哺乳類と昆虫 共通の脳を持つ祖先が存在か

哺乳類と昆虫 共通の脳を持つ祖先が存在か
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ものを触ったときに感じる感覚、「触覚」が脳に伝わる神経回路の構造は、ヒトを含む哺乳類と昆虫とで共通しているとする研究成果を東京大学のグループが発表しました。聴覚や視覚など五感のうち4つではすでに共通の構造があることが判明していて、グループでは、今から6億年ほど前には、哺乳類と昆虫には、共通の脳を持つ祖先が存在していた可能性が高いとしています。
東京大学分子細胞生物学研究所の伊藤啓准教授らのグループは、大きさ2ミリほどのショウジョウバエを使ってものを触ったときに感じる「触覚」の情報が脳にどう伝わるのか調べました。

その結果、皮膚が押されたり、関節が曲がったりするのを感知する複数の神経がそれぞれ脳の違った場所に情報を伝えるなど哺乳類と昆虫とで神経回路の構造が共通していることがわかったということです。

視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚の五感のうち、触覚を除く4つの感覚では、すでに哺乳類と昆虫とで神経回路の構造が共通しているとわかっていて今回の研究で五感すべてで共通点が見つかったことになります。

研究グループの伊藤准教授は、「およそ6億年前には、哺乳類と昆虫の共通の祖先がいて、五感を感じる脳を持っていた可能性が高い」と話しています。
東京大学分子細胞生物学研究所の伊藤啓准教授らのグループは、大きさ2ミリほどのショウジョウバエを使ってものを触ったときに感じる「触覚」の情報が脳にどう伝わるのか調べました。

その結果、皮膚が押されたり、関節が曲がったりするのを感知する複数の神経がそれぞれ脳の違った場所に情報を伝えるなど哺乳類と昆虫とで神経回路の構造が共通していることがわかったということです。

視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚の五感のうち、触覚を除く4つの感覚では、すでに哺乳類と昆虫とで神経回路の構造が共通しているとわかっていて今回の研究で五感すべてで共通点が見つかったことになります。

研究グループの伊藤准教授は、「およそ6億年前には、哺乳類と昆虫の共通の祖先がいて、五感を感じる脳を持っていた可能性が高い」と話しています。

哺乳類と昆虫 共通の脳を持つ祖先が存在か

ものを触ったときに感じる感覚、「触覚」が脳に伝わる神経回路の構造は、ヒトを含む哺乳類と昆虫とで共通しているとする研究成果を東京大学のグループが発表しました。聴覚や視覚など五感のうち4つではすでに共通の構造があることが判明していて、グループでは、今から6億年ほど前には、哺乳類と昆虫には、共通の脳を持つ祖先が存在していた可能性が高いとしています。

東京大学分子細胞生物学研究所の伊藤啓准教授らのグループは、大きさ2ミリほどのショウジョウバエを使ってものを触ったときに感じる「触覚」の情報が脳にどう伝わるのか調べました。

その結果、皮膚が押されたり、関節が曲がったりするのを感知する複数の神経がそれぞれ脳の違った場所に情報を伝えるなど哺乳類と昆虫とで神経回路の構造が共通していることがわかったということです。

視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚の五感のうち、触覚を除く4つの感覚では、すでに哺乳類と昆虫とで神経回路の構造が共通しているとわかっていて今回の研究で五感すべてで共通点が見つかったことになります。

研究グループの伊藤准教授は、「およそ6億年前には、哺乳類と昆虫の共通の祖先がいて、五感を感じる脳を持っていた可能性が高い」と話しています。