歌手・加山雄三(80)が、ライムスターの宇多丸(48)がパーソナリティーを務めるTBSラジオ『ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ』(毎週土曜 深0:00)の4日、11日放送分に出演する。今年で傘寿を迎えた加山だが、黎明期の1970年代からゲームを愛する一面を持つ。放送では『スペースインベーダー』などアーケードから最新のVRまで“ゲームの生き字引”である加山がトークを展開。ORICON NEWSでは収録直後の2人にインタビューを行い、船上でのゲーム秘話などを聞いた。
■止まらないゲームトーク 収録時間も延長「歴史をたどるなら時間をかけないと」
19時間、連続でゲーム。夜中の3時にクリアして独りリビングで「やったー」と叫ぶ。中学生や高校生ならよくある話だが、どちらも80歳の加山から出たエピソードだ。70年代からアーケードに触れ、富士通のPC・FM-7でもゲームをやり込んだ。中でも大ハマリしたのが1996年にPlayStationで発売された『バイオハザード』だ。加山は「すごいのが出たと情報が入ってきた。すぐに飛びついて、すぐにやって、すぐにハマった」と回想し、「もう抜けられない。完全に使い物にならなくなった。家族から見捨てられたよ」と懐かしそうに振り返った。
今も同シリーズの熱狂的なファン。ナイフ縛りでプレイするなど、ただのゲーム好きではないことも明かした。そのほか『鬼武者』シリーズ、レースゲームなど極めているタイトルも多数あり、最新のVRも所持している。収録ではPS VRに対応している『グランツーリスモSPORT』を体験。あっという間に上達し、宇多丸を驚かせた。さらに加山だからこそ分かるあるものに気付いて全員が驚きの声を上げた。
加山との邂逅に宇多丸も大興奮。加山が主演する映画『狙撃』(1968年公開)のDVDを持参し、「日本でガンアクションの描写が最もリアルな映画の1つとして知られる…」と熱く語っていた。また、おすすめのゲームを加山からリサーチされると、ある作品を推奨した。しゃべっても、しゃべっても話が尽きない加山との対談に「知識も得られる。加山さんは掘りがいがあるなぁ」と満面の笑みだった。
■船上でもゲーム三昧「海行ったら泳ぐかゲームやるか」
若大将・加山と言えば忘れられないのが船だ。船上でもゲームは欠かせないという。「海行ったら泳ぐかゲームやるか。VRもちゃんと船にある」とPS2、PS3、PS4、PS VRと船内に完備している。「大会社の社長さんとか、来たお客さんがVRやってるのを見るのが好きなんだよ。うおーってひっくり返りそうになったり、面白いよ」といたずらっぽく笑った。
インタビューでは家族との関係にゲームが役に立ったことを明かした。「子どもたちとのコミュニケーションがすごくうまくいった。未だに『あのゲームの主役って名前なんだっけ』とかお互いに言っている。子どもって言ったって40歳を超えてるし、今は孫も入ってきてる。孫は高校生でバリバリ。3世代をゲームがつなげたようなところをあるよね」。家族がゲームという絆で結ばれているようだ。
また、ゲームをすることでステージでの動きも変わると証言。「反射神経が鍛えられる。急に変化したときに自分の心がどう動いているのか分かる。客観的に自分自身を抑えると、ゆとりができる」とゲームをすることで全体を見ようとし、結果的に視野が広がるという。「(ステージ上で)臨機応変にできるのもゲームのおかげ」と言い切っていた。
■船上で肉12キロやフルコース もてなしも若大将流
船についても熱く語った。休みが3日以上あれば船の上で過ごし、多いときで月に10日ほども乗る。「東京からご招待するときは、船でこっちまで来るんだよ。東京から1時間のところに三崎港や逗子マリーナもある」。1度に多くの客人を呼べるように日程を調整し、「最近では、南こうせつ君や竹中直人君も来たし、奥田民生君も来た。斉藤和義君や氣志團とか一緒にステージをやってくれた人を呼ぶんだよ」と楽しそうに明かす。
船内での食事を振る舞うのは、もちろん船長の加山だ。「たいてい15人ぐらいになっちゃうから大変だよ、料理作るのが。肉を12キロも買ってきたときもあるな。35人ぐらいだったかな」と豪快に笑った。それでもベストは8人までという。「テーブルについて食事するので1番いいのは8人ぐらいだね。そしたらちゃんとテーブルをセッティングして、みなさんにフルコースを食べてもらえる。普通じゃ食べたことないようなものを食べさせる。マンハッタンでしか食べられないものを極めて、それ以上のものを作る。みんな、うれしそうだよね」。
スチャダラパーのBOSEが船の“常連”と知ると、宇多丸は「あのやろう…」と嫉妬。そんな姿を見ると加山は「ヒマが合えばな!」と笑顔でクルーズに誘っていた。
■宇多丸はHIPHOPとゲームの共通項を分析
HIPHOPとゲームの共通点について、宇多丸は「発展していった時代が近いかもしれないですね」と話す。「僕がオススメしているゲームは、アメリカ文化全体を包括したようなゲーム。アメリカって、いろんなラジオ局あるじゃないですか。ゲームの中で車に乗ると好きな音楽を流せる。HIPHOPの曲もあるんですけど、ものすごく分かっているチョイス。アメリカの犯罪映画も好きだし、HIPHOPもゲームも好き。海の向こうに俺の全てをわかってくれる人がいたってなりました。そういう人が山ほどいたみたいで、俺の大好きな『グランド・セフト・オート』が世界で1番売れているゲームになったんですね」。トレンドを追い求めながら、コアなファンは逃さない部分にヒットの要員があるという。「時代を呼吸している感じが好きですね」とした。
最近ではゲームハードも多様化しているが、加山のこだわりは据え置き機。「自分の時間をたっぷりと楽しむ。ぼーっとテレビ見る時間も楽しいかもしれない。でも、自分で中に入り込んでプレイングして楽しむ。それが家庭用のよさだね」ときっぱり。家族と共にゲームできる点も利点だ。「俺が1番うれしかったのは、次男が誕生日に『バイオハザード3』のロケットランチャー(ロケラン)の弾数無限のデータをプレゼントしてくれたとき。『これ、何よ』って言って開いたらロケランの無限のデータで、『お前、最高だな!』と。俺、取れなかったんだよ。半ば諦めかけたときにくれたから、もううれしかったなぁ」としみじみ。
最後は宇多丸が「ゲームだって、まだまだ出てくるし、お話は尽きないですね」と次回の出演をオファー。収録を大満足で終えた加山は「もちろん。どんなことを聞いてくるのか楽しみだよ」と乗り気だった。
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