読んで間違いなし超おすすめの短編小説まとめ【12作品】

本を読んでいる人

 

短編小説っていいですよね

一つ一つのストーリーが短いので

寝る前はもちろん、通勤の時の電車の中などで

区切れが良い所で気持ち良く

読み終われます。

 

また、長編小説など読んでいる場合の

気分転換として軽く短編小説を挟むのもなかなかいいですよね

 

ちなみに私は短編小説を常に持ち歩き

いつでも読める時間があるなら読むようにしています

 

そこで今回は

おすすめ短編小説を12作品紹介していきます

読むジャンルが結構ミステリーに偏っているので

その辺はご了承ください(*- -)(*_ _)ペコ

 

 

1.『すべての神様の十月』

 

 

小路幸也によって描かれた

少しほっこりする全7編のライトミステリー短編小説

 

疫病神や死神など一般的に悪いイメージがある神様の

過ごし方を題材とした作品

 

死神は本当に人間を殺しに来るのでしょうか

それは、私たち人間の勝手な妄想であって

私たちはその妄想にとらわれ過ぎているのではないのでしょうか

 

少しイメージにとらわれすぎているのかと

考えさせられるような短編小説になっています

考えさせられる反面

ラストには心温まり、感動する作品です

 

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2.『ジョーカー・ゲーム』

 

 

柳浩司の代表作品

2016年にはアニメも放送された短編集

 

この作品はシリーズものとして

“D機関シリーズ”と言われていて

ジョーカー・ゲーム

ダブル・ジョーカー

パラダイス・ロスト

ロスト・ワルツ

の計4冊が発売されています

 

柳浩司はデビューから歴史上の偉人を重要な役割として扱っていたが

本作においては完全オリジナルのキャラを

主役として扱った作風に変えています

 

結城中佐の提案でスパイ育成学校“D機関”が

設立され、スパイになるべく集まった

12名の化け物

後に、優秀なスパイとして世界規模で活躍することになる

ただの一度も失敗は許されない

ノンストップで起こる本格スパイ小説

最高の緊迫感と緊張感をご堪能ください!!

 

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3.『ハッピーエンドにさよならを』

 

 

歌野晶午さんの全11編の短編小説

 

タイトルから容易に想像できます

 

はい、そうです、ご想像の通り

ハッピーエンドを捨ててます

最高に後味が悪くブラックユーモア溢れる作品が多いうえに

妙に現実味がある作品

ゾクッとしながら読んでました

 

しかも、どの物語にも全く救いようがないです

 

現実なんて思い通りにいくことなんか

少ないですよね?

それじゃあ、物語はどうでしょうか?

 

歌野晶午先生にハズレなしっ!!

 

 

4.『4ページミステリー』

 

 

蒼井上鷹によって作られた名前の通り

オール4ページの超短編小説です

収録作品は驚異の60作品

 

通勤に超最適なんです!

なんせ、1作品4ページほどなので

一駅で1~2作品は読むことができるので

忙しい人などに特に、おすすめです

 

ただ、がっつりミステリー小説を読みたいのであれば

この短編集は短すぎる

折角、好みの設定をみつけてもたったの4ページで終わってしまいます

 

まあ、そこが良いという方もいれば

短編小説にしても短すぎるという人もいるでしょうが

私は結構好きです

気分転換にさっさと読めてストレスなく

読むことが可能なので個人的におすすめの作品です

 

 

5.『フリークス』

 

 

精神病院を舞台とした3つの短編小説

3つの作品すべて、最後は大どんでん返しがあなたを待っています

この作品特におすすめですので内容は読んでからのお楽しみということで(〃艸〃)ムフッ

 

作者は綾辻行人です

ミステリー好きなら一度は聞いたことがあるであろう

『十角館の殺人』で衝撃のデビュー

“館”シリーズとは新本格ミステリーの代表作として

今でも語り継がれています。

 

他にも、アニメ、実写化をして

世間を騒がせたAnotherの作者も綾辻さんです

 

新本格ミステリーの立役者が手掛ける

最高のミステリー短編集をぜひ読んでみてください

 

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6.『絶叫城殺人事件』

 

 

来ました、私の中で殿堂入りしている作家

“有栖川有栖”

巧みな言い回し、鮮やかなトリック

完璧なまでの技巧

読んでみればきっとわかりますこの作者の本の面白さが

 

そんな有栖川有栖さんによって

書かれた全6編の短編小説

 

6つの建物が舞台となっていて

各建物で殺人事件が起こります

アリス&火村が活躍する“作家アリスシリーズ”

 

私自身かなり前にこの本を読みましたが

今でも読みたいという欲求に駆られ

つい、読んでしまいます。

ミステリー好きには外せないかなりおすすめの作品です

 

 

7.『箱庭図書館』

 

 

乙一中毒者の私が強くおすすめする作品

 

文善寺町を舞台に不思議な物語が起こる

6つの作品を収録した短編集

 

乙一の別名義を含む各ジャンルのほぼすべてが

収録されているので

入門用としてもおすすめです

 

この本は素人のボツ原稿を乙一さんがリメイクするという少し変わった企画から生まれたこの作品

本人曰く、「アイディアが思いつかないので小説が書けない」ということを編集さんに話したところこの企画が立ち上がったそうです

 

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8.『ZOO』

 

 

乙一ワールドへ、ようこそ

 

これまた乙一さんの短編小説

“ジャンル分け不能”とまで言われている

この独特の話

私もジャンル分けするために読みましたが

無理でした…

 

読んでいただければわかりますが

本当にジャンル何?ってなります

 

この作品を読んで損はないです

乙一さん独特の世界観と

最高級の衝撃と興奮をご堪能ください

 

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9.『GOTH―夜の章』

 

 

この作品も有名ですね

作者は乙一

3連続で申し訳ないのですが

この作者の本、おすすめしたい作品が多いので…

 

この本は『GOTH―僕の章』との

2冊が出版されているのでご購入の際はお間違えの無いようにしてください

私のおすすめの読み順は“夜の章”→“僕の章”

の順番で読むことです

 

恐らく、明確な読み順はないと思いますが

僕の章の最後に『声-Voice』が収録されています

この話がGOTHの締めの話のように思えたのでこの順番で読むことをおすすめします

 

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10.『さよなら神様』

 

 

クラスメイトの鈴木太郎は絶対に正しい

なぜなら、彼は神様なのだから

「犯人は、○○だよ」

 

冒頭一行目から明かされる犯人

それでも、面白さを損なわないのが

作者である、麻耶 雄嵩だからこそできる芸当

 

程よい、後味の悪さと

衝撃の展開

ミステリー界を震撼させた問題作!!

第15回本格ミステリ大賞受賞作品

 

本のページをめくったら最後

もうページを捲る手は止まらないでしょう

くれぐれも、翌日が学校や仕事などの日は避けてください徹夜しても問題ない日に読みましょう!

 

どこまで行っても救いようのない

バッドエンド

バッドエンドが好きだという方におすすめです必ず納得していただけると思います

 

 

11.『終末のフール』

 

 

ようやく、短編小説おすすめ作品を長々と書いているこの記事もようやく終盤

ここから、さらにアクセルを踏んでいきますよ!

 

伊坂幸太郎

 

ミステリー小説と言えばこの人でしょう

 

終末のフールは

“8年後に地球に惑星が衝突し人類が滅びる”という

設定で書かれた作品です

 

発表された頃は、残虐、暴力、自殺などなど

普段は隠されている

いや、無意識に隠している人間性が発露します

そんな荒れ狂った時期も

人類消滅残り3年ほどで世界は元の落ち着きを取り戻していきます

 

落ち着いた世界は “残された時間をどう生きるか”

そのことを皆、考え始めます

ある者は、絶縁している娘との和解

他の者は、子供を産むか否か

などを考え始めます

 

この作品は8年後に死が確定しているのですが

これは、他人事なのでしょうか?

 

違います、どのみち

なんなら、明日にでも私たちは死ぬかもしれません

これは人類みんなが背負っている

例外などまずないのです

 

この作品を読む時は

このことを頭の隅にでも入れつつ読み進めてほしいです

 

 

12.『満願』

 

 

作者は米澤穂信

どこかで聞いたことありませんか?

 

米津さんの有名作はアニメ化をきっかけに

一般的に人気となった “氷菓”

そうです、古典部シリーズです

 

正直私は、米澤先生の作品は“古典部シリーズ”以外知らなかったのですが

この本を読み終わってすっかり

この作者の虜になってました

 

2015年「このミステリーがすごい!」

 

2014年「週刊文春ミステリーベスト10」

 

2015年「ミステリが読みたい!」

 

以上のタイトル、すべて1位

これだけでもこの作品を読む価値は十分にあると思います

これぞ最高傑作ミステリー

 

 

おわりに

 

よく、短編小説を読む方や

今まで、長編小説しか読んでこなかった人にも

胸を張っておすすめできる作品を紹介しました

 

かなりミステリーに寄ってはいますが

個人的には最高傑作だと思っている本ばかりなので未読の作品があれば読んでください