出典:イザ!
日本は平成29年7月8日のG20で女性起業家資金イニシアティブ(女性起業家資金イニシアティブの立ち上げ | 外務省)に57億円(5,000万ドル)を拠出すると決め、イバンカ氏の来日で公に表明した。
では、その拠出金の財源は一体どこから捻出したのか?
原文で5000万ドルとあることから、外貨準備(外為市場介入のための資産で、米ドル。日本国内では使えず)を用いたものと思われます。
外務省のホームページでもお金の出処には触れられていない。あくまで「思われます」ということだ。さて、外貨準備金とは何なのか?
外貨準備金って何?
Q,外貨準備金って何?
A,日本国内では使えないお金のこと。
Q,なぜ国内で使えないの?
A,外貨準備金はドルだから円に換金できないので使えない。
Q,なぜ円にできないの?
A,円に両替するとドルが暴落するから。
つまり外貨準備金とは海外では使えるが日本では使えない「死に金」のこと。なるほど、理屈はわかった。しかしどうにかして日本国内で使えないものか。無理が通れば道理が引っ込む、ことはないのか。1000万円くらいだったら、大丈夫じゃないのか。
・外貨準備金を難しく説明してくれている三菱UFJの人。↓
・外貨準備金を易しく説明してくれている誰かわからないの人。↓
・日本銀行による外貨準備の説明はこちら。
外貨準備とは、通貨当局が為替介入に使用する資金であるほか、通貨危機等により、他国に対して外貨建て債務の返済が困難になった場合等に使用する準備資産です。
出典:日本銀行
日本銀行の説明には最後、「等に使用する」 と書かれてある。「等」の中には今回の女性起業家資金イニシアティブも含まれる。日本国内で使えないのであれば、海外の支援や基金に使うのは致し方ない。
まとめ
外貨準備金は、はっきり言ってわかりづらい。結局、一番説明が分かりやすかったのは、ヤフー知恵袋の誰だかわからない人。なぜ外国の為には使えるのに自国の為には使えないのか。使えない金は金にあらず。その説明を「誰にでも分かりやすく」解説してくれているサイトはなかった。唯一、ヤフー知恵袋にはあったが本当にそうなのか、信憑性が疑わしい。
こうなったら池上彰さんの出番だ。ハリーポッターなど、のんきに放映している場合じゃない。不死鳥の騎士団とかどうでもいい。しかし、一番どうでもよく、信憑性が疑わしいのはこのブログだと思うのは私だけだろうか。