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VRでも手元のキーボードでタイピング ロジテックが新システム

キーボードなどPC周辺機器メーカーのロジテック(日本では、「ロジクール」ブランドで展開)は、VR内に現実のキーボードを持ち込む新システムを公開しました。開発者向けに「Bridge」と名付けれたこのシステムは、VRの課題の一つであった文字入力に対する解決策になる可能性があります。一般発売は未定ですが、現在同社は開発者向けのキットを販売しています。

VRの課題、文字入力

没入感により、現実の世界を忘れることのできるVRですが、業務の効率化などにもつながると期待されています。その課題の一つとされているのが、文字入力です。

VRヘッドセットを装着してしまうと現実の視界が見えなくなってしまい、自分の手も、手元にあるキーボードも見ることができません。文字入力をするために、VR空間上にバーチャールなキーボードを表示させ、手に持ったモーションコントローラーをポインターのように動かしながら入力する方法などがありましたが、キーボードで文字を打つほどの速さにはなかなか到達できていませんでした。

https://www.youtube.com/watch?v=XVXvk1X1Gbs

ロジテック社は、HTC Vive向けに文字入力システム「Bridge」を開発しました。HTC Viveの周辺機器であるViveトラッカーを専用のリグでキーボードに装着することで、キーボードの位置を認識します。体験者からは、完全に再現されたキーボードがVRにあるように見え手を伸ばすとその場所にキーがあることで、現実と同じようにタイピングを行うことが可能になります。


公開された動画では、手も表示されていますが、仕組みが説明されておらず、おそらくViveのフロントカメラを使用しているものと考えられます。

開発者が組み込めばSteamVRの全コンテンツに対応可能なほか、キーの役割やスキン(着せ替え)も可能になります。キーボードを製造しているメーカーならではの取組と言えます。

アプリ内で「Bridge」を使うためには、開発者による対応が必要とのこと。50種類のキーボードに対応する開発者キットを用意しているとのこと。150ドル(約16,500円)で展開しています。申込は11月16日ま。現時点では米国に開発拠点を置く開発者が対象です。

申込フォーム(英語)

(参考)
Introducing the Logitech BRIDGE SDK / HTC Vive Blog(英語)
https://blog.vive.com/us/2017/11/02/introducing-the-logitech-bridge-sdk/ 

Logitech Using Vive Tracker to Bring Your Keyboard and Hands Into VR for Efficient Typing / Road to VR(英語)
https://www.roadtovr.com/logitech-bridge-development-kit-vr-keyboard-typing/

※2017年11月4日12:45 不足情報を追記しました。

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この記事を書いた人

  • 慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。
    現実を進化させることができるVRに無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。これまでに体験したVRコンテンツは展示、配信合わせて500作品以上。現在ももちろんコンテンツを体験し続けており、VR業界の情報集約と提供、コンサルティングに強みがある。また、海外の主要なVRイベントでは必ず現地に足を運び、取材やネットワーク構築を行っている。2016年は6回渡米。

    Twitter:@tyranusii