
なぜ「いのしし」を祝うのか?
イノシシは子供をたくさん産むので、「子孫繫栄」の意味があり、
転じて「家運繫栄」「家内安全」などの意味も持ちます。
また、秋の収穫を終えた事を祝い、冬を迎え「無病息災」を願う意味もあります。
「亥の子餅」と「炉開き」で過ごします!
この日は「お祝い」の日であると同時に、一般家庭では「炉開き」の日ともいわれています。
冬を迎えるための伝統を取り入れて、次の季節も開運していきましょう!
「亥の子餅」の作り方
亥の子餅は「玄猪餅(げんちょもち)」とも呼ばれ、イノシシがモチーフになっています。
ちょうど、11月は新米穀年度が始まりますが、
その年に収穫されたもち米を使ったお餅の中に、
大豆・小豆・大角豆(ささげ)・ごま・栗・柿・糖(あめ)の7種の粉を混ぜて
子イノシシ(=亥の子、うり坊)の毛色に見立ててて作られます。
最近は、あんこに黒豆の入ったお餅で作られることが多く、
和菓子屋さんなどで買うことができます♬
中には、うり坊に見立てるため、しましま模様の焼き印をつけた可愛いものもありますよ♡
亥の子餅が手に入りにくい場合は、通常のお好きなお餅でかまいません。
21時~23時の「亥の刻」に、デザートがてらいただいてみてくださいね♡
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「炉開き」に適した日
昔、家庭で囲炉裏や暖炉が使われていた頃は、この日に使い始めると良いとされていました。
陰陽五行説では「亥」は「水気の陰」にあたりますので、
「火気の陰」である「火災」に強いものとされ(水は火に勝つため)、
この「亥」が重なる日に使い始めた火は、火災になりにくいとされていました。
特に無理をする必要はありませんが、
「そろそろ暖房器具を出そうかな…」と思っているようでしたら、
この日を選んでみるのも良いかもしれません♬
大切なのは、季節を楽しむこと☆
風水や暦による年中行事は、何より「季節を感じること」が重んじられています。
これから寒さが厳しくなりますが、冬の入り口をお祝いする気持ちで迎えてあげて
新しい季節も、幸せに運よく過ごしてくださいね♡
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