NEC VL500/LG 分解
NECのVL500/LGを分解してみました。
型番はPC-VL500LGで、OSはWIndows Vista Home Premiam、チップセットはIntel G33、CPUはCore 2 Duo E4500。同じ筐体で CPUがCore 2 Quad Q6600を使用しているのが VL570/LG (PC-VL570LG)になります。
ともに発売日は 2008年1月なので、そろそろHDD不良の時期でしょうか・・
特にハードディスクが壊れた場合にいえることですが、修理や部品交換してそのまま使用するか、買い換えるかのどちらにするかという場合、ひとつの目安として、CPUに着目するというのがあります。
個人的な考えではありますが、CPUがCore 2 DuoやCore 2 Quad なら使用を継続する方向で考えます。ちなみにCore 2 Duoは2コア、Core 2 Quadは4コアで一般的なパソコンの使用ならともに性能は問題ありません。消費電力も低く設計されているのも評価できます。
一方、買い替えを検討するのが、CPUがPentium 4、Pentium Dなど。またハードディスクや光学ドライブの接続規格がIDEの場合など。
他にも判断材料は多いのですが、やはり一番はCPUがCore 2 Duo以上かどうかというところでしょうか。
なのでVL500/LGやVL500/LGのハードディスクが壊れたとしたら、交換をするのも悪くないと思います。そして交換するならハードディスクではなく、SSDにすると シャキシャキ動く 高速Vistaを見ることができるかもしれません。
NEC VL500/LG。スリムタイプのパソコンです。
ケース下部の土台は外しておきます。またケースを傷つけないようにパソコンの下には布とかダンボールとかひいておきます。つまみを下にさげます。
カバーをスライドさせます。
メモリー増設
早速 メモリーにお目見えしました。
VL500/LG、VL570/LGともにデフォルトでは1GB×2本の合計2GB。デュアルチャネル対応なので同じメモリーが2枚付いていると思います。
最大搭載量は、2GB×2本の4GBなので増設しておきたいところです。DDR2-800、DDR2-677が対応。
対応メモリは、メモリ増設を参考にされてください。
メモリーの近くにビデオカードのようなものがあります。これが映像出力端子(DVI-D)になっています。NECはたまにこういうパソコン見ますね。
電源が入るが、モニターが表示されない等の場合、これが壊れていることがあります。
ハードディスク取り出し
ハードディスクに付いている SATAケーブルとSATA電源を外します。
正面からみると つまみがあるのですが、ここを抑えながら手前にひくといいわけです。
あとはマウンタからネジを外して、ハードディスクを取り出します。ハードディスクを取り出したら新しいハードディスクやSSDに交換します。
光学ドライブも簡単です。ハードディスクと同じように光学ドライブに付いている SATAケーブルと電源、ネジ2本を外します。
光学ドライブをスライドさせると、完全に取り外すことができます。
CPUファン・クーラー
なんとなくこの機種は CPUファン周辺がいやな感じがします。埃とかつまってそうな気配を感じますね。
CPUファンやクーラーまではもう少し分解する必要があります。
ケース背面のネジを1箇所外します。
続いてケース前面の2箇所のネジを外します。3つともミリネジです。
あとはスロットの接続のみになっているので、ゆっくり全体を持ち上げる感じで。
CPUファンのケーブルをマザーボードから外します。これはやや硬いので小型のペンチなどで徐々に力を入れて外しました。そしてアルミに穴が空いてますのでネジ4本を完全にゆるめます。
持ち上げると取れます。
それなりに埃はたまります。CPUグリスもパリパリに乾燥していました。
2つファンが付いています。計8箇所のネジを外します。
ここもかなり埃がたまっていました。小型のCPUファンを採用しているモデルは、どのメーカーでもこうした傾向にあります。
CPUクーラーは水洗いがよさそうです。洗って1日ほど干しておきます。
分解は比較的簡単でした。メモリー増設やハードディスクの取り出し・交換はスムーズに行えると思います。
使用していて、フロント部の音がうるさい・気になるという場合は、CPUファンやCPUクーラーに埃がたまっている可能性が非常に高いです。
CPUファンやCPUクーラーをクリーニングすると改善すると思います。CPUグリスも塗り直すと効果的です。