10月31日のハロウィンから一夜明けた11月1日の早朝、秋葉原では黄色いシャツを着た集団が街を巡り、清掃作業をする様子が見られた。
集団の正体は、秋葉原の美化プロジェクト「HALLOWEEN CLEANUP PROJECT」を企画したマウスコンピューターの社員と、同プロジェクトに賛同した一般参加の人たち。日本でも恒例行事として定着した感のあるハロウィンだが、仮装パーティーなどで盛り上がる一方、翌日のゴミ問題などネガティブな側面も注目されており、こうした現状に企業としてできることを考えた結果という。
パソコンの街である秋葉原は、マウスコンピューターが初めてショールームを開設し、ダイレクトショップやG-Tune:Garageが店舗を構える思い入れの強い場所、ということで今回の「HALLOWEEN CLEANUP PROJECT」を企画。同社の小松社長はイベント当日の開会式で「秋葉原は海外の方が来日した際に訪れる場所としても人気で、国内外から訪れる方が多いこの秋葉原を、また訪れたいと感じていただける街にしていきたい」とアピールした。
イベントの事前告知で、同社のCMキャラクターを担当する乃木坂46のマウスパッドが参加者にプレゼントされることが伝えられていたため、乃木坂46のファンや、普段からアキバで遊んでいるオタク(自称)、さまざまなボランティア活動に積極的に参加している方など10代から60代まで幅広い層が参加。マウスコンピューター社員とあわせて総勢100名ほどが清掃を行った。
小松社長は「実際にゴミ拾いをしてみて、(秋葉原は)目に見える部分は意外ときれいですが、植木など目の届きにくい部分には大きなゴミや缶などがあって、参加者のみなさんにも細かい部分まで目を配って清掃に取り組んでいただけました。今回、参加者が抽選になるほど多くの方に応募いただき、私たちにとってゆかりのある街アキバを一般の方と一丸となってきれいにできた実感があります」とコメント。「今後も継続的にこうしたイベントを実施していきたいと思います」。
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