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魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~ 作者:月夜 涙(るい)

失いたくない【存在】

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エピローグ:クイナたちの踊りと新たな仲間

 黄金リンゴの近くにある別荘……居住型の馬車で目を覚ました。
 腕に温かい感触がある。白い狼耳と狼尻尾をもった美女。マルコだ。
 昨日はマルコと一夜を過ごした。
 マルコが愛おしくて仕方ない。
 抱いただけで愛しさが強くなるなんて我ながら単純だなと思う。

 ……初めての経験はすごかった。とにかくすごかった。マルコにのめり込みそうだ。経験しないほうが良かったかもしれない。この快楽を知れば夢中になってしまう。

 マルコに骨抜きになることも注意が必要だが、それ以上に今後は甘えてくる娘たちには注意しよう。
 あの子たちはスキンシップが過剰だ。今までは耐えられたものもこの快楽を知ったせいで色々と緩むかもしれない。
 そうなれば俺は自分で自分を許せなくなってしまう。

「プロケル、君はそういう才能まであるなんて驚きだね。リードし続けるつもりだったのに、最後のほうはいいようにされちゃった。気持ち良かったよ」

 マルコが目を覚まし口づけしてくる。
 俺はそれを受け入れる。大人のキスだ。興奮してくる。……俺の一部も。抱き合って口づけをしたのでマルコに感づかれた。
 マルコが笑う。

「ふうん、昨日あんなにしたのに元気だね。いいよ、たっぷり可愛がってあげるよ」
「……その、悪い」
「謝らないで。求められるって悪い気分じゃない。その代わり、今度からもっとちゃんと恋人扱いしてね」
「約束する」

 そうして、朝からマルコを求めた。

 ◇

 朝からマルコと愛し合ったあと、アヴァロン名物の温泉で体を清め食事をしてからマルコを【獣】のダンジョンへと送り届けた。
 名残惜しいがマルコにも【獣】のダンジョンを管理する仕事がある。そう長くはとどめておけない。
 その後は屋敷に戻る。いろいろとやりたいことがある。

「おとーさん、朝帰り!! 心配したの!」

 クイナが頬を膨らませて出迎えた。
 ロロノとアウラはそれぞれ仕事に向かっているようだ。

「悪かった。マルコと一緒に仕事をしていたんだ」
「お仕事なら仕方ないの」

 妙に罪悪感がある。そもそもどうして俺は仕事などと嘘をついてしまったのか?
 気持ちを切り替える。ちょうどクイナがいるし、やりたいことを一つ終わらせよう。

「クイナ、今からクイナに紹介したい部屋があるんだ。クイナの進化のためにすごく役に立つぞ」
「行くの! 楽しみ」

 今回の【戦争】で稼いだDPは、【森】を一つ買っただけで尽きるようなものじゃない。
【渦】を買うことも考えたが、別の用途で使おうと決めた。

【回復部屋】だ。【宝物庫】【転移部屋】などに並んで非常に高価な部屋だが、そこにいるだけで傷と魔力の回復が早くなる。
 尻尾に魔力をため込み、一万本の尻尾の毛に魔力が満ちたとき進化するクイナや【創造】を使う俺、【具現化】を使うロロノにとって魔力はあるだけあればいい、非常に有用な部屋だ。

 さっそく、【回復部屋】を購入する。
 ……ただ、この【回復部屋】は諸刃の剣でもある。
 実際、先の戦争ではマルコはこの【回復部屋】を占拠されて窮地に陥った。この部屋が癒すのは自軍の魔物だけではない。

 弱点も存在する。【回復部屋】の中心には宝玉がはめ込まれており、それを破壊されると【石の回廊】になってしまう。

 だが、そういうことに気を付ければ便利な部屋だ。
 とりあえず、階層追加して三つフロアを確保、そのうち一つを【回復部屋】として購入。ついでなので【宝物庫】も買っておく。

【森】、階層追加、【回復部屋】、【宝物庫】で今回稼いだDPはほぼ使い切ったが、いい買い物だった。

【宝物庫】のマジックアイテムには興味がある。人の手では作れないものが出てくる。
 それらをロロノに渡すことで、ロロノの成長にも繋がるだろう。

 ある意味、【回復部屋】はクイナへの、そして【宝物庫】はロロノへのご褒美だ。
 あとで【回復部屋】に黄金リンゴを一本移植できないかアウラに聞かないとな。
 黄金リンゴの聖なる気と、【回復部屋】、黄金リンゴのポーションの三つの相乗効果が理想だ。

 ◇

 クイナと一緒に【回復部屋】に来た。

「おとーさん、この部屋すごいの。力が湧いてくるの。こうぐわーって、ぐわーって」

 ぐわーって言うのに合わせて尻尾の毛が膨らむ。
 実に可愛らしい。

「良かった。その状態で黄金リンゴポーションを飲んで魔力の回復力がさらに上がるか試してくれ」
「やってみるの! ごくごく……ちゃんと両方の効果が出てるの!」

 やっぱり併用可能か。
 なんとか、ここにも黄金リンゴの樹が欲しいな。
 天井を無くし空が見えるようにする。あとは土と水をはじめとした環境づくりが必要だ。
 アウラに任せるしかない部分だ。

 黄金リンゴの移植が出来れば、ここを俺たちの家を建てるとしよう。
 もともと、アヴァロンにある屋敷は事務所にする。
 そちらのほうが良さそうだ。

 もっとも……黄金リンゴの樹を移植できたらの話だ。正直、体感では黄金リンゴの樹の聖なる気を浴びてるときと、魔力回復効率にさほど違いがない。

 併用できないなら、地上にあるアドバンテージを考え黄金リンゴの樹の近くの別荘で十分だ。

「そういえば、クイナに前から聞きたかったんだが、急激な魔力の充電量増加は黄金リンゴの樹や黄金リンゴのポーションだけじゃ説明がつかない。何をしているんだ?」

 クイナの尻尾の毛への充電ペースが速すぎた。何か俺の知らないことをやっているはずであり、ずっと気になっていた。
 だが、他の案件で忙しくて聞きそびれていたのだ。

「妖狐たちに力を借りてるの! おとーさん、今から見る?」
「ぜひ、見せてもらいたいな」

 妖狐の力を借りてると聞いて、いっそう気になった。妖狐の力をどう使うか見せてもらおう。

 ◇

 夕方になり、街で働いている妖狐たちが仕事を終えたあと、デュークの経営する宿の大広間にクイナと妖狐たちが集まっていた。クイナがお金を払って貸し切りにしているらしい。

 妖狐たちは人間に変化できることもあり、多種多様な職場で働いているだけあって様々な服装だ。
 ウエイトレスやコック、メイドに武器屋の店員、バニーなんてものもある。
 キツネ耳美少女のいろいろな仕事着は眼福だ。……コスプレをさせているような気持ちになる。

「じゃあ、みんな今日もお願いするの!!」

 クイナは大広間にある一段高い場所に立ち、大きな声をあげる。
 すると妖狐たちは等間隔に整列する。
 そして、それは始まった。

「「「よっこら、ふぉっくす。こんこんこん♪」」」

 クイナと妖狐たちが歌い、踊り出す。
 両手を上下に振りながら腰を落として、左右に揺らす。

「「「尻尾をふりふり、こんこんこん♪」」」

 今度は反転して腰に手を当てお尻を振りながら尻尾を振る。

「「「耳の先だけくっろいぞ♪」」」

 キツネ耳に手を当てる。

「「「尻尾の先はしっろいぞ♪」」」

 次は尻尾の先を手を添えて突きつけた。

「「「よっこら、ふぉっくす。こんこんこん♪」」」

 サビなのか最初の歌詞と動きを繰り返す。手を上下に振りながら腰を落として横に振る。
 ……この動きどこかで見たことがあると思ったが、キング〇イナーのOPだ。

「「「尻尾をふりふり、こんこんこん♪」」」

 またお尻と尻尾を振る動き。

「「「こーーーーーーん♪」」」

 最後は全員飛び跳ねて、歌と踊りが終わる。

 すごく可愛らしい踊りだ。キツネ耳美少女たちがやると絵になる。
 そして、これはただの踊りではなく儀式だった。

 妖狐たちの魔力がすべてクイナの尻尾に注がれている。
 おそらく、この歌と踊りは気持ちを一つにして魔力の同調率を上げるためのものだろう。

 息のあった歌と踊りによる一体感は凄まじく、他人に魔力を渡すという非常に難しい作業を行う際に大きな力となる。

 まあ、あれだ。そんな小難しいことはいい。
 可愛すぎる。みんなとふぉっくすをしたい。
 今日はふぉっくす祭りだ。
 ……まて、落ち着け。無理やりふぉっくすをするのは人として終わっている。
 ましてや俺は魔王であり、俺が望めばみんな逃げられない。卑劣するぎるだろう。

 深呼吸だ。
 すーはーすーはー、よし落ち着いた。
 いつもの俺が戻ってきた。

「みんな、可愛らしい歌と踊りだった。なるほどこうやってクイナに魔力を集めていたんだな」
「そーなの! 妖狐たちには感謝してるの!」

 妖狐たち一体一体はBランクで大した魔力は持っていない。
 だが、これだけの人数がいれば話は変わる。

「この歌と踊りはどこで習ったんだ?」
「わからないの! クイナも妖狐たちも生まれたときから知ってるの! 魂に刻まれた歌と踊り。これを歌うとみんなが一つになれるの」

 クイナの言葉に妖狐たちが頷く。
 わけがわからないがそういうものだろう。
 ……深く追求しても意味がない。可愛いから万事OKだ。

「わかった。みんな、クイナに協力してくれてありがとう。クイナの進化はアヴァロンの戦力強化に繋がる。そして、それの手助けをしてくれたみんなには褒美が必要だ。今月から給料がアップだ。期待しておいてくれ」

 俺がそういった瞬間、妖狐たちの喜ぶ声が響き渡る。
 何を買おうか? 今まで我慢してた高い店に食事行こう! そんなことを言ってもりあがり始める。

 仕事のあとにクイナに協力してくれたんだ。これぐらいはいいだろう。

「クイナとみんなの歌と踊りをまた見に来ていいか?」
「もちろんなの!」

 こんな可愛い歌と踊り。一度見ただけで終わらせるのはもったいない。
 時間が空けば身に来ようか。

 さて、帰ろう。そう思い出口に向かったときだった。出口が派手に開けられる。
 現れたのはオーシャン・シンガーだ。

「探しました。プロケル様、来客です。それも魔王の」
「魔王の? 俺が知る魔王か」
「いえ、おそらくは初対面です。【絶望】の魔王ベリアル様です。プロケル様に同盟を申し込みたいと」

 ……同盟者。
 それは反プロケル同盟が存在する俺にとってもっともほしいものだ。
 このタイミングということは【豪】の魔王に打ち勝つ力が俺にあると見込んで同盟を持ちかけてきたのだろう。
 だが、罠の可能性もある。むしろそちらの可能性のほうが高い。

「クイナ護衛としてついて来てくれ」
「やー♪ 任せるの!」

 慎重に交渉しないといけない。……これが反プロケル同盟の罠であれば、展開次第では致命傷になりかねない。
 罠であれば突っぱねる……いや、いっそのこと逆利用するのもいいかもしれない。
 そんなことを考えながら俺とクイナは来客のもとへ向かった。
 
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