来館者でにぎわう図書スペース=野々市市の「学びの杜ののいちカレード」
野々市市の新市立図書館や市民学習センターを備える文化交流拠点施設「学びの杜(もり)ののいちカレード」が1日、同市太平寺4丁目でオープンした。開館時間前から詰めかけた大勢の親子らは、吹き抜けの館内に「明るくきれいで開放的」と歓声を上げた。
館内には柱の壁面全体を本棚として活用した書棚「ブックタワー」がそびえ、市出身のアニメ監督米林宏昌氏のイラストをあしらった間仕切りなどが来館者の目を引いた。
関係者約70人が出席したセレモニーで粟貴章市長があいさつ、早川彰一市議会議長、吉田修、徳野光春の両県議が祝辞を述べ、地元の園児が風船を飛ばした。
市コミュニティーバス「のっティ」の敷地内への乗り入れも始まった。開館時間は午前9時~午後10時で、水曜休館となる。
館内のギャラリーでは開館記念として米林宏昌展「つながる輪」(北國新聞社後援)が始まり、米林監督が手掛けたスケッチや原画など約70点が飾られた。展示は28日まで。