ゴールドマン、米オプション取引所でのマーケットメークから撤退へ
- 自社顧客のためのマーケットメークは継続へ
- 高いコスト、オプションの低ボラティリティが業務のハードルに
ゴールドマン・サックス・グループは米オプション取引所でのマーケットメーカー業務から撤退する。コスト高や取引量の低迷、低ボラティリティの中、同業務から身を退く金融機関が相次いでいる。
最低限の時間で価格を提示するマーケットメーカーは、通常のトレーダーよりも大きな責務を負う。2日の発表によると、ゴールドマンは自社顧客のためのマーケットメークは続ける。
シタデル・セキュリティーズやサスケハナ・インターナショナル・グループなど、自動取引を手がける会社が現在オプション市場を支配している。テクノロジーへの支出や、15の取引所に接続するコストの高さが、米国のオプション市場での業務を難しくしている。
原題:Goldman Sachs to Withdraw From Part of U.S. Options Market(抜粋)