特別国会召集 各党の反応

特別国会召集 各党の反応
先の衆議院選挙を受けた特別国会が1日、召集されました。各党の反応です。
自民党の両院議員総会が開かれ、安倍総理大臣は「衆議院選挙での勝利の喜びはきょうをもって過去のものとし、国民の命と幸せな暮らしを守り抜き、子どもたちと日本の未来を切り開いていくため、全力で一丸となって取り組んでいこう」と呼びかけました。

自民 安倍首相「全力で一丸となり取り組む」

自民党の両院議員総会が開かれ、安倍総理大臣は「衆議院選挙での勝利の喜びはきょうをもって過去のものとし、国民の命と幸せな暮らしを守り抜き、子どもたちと日本の未来を切り開いていくため、全力で一丸となって取り組んでいこう」と呼びかけました。

立民 福山幹事長「森友・加計問題など追及していく」

立憲民主党の福山幹事長は、国会内で記者団に対し「枝野代表のもと、立憲民主党として初めての国会なので、緊張感を持ち、仲間とともにやる気を持って臨んでいきたい。北朝鮮の問題に対する国民の関心が高いので、現状はどうなっているのか、アメリカのトランプ大統領も訪日するので、その結果も国会でただしていく。森友学園や加計学園の問題をはじめ、疑惑が解明されず、説明責任が果たされていない問題も追及していきたい」と述べました。

一方、福山氏は、特別国会の会期について「もともと延長してしっかり説明責任を果たすべきだと主張していたので、与党側も真摯(しんし)に対応してもらえると思う」と述べました。

公明 山口代表「おごりなく謙虚に真摯に」

公明党の山口代表は、党の両院議員総会で、「与党として、必ずしも勝利感や高揚感は伴っていないが、今後もおごりなく、謙虚に真摯に臨む姿勢を肝に銘じてもらいたい。政権合意を踏まえ、新しい内閣のもとで、確実に政策を実現していきたい」と述べました。

希望 大島幹事長「私心なく負託応える」

希望の党の大島幹事長は、党の代議士会で「衆議院選挙を経て、国民の負託を預かって臨む特別国会だ。私心なく、国のために、国民の負託に応えるのが私たちの役目だ」と述べました。

民進 大塚代表「国会できるだけ長く」

民進党の大塚代表は、党の参議院議員総会で、立憲民主党や希望の党との連携を念頭に「これからは、『3党物語』で、しっかり連携して、政権交代に向けて歩ませていただきたい。それぞれの考えと立場があるので、まずは、真摯に公党どうしで向き合い、信頼関係を構築していくことが第一歩だ」と述べました。

そのうえで、大塚氏は「アメリカのトランプ大統領が来日し、安倍総理大臣と、北朝鮮問題や東アジアの平和のため、さまざまな話をするだろうが、可能な限り、国民に内容をつまびらかにするのが総理大臣の役割だ。国会をできるだけ長く開いて、外交やその他の問題も議論してもらえるよう、皆さんにお願いしたい」と述べました。

共産 志位委員長「質問時間削減とは何事か」

共産党の志位委員長は、党の国会議員団総会で「『安倍政治』に対する国民の批判が強まるもとで、安倍総理大臣が『反省、謙虚、丁寧』と繰り返したのに、同じ口で、野党の質問時間の削減を言うとは、何事か。野党に従来どおりの質問時間を保障するよう、ほかの野党とともに強く求めていく。私たちの目標は、憲法9条改定案の国会発議を絶対に許さないことだ。この一点で、政治的立場の違いを超えて、国民的多数派を作るために全力を挙げよう」と述べました。

維新 松井代表「政権とは是々非々」

日本維新の会の代表を務める大阪府の松井知事は、記者団に対し「掲げた政策を少しでも前に進めるため、追及すべきは追及しながら、野党として是々非々で対応したい」と述べました。

一方、松井氏は、カジノを含むIR=統合型リゾート施設の大阪への誘致について「まだ実施法案が提出されていないが、大阪府としての準備は積み重ねてきているので、次の通常国会の審議でもぎりぎり2023年の開業に間に合うと思う。政府には法案を早期に提出してもらいたい」と述べました。

自由 小沢代表「野党結集の意味は不変」

自由党の小沢代表は、党の両院議員総会で「来月9日まで開催されるそうだが、総理大臣官邸や政府としては、『早く、何でもいいから終わらせたい』ということのようだ。

今後、どうなるか分からないが、野党が結集することの意味は今後も変わらない。きちんと意識しながら、国会活動、政治活動で頑張っていきたい」と述べました。

社民 吉田党首「謙虚とはほど遠い」

社民党の吉田党首は、党の両院議員総会で「安倍総理大臣は、謙虚という言葉を口にするが特別国会の会期は8日間、実質会期は3日間で終わらせ、野党の質問時間の削減を要求しており、謙虚とはほど遠い、おごりの姿勢があらわれている。野党共闘を強化をして、結束して特別国会に臨んでいかなければいけない」と述べました。

無所属 岡田氏「立民と希望の橋渡しを」

衆議院の会派「無所属の会」の代表で、民進党の党籍を持つ岡田元民進党代表は、会派の代議士会で、立憲民主党や希望の党との連携について、「2つの政党の間に立って、われわれがブリッジしていかなければならないという自覚を持って進んでいきたい」と述べました。

そのうえで、岡田氏は「民進党の大塚代表と話したが、『衆参一体で力を出し切らないと使命を果たすことはできない。党籍を持っている衆議院議員も、党の中で重要な役割を果たせるようにしてもらいたい』と申し上げた」と述べました。
特別国会召集 各党の反応

特別国会召集 各党の反応

先の衆議院選挙を受けた特別国会が1日、召集されました。各党の反応です。

自民 安倍首相「全力で一丸となり取り組む」

自民党の両院議員総会が開かれ、安倍総理大臣は「衆議院選挙での勝利の喜びはきょうをもって過去のものとし、国民の命と幸せな暮らしを守り抜き、子どもたちと日本の未来を切り開いていくため、全力で一丸となって取り組んでいこう」と呼びかけました。

立民 福山幹事長「森友・加計問題など追及していく」

立憲民主党の福山幹事長は、国会内で記者団に対し「枝野代表のもと、立憲民主党として初めての国会なので、緊張感を持ち、仲間とともにやる気を持って臨んでいきたい。北朝鮮の問題に対する国民の関心が高いので、現状はどうなっているのか、アメリカのトランプ大統領も訪日するので、その結果も国会でただしていく。森友学園や加計学園の問題をはじめ、疑惑が解明されず、説明責任が果たされていない問題も追及していきたい」と述べました。

一方、福山氏は、特別国会の会期について「もともと延長してしっかり説明責任を果たすべきだと主張していたので、与党側も真摯(しんし)に対応してもらえると思う」と述べました。

公明 山口代表「おごりなく謙虚に真摯に」

公明党の山口代表は、党の両院議員総会で、「与党として、必ずしも勝利感や高揚感は伴っていないが、今後もおごりなく、謙虚に真摯に臨む姿勢を肝に銘じてもらいたい。政権合意を踏まえ、新しい内閣のもとで、確実に政策を実現していきたい」と述べました。

希望 大島幹事長「私心なく負託応える」

希望の党の大島幹事長は、党の代議士会で「衆議院選挙を経て、国民の負託を預かって臨む特別国会だ。私心なく、国のために、国民の負託に応えるのが私たちの役目だ」と述べました。

民進 大塚代表「国会できるだけ長く」

民進党の大塚代表は、党の参議院議員総会で、立憲民主党や希望の党との連携を念頭に「これからは、『3党物語』で、しっかり連携して、政権交代に向けて歩ませていただきたい。それぞれの考えと立場があるので、まずは、真摯に公党どうしで向き合い、信頼関係を構築していくことが第一歩だ」と述べました。

そのうえで、大塚氏は「アメリカのトランプ大統領が来日し、安倍総理大臣と、北朝鮮問題や東アジアの平和のため、さまざまな話をするだろうが、可能な限り、国民に内容をつまびらかにするのが総理大臣の役割だ。国会をできるだけ長く開いて、外交やその他の問題も議論してもらえるよう、皆さんにお願いしたい」と述べました。

共産 志位委員長「質問時間削減とは何事か」

共産党の志位委員長は、党の国会議員団総会で「『安倍政治』に対する国民の批判が強まるもとで、安倍総理大臣が『反省、謙虚、丁寧』と繰り返したのに、同じ口で、野党の質問時間の削減を言うとは、何事か。野党に従来どおりの質問時間を保障するよう、ほかの野党とともに強く求めていく。私たちの目標は、憲法9条改定案の国会発議を絶対に許さないことだ。この一点で、政治的立場の違いを超えて、国民的多数派を作るために全力を挙げよう」と述べました。

維新 松井代表「政権とは是々非々」

日本維新の会の代表を務める大阪府の松井知事は、記者団に対し「掲げた政策を少しでも前に進めるため、追及すべきは追及しながら、野党として是々非々で対応したい」と述べました。

一方、松井氏は、カジノを含むIR=統合型リゾート施設の大阪への誘致について「まだ実施法案が提出されていないが、大阪府としての準備は積み重ねてきているので、次の通常国会の審議でもぎりぎり2023年の開業に間に合うと思う。政府には法案を早期に提出してもらいたい」と述べました。

自由 小沢代表「野党結集の意味は不変」

自由党の小沢代表は、党の両院議員総会で「来月9日まで開催されるそうだが、総理大臣官邸や政府としては、『早く、何でもいいから終わらせたい』ということのようだ。

今後、どうなるか分からないが、野党が結集することの意味は今後も変わらない。きちんと意識しながら、国会活動、政治活動で頑張っていきたい」と述べました。

社民 吉田党首「謙虚とはほど遠い」

社民党の吉田党首は、党の両院議員総会で「安倍総理大臣は、謙虚という言葉を口にするが特別国会の会期は8日間、実質会期は3日間で終わらせ、野党の質問時間の削減を要求しており、謙虚とはほど遠い、おごりの姿勢があらわれている。野党共闘を強化をして、結束して特別国会に臨んでいかなければいけない」と述べました。

無所属 岡田氏「立民と希望の橋渡しを」

衆議院の会派「無所属の会」の代表で、民進党の党籍を持つ岡田元民進党代表は、会派の代議士会で、立憲民主党や希望の党との連携について、「2つの政党の間に立って、われわれがブリッジしていかなければならないという自覚を持って進んでいきたい」と述べました。

そのうえで、岡田氏は「民進党の大塚代表と話したが、『衆参一体で力を出し切らないと使命を果たすことはできない。党籍を持っている衆議院議員も、党の中で重要な役割を果たせるようにしてもらいたい』と申し上げた」と述べました。