おはようございます。
最近、大型書店に行く機会があったのですが、書店の「自己啓発本」コーナーを通りかかった時に自己啓発本が山ほど並び、人で賑わっていました。
私も一時期自己啓発本を読みまくって、いろいろ勉強した気になって自己満足していた時期がありましたが、結局何も意味がありませんでした。
その経験から、自己啓発本に関しては自分の気に入った1冊を繰り返し読んだ方が効果が高いことを断言します。
自己啓発本ジプシーは無意味。1冊だけ選ぶなら『7つの習慣』が個人的におすすめ
ビジネスマンの方であれば、自己啓発本を一冊も読んだことがない人はむしろ少数派かもしれません。
書店に行くと自己啓発本は山ほど並んでいますので、どれを選んでいいか分からなくなりがちですが、迷ったら「古典的名著」と呼ばれる物だけ読んでおけばOKだと思います。
私の個人的な意見では、フランクリン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』が圧倒的におすすめです。
今現在書店に並んでいる自己啓発本の多くは、この本に書いてある内容+αにとどまることが多いからです。
『7つの習慣』のスケジュール管理方法だけは身につけたい
『7つの習慣』で秀逸なのは、やはりスケジュールの管理方法だと思います。
下の図が、非常に有名な時間管理のマトリックスですね。
多くの人は、「重要で緊急性のあるタスク(第1領域)」の活動に溺れきってしまい、毎日目の前の仕事をこなすことだけで精一杯になってしまします。
また、空いた時間ができても、次に「重要ではないが緊急性のあるタスク(第3領域)」に時間を奪われてしまいます。
しかし、フランクリン・R・コヴィー博士は、人生を充実させるためには「重要だが緊急性のないタスク(第2領域)」にどれだけの時間が割けるかが重要と説きます。
自分にとっての第2領域の活動をリストアップし、それを常に意識しながら生活する
よく手帳に第1領域の活動(重要で緊急性の高いタスク)だけを書き込んで仕事をやりきった気になっている人を見かけます。
しかし、第1領域の活動はそれをこなして最低限というレベルであり、自分の成長や人生を充実させるためにはそれだけでは不十分です。
一方、第2領域の活動は重要ではあるものの緊急性がありませんので、普段から意識しておかないと時間を振り分けることができません。
第2領域の活動に目を向けるためには、あらかじめ自分にとっての第2領域の活動をリストアップしておく必要があります。
具体的には、紙に書いて目で見える形にしておき、普段から折に触れて見直すことが重要です。
私は、自分の手帳に「第2領域の活動」をリストアップし、毎週の予定を立てる時にそれらの活動にどの程度の時間が確保できているかチェックするようにしています。
それをやるために、未だに手帳は紙ベースの物を愛用しています。
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どうやら最近は漫画版もあるらしい
時代の流れでしょうか?今は7つの習慣の漫画版も出ているのですね。
私自身は読んだことがありませんが、今度本屋で見つけたら立ち読みしてみようかと思います。
原著の日本語訳版は500ページ近くのボリュームですので、人によっては漫画から入るのも良いかもしれませんね。
自己啓発本ジプシーは単なる自己満足なので、一冊を何度も読み返そう
自己啓発本を何冊も読むと、読み終わった直後はすごく勉強したような気になるのですが、その時点では自分の生活は何も変わっていないことを忘れてはいけません。
自己啓発本ジプシーは単なる自己満足であることを強く意識したいものです。
自己啓発本ジプシーはドクターショッピングを繰り返す患者と同じで、時間とお金ばかりが浪費されて何も問題解決につながっていません。
本に書いてある内容を実践できるか否かが全てですから、自分がこれ!と決めた一冊を手元に残し、折に触れて読み返す方がよほど有益だと考えます。
まとめ
自己啓発本は有益ではありますが、自己啓発本ジプシーになってしまっては時間とお金の無駄です。
『7つの習慣』などの古典的名著と呼ばれる1冊を繰り返し読んだ方がよほど有益であり、それで十分だと考えます。
こんな記事も書いています。
橘玲氏の『幸福の資本論』では、人生を充実させるためには金融資本だけでなく、人的資本や社会資本とのバランスが重要と説きます。お金ばかりでなく、他の所にも目を向けるように意識したいものです。
世の中にはどれだけ考えても結論の出ない事項というのは山ほどあります。そういった問題をいつまでも考え続けるのは時間の無駄ですので、やるかやらないかを早く決断し、やると決めたら一刻も早く実行にうつしてトライ・アンド・エラーを繰り返す方が重要です。