1980年代から90年代にかけて一世を風靡した家庭用ゲーム機・PCエンジンが、10月30日に30周年を迎え、ネットにはお祝いの言葉と当時を懐かしむコメントが続々と寄せられている。

PCエンジンは、NECがゲームソフトメーカーのハドソンと協力し、1987年に発売した家庭用ゲーム機。ファミリーコンピュータ(以下、ファミコン)が全盛期だった当時、ファミコンに対抗すべく開発されたPCエンジンは、『R-TYPE』『スペースハリアー』『究極タイガー』『源平討魔伝』『大魔界村』といったアーケードゲームの移植や、『プロ野球ワールドスタジアム』『スーパー桃太郎電鉄』などのシリーズで人気を集め、一時代を築いた。

そんなPCエンジンが発売されたのが、そろそろ昭和が終わりを告げようかというバブル前夜の1987年10月30日のこと。それから30年が経過したことで、ネットではPCエンジンが大きな話題になっている。Twitterには、

“PCエンジン30周年おめでとうございます。R-TYPEが遊べるだけで失神寸前のハイパー未来マシンだったよ”
“PCエンジン30周年なのか!おめでとうございます!生涯好きなゲームで真っ先に出るのはスーパースターソルジャーです!”
“懐かしい!友達の家で『カトちゃんケンちゃん』のゲームやったなぁ”
“ダンジョンエクスプローラー最高に面白かった。天外2はオレの歴代ゲームランキングで5位以内に入る名作や、懐かしすぐる……”

など、名作ゲームの思い出を語る人が続出。当時は、事実上ファミコンの一強時代だったが、

“PCエンジン30周年おめでとう!! このハードのお陰で、今の人生があります。そしてこれからも一緒です”
“コンシューマーで一番思い入れのあるハードがPCエンジンでした。初期は硬派だったラインナップが後期には超軟派へと路線変更してしまいましたが、ハドソンの健闘もありバランスの取れたハードだったと思います”
“今日ってPCエンジン30周年なのか! 全ての元凶ですよ。 初めて自分で買った本体だし、ハマって未だに好きなタイトルあるよ”
“PCエンジン なつかしいですね♪ モトローダーや天外魔境など、 面白いゲームがたくさんありました”

など、PCエンジンが思い出のゲーム機だという人も少なくないようだ。テレビゲーム界では、昨年に「ミニファミコン」が、今年秋に「ミニスーパーファミコン」が発売され、話題になったばかりだが、一部からは、

“ミニPCエンジンまだですか?”
“ミニPCエンジン出したら それなりに売れると思うんだけど どうだろう”

との声も寄せられている。30周年ということは、当時のPCエンジンでプレイしていたゲーマーは若くても30代以上だろうが、子どもの頃に楽しんだゲームの思い出は永遠のようだ。
(金子則男)

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