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東京五輪目標に営業運行 線路・道路両用のDMV

更新 sty1711040005
 線路を走行するDMV(徳島県提供)  線路を走行するDMV(徳島県提供)

 徳島県と高知県を結ぶ阿佐東線を運営する阿佐海岸鉄道は、2020年東京五輪・パラリンピックを目標に、線路と道路の両方を走行できるデュアル・モード・ビークル(DMV)の世界初の営業運行開始を目指している。観光の目玉として、新車両製造や運転士募集などの準備を進める。

 道路を走行するDMV(徳島県提供)
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 DMVはマイクロバスを改造し、線路用の車輪と道路用のゴムタイヤの切り替えができる車両。国内ではJR北海道が04年に開発したが、実用化を断念した。徳島県はこれまで、JR北海道から車両を借りて試験運転をしたことがある。
 徳島、高知両県などでつくる「阿佐東線DMV導入協議会」は本年度中に3台の発注を目指している。徳島県は車両製造や駅舎改築のため、本年度予算に約9740万円、高知県は1850万円を計上した。
 阿佐海岸鉄道は、車両が注目され、観光客が訪れることを期待する。同社の岡本真一専務は「地域観光の起爆剤となってほしい」と話す。また、DMVは鉄道よりも人が住む地域に近づけ、乗り換えも必要ないため、高齢者に優しい乗り物だとしている。

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