長い長い地球の歴史の中で、
「木」は割と初期からあったんですって。
初期型の生命なので、実はかなり効率悪いらしいのね。
そういうことを専門家から聴く機会があって、
とても面白かったので、ここにも書いておきます。
植物に限らず、効率悪い生き物は消えてゆきます。
それを「淘汰」と呼ぶわけですね。
たくさん食べないと生きていけない動物とか。
水と光で光合成できる効率で、植物でもそれが起きるようです。
その考え方から行くと、世界の「木」はやがて消えるらしいんです。
「木」を駆逐するライバルは何かというと、
なんと「草」らしいんです。
草って、ごく初期の地球にまず生えた植物らしのです。
シダ類とか。
とんでもなく厳しい条件下で生まれた命なわけです。
ってことは、すごくタフなんですね。
そこから「木」が生まれてきたんだけども、
それは恵まれた環境によるところが大きいらしいんです。
たっぷりとあった二酸化炭素と、安定した気候。
酸素濃度の適切さ。
まあ人間で言えば、ボンボンらしいんですね。
だから、これまでの環境が崩れると、
「木」は一気に滅んでゆくと。
「どれくらいの時間が残ってるんですか?」
「一億年くらいじゃないですかね」
なんか、そこまでは想像できない時間軸です。
急にアホらしくなったんですが。。
しかし、知らないことを知るチャンスです。
頑張って聞きます。
「草」といってもいろいろあるわけです。
「では、どんな草が生きているんですか?一億年後に」
「ああ、竹でしょうね」
「竹って、あのバンブーですか?」
「実は、竹って色々あるんです。竹とバンブーは違うものです」
「ええ?そうなんですか!?」
ここからは長いので、Wiki貼っときます。
ほぼこれと同じことを、専門家から聴くと、
面白いですけど、一時間はゆうにかかります。
ザクッとまとめると、
学派で揉めているんだそうですけど、
まあ竹を「最強の草」と考えていいらしいんです。
竹は、木よりも新しい生命らしく、
光合成とかの馬力が半端ないんですって。
そう考えると、竹の生命力を世界の人々が好んだのも、
当然といえば当然でしょうね。
「あのう、その竹だらけの世界のことですが」
「はい」
「素人なんで、素朴な疑問なんですが。。」
「どうぞどうぞ」
「その頃人間って生きていると思います?」
「ああ、それは断言できますよ」
「ほう!」
「地球では無理ですね!」
「そ、そうなんですか!」
「二億年後あたりでは、また大陸が集まって一つになってますからね」
「??一つになったら、問題あるんですか?」
「海が死にますからね」
「??」
「海流とか、全て止まるんです。死の海になると思いますよ」
「そうなる可能性はどれくらいでしょう?」
「ほぼ100%でしょうね」
「ほぼといわれるには、まだ少しは可能性がということですか?」
「いえ、その前に地球が何かにぶつかって、終わっちゃう可能性もありますかね」
専門家って凄いよね。
素面でこんな話普通にして、
「ちょっと失礼」とか言って、
話しながら誰かと、普通にLINEしてましたよ。
晩御飯の話だったらしいです。。
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