映画を作っている。『えんとつ町のプペル』だ。
すでに脚本は書き終わっており、今はキャラクター&背景の開発。
『ヒット作に似た企画』だ。
にわかに信じがたいが、ヒット作を例に出して「○○っぽいやつで…」という言葉が会議室で飛び交い、○○っぽい企画を求められる。
映画でいえば、この1~2年は『君の名は。』っぽい映画が量産されると思う。
『君の名は。』はハチャメチャに面白いが(号泣した!)、『君の名は。』っぽい映画は、作品ウンヌンの前に、そもそも制作者の姿勢が面白くない。
当然、そんなものを作る為に、人生を懸けるつもりはない。
「世間が何を求めているか?」の市場調査はおおいに結構だが、僕にとって、それはあくまで「自分が表現したいモノとのズレ」を把握しておくためのもので、求められている球を投げるつもりもないし、求められている球を投げる才能もない。
デビュー当時から一環してそれでやってきた。
『テンポの早い漫才』なんて求められていなかったし、
『雛壇に出ない芸人』なんて求められていなかったし、
『絵本を描く芸人』なんて求められていなかったし、
『ボールペン一本で描くモノクロ絵本』なんて求められていなかったし、
『分業制で作る絵本』なんて求められていなかった。
ずっと、やりたいことだけをやって、「それを、どうヒットに結びつけるか?」をやってきた。
また、自分の性格上、世間に求められていないモノほど「絶対にヒットさせてやる」という気持ちに火がつく。
『革命のファンファーレ』にも書いたが、競争(既存の競技)に参加するつもりは一切なく、自分がやっていることを《世間のスタンダード》にしていく作業が面白い。
昨日、
「世間のリクエストを徹底的に把握した上で、徹底的に無視して、自分達が本当に作りたいモノを作りましょう。そうして生まれたモノは育児放棄してしまうと完全にスベるので、圧倒的に面倒を見て、力技でメガヒットさせましょう」
とスタッフに伝えた。
「僕、そういうの得意です」
とも。
自分のやりたいことをやって、それで飯が食っていると信じて飛び込んだエンタメ業界なのて、自分がやりたいことをやる。
映画『えんとつ町のプペル』は、まさにそれ。
それをメガヒットさせる為に、この2年を捧げる。
選挙活動が如く、全国各地で一対一のドブ板営業を繰り返して、想いを語り、劇場に足を運んでもらい、あわよくば作り手に巻き込む。
今月末から広島のAEONで『えんとつ町のプペル展』がスタートします。
12月3日には会場に足を運んで、夜は共犯者を作る為の交流会。
広島の皆様、宜しくお願い致します。
【Amazon】
コメント一覧
コメント一覧
映画は3Dでもやるのですか?
プペル展の美しい背景が
動いているのを想像すると
楽しくなります♡
奥行深みのある画像期待します( 〃▽〃)v
私は逆に需要があるのにサービスが少ない発達障害者や対する理解や教育の改革に興味があります。
私はみんなが楽しく生きやすい世の中になるような発信と活動を、当事者の自分自身が体現するためにもエンタメ化したいと思ってます。
私も一緒に元気になって発達障害者たちが自分らしく楽しく生きていける社会を作りたいと思ってます
東京で予定あるなぁ。。
どうしても会いたいオンラインサロンメンバーだ
迷うときってあかんなぁ、
飛び込めないと