これで貴方も着物美人!大島紬の粋なコーディネートをご紹介
大島紬は鹿児島の奄美大島で作られている着物で、とても手間暇がかかるので、とても高級な着物なんです。着物好きな方なら絶対1着は持っている大島紬。パッと見は地味で渋いですが、コーディネート次第で華やかにも粋にもなります。コーディネート例をご紹介します。
2016/05/15 更新
鹿児島県奄美大島で生産されている絹織物で、着物を着る人のステータスシンボルにもなる高級品です。約1,300年の歴史がある伝統的工芸品です。
大島紬はとても丈夫で雨にも強く、とても軽くて柔らかいので身体に馴染みます。大島紬は親子三代で着ることができると言われるほどです。
大島紬って見た目が地味なのに、どうして高価なんだろう?と疑問に思ったことはありませんか?その製作工程を知るとお高いのも納得!とっても手間暇かけて作ら得ているのです。
大島紬の価格が高いのは、制作工程表を見れば一目瞭然。とても手間暇がかかっているからなのです。しかも機械ではなく熟練の職人の手で作られているので、1着作るのに気が遠くなるほどの作業が必要なのです。
大島紬に使われる糸は泥染めという方法で染められています。その名の通り、泥で染め上げるのです。絹糸に含まれるタンニン酸色素と泥の中の鉄分等が化学結合するまで、85回以上繰り返し染色することにより光沢のある渋い黒色に染まります。
大島紬は泥で染める深い茶色の泥大島紬が一般的ですが、白い地糸を使った白大島紬や、草木で染色した草木染大島紬、藍で染められた正藍大島紬などがあります。
描く柄に合わせて染め上げた大島紬の糸を、熟練の職人が手織りで織っていきます。細やかな作業が必要とされているため、織るのは女性が多いそう。
泥・藍・草木染めの大島紬のコーディネートをご紹介します。
藍大島と泥染めを組み合わせた大島紬に、同系色の藍色の染め帯で落ち着いて雰囲気のコーディネート。黒のクロコダイルのハンドバッグは和服にもピッタリ。引き締め色なので、体型をカバーしたい方にオススメです。
茶色がかった泥大島紬に、着物の柄と同系色の芥子色の名古屋帯を合わせた鉄板コーディネート。着物の柄に入っている色の帯をチョイスすれば間違いありません。
草木染の大島紬に渋い金茶の帯を合わせたシブ~イコーディネート。若い方にはまだ早い、かなりミセスの粋なコーディネーです。
藍染めの大島紬に、可愛らしい犬の柄の帯を合わせた遊び心のあるコーディネート。渋めの着物に、お茶目な帯を合わせて洒落っ気を出すのも粋ですね。
格子柄の大島紬に瓢箪柄の橙色の帯を合わせた古典的なコーディネート。着物も帯も地味目なので、帯留めで遊んでみると面白いかも。
さわやかで若い人でもコーディネートしやすい白大島紬のコーディネートをご紹介します。
白大島紬に、パステルカラーの帯と小物を合わせて全体的に柔らかい印象のコーディネート。年齢の若い方でも渋すぎず可愛らしさを残したコーディネートです。
白大島紬に暗めの色味の帯と小物類で、ピリっと引き締めたコーディネート。白大島紬でも同系色でまとめるのとはまったく違った印象になります。かなり粋なコーディネート。