『お金』『時間』どちらが貴重でしょうか?
そんなの当たり前の話ですよね?
お金と時間の決定的な違い
お金と時間には決定的な違いがあります。
お金は頑張れば増やせますが、時間は頑張っても増やせません。
当たり前ですよね!
お金は人にあげたり、貯金することができますが、時間は人にあげたり貯めておくこともできません。
お金と違って、時間は1人1日24時間です。
時間が不足したからといって、ちょっと、5時間ばかり借りて、29時間にしよう。
なんてことは不可能です。
また、お金は戻せますが、時間は戻せません。
私も株式投資で500万円失いましたが、また取り戻せると信じています。
ですが、若かりし頃へ戻りたいと思っても、現代の技術ではタイムリープは不可能のようです。
お金で何か商品を買った場合、その商品をふたたび換金することは可能です。
ですが、時間は一度使ったら取り戻せない。
その点でも、時間はお金以上に貴重だといえますよね。
『時間』と『お金』の効果的な使い方というのは、無駄遣いしない、予定を立てて使うなんという感じで、よく似ていますが、時間はお金より大切であり、時間の方がより、無駄遣いできないということは意識しておく必要があります。
投資先でも、お金と時間に違いがある
お金と時間の違いは他にもあります!
お金を投資した場合と時間を投資した場合では、手に入るものが違います。
例えば健康です。
治療の場面ではお金ももちろん必要でしょう。
しかし、継続的な健康、つまり予防には時間の投資が必要です。
健康維持に欠かすことのできない運動や睡眠を、お金で買うことは不可能です。
もちろんパーソナルトレーナーをつけたり、ジムやスクールに通うなどして、運動の効果を高めることはできますし、良質な睡眠のために寝具に投資することは可能でしょう。
それでも、定期的に体を動かしたり、日々の睡眠を確保するためには、自分の持っている時間を注ぎ込むしかありません。
時間でしか買えない経験
お金ではなく、時間でしか買えないものといえば、経験もそうです。
よく、経験と知識はワンセットで語られますが、両者は全く別物であり、区別して考える必要があります。
まず、知識はだいたいお金で買うことができます。
本を買えば、著者の知識が手に入りますし、本を読んで知識を手に入れる余裕がなければ、その道の専門家にお金を払って、代わりに知識を発揮してもらうことだってできます。
しかし経験は、自分で汗をかかないと手に入りません。
お金をいくら積んでも、人から経験を譲ってもらうことはできないし、ちょっと拝借するなんてこともできません。
本を読んで、人の経験を追体験することは可能ですが、追体験で入手しているのは経験ではなく知識です。
経験は、自分の時間を費やすことでしか蓄積できないわけです。
また、知識と経験は入手できるタイミングにも違いがあります。
知識はお金で買えるので、基本的にいつでも入手可能です。
しかし、経験は今その瞬間でしか手に入れることができません。
過ぎたことを経験することはできないし、未来を先取りして経験することもできないのです。
経験できるタイミングは、常に今この瞬間です。
知識以上に、経験はあなたの財産になる
というわけで、『時間』と『お金』を比べると、時間のほうが貴重だとお話しましたが、『知識』と『経験』においても同じことがいえます。
知識では人と差別化することが困難です。
先に知識を手に入れたとしても、後からでも同様にお金で買えてしまうからです。
しかし、経験は十分に差別化要因になります。
経験は、その時の時間を投資することでしか入手できないのだから、後からきた人が追いつくことは難しいです。
その分、先に始めた人にアドバンテージがあります!
ただし、先発組のアドバンテージは、時間を消費せずに投資的に使ってきたという条件を満たしてこそ成り立ちます。
いくら経験できることが目の前にあっても、経験を積むことをせず、時間を消費的に使っていてはムリです。
もしも、あなたが時間を投資してさえいれば、結果は失敗であってもいいんです。
失敗も一つの経験であり、自分の中にストックされていきます。
何も経験しない状態より、ずっとずっと価値があります。
やってみて現場で経験を積もう。
自分は現場に行かずに楽をして、インターネットで知識を入手して終わり。
そのようなスタイルが効率的だと考える人もいますが、それは競合相手との差別化要因を自ら放棄しているようなものです。
貴重な時間を投資することでしか、差別化要因となる経験は入手できないのです。
まとめ
どうでしょうか?
お金以上に『時間』が大切なことがわかると思います。
時間を投資することで、経験というかけがえのない財産が手に入ります。
時間の無駄使いで、せっかくの人生を浪費するのは、バカバカしいですよね。
人生は一度切りで、後戻りはできません。
今という時間は今しかありません。
是非、『時間』を使っているという意識を高く保ち、大切な時間を無駄使いしないようにしましょう!