≪ふ~みん世界の旅シリーズ≫日光の社寺(文化遺産)3部作、東照宮・日光山輪王寺に続き最後は良縁全開パワースポットの『日光二荒山神社』をおとどけします。
日光東照宮・日光輪王寺は下記リンクをご覧ください
【文化遺産概要】
世界遺産正式名称:日光の社寺
遺産種別:文化遺産
地域名と国名:日本国、栃木県日光市
【地図】
出典 http://worldheritage.whdtravel.com
【日光二荒山神社の歴史や背景】
日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)は、栃木県日光市にある神社で、ユネスコの世界遺産に「日光の社寺」の構成資産の1つとして登録されています。
主な祭神は三神で、その関係は以下のように夫婦・親子となります。
◆男体山=大己貴命(おおなむちのみこと)=父
◆女峰山=田心姫命(たごりひめのみこと)=母
◆太郎山=味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)=子
日光二荒山神社は、良縁、子宝、安産などで有名です。
また、大己貴命(おおなむちのみこと)は、大国主(おおくにぬし)のことでもあり、豊穣、商売繁盛などたくさんのパワーを持つ代表的な神様としても知られています。
<本社>
本社は、日光市山内の最奥に鎮座しています。
初代将軍・徳川家康が日光東照宮に祀られるようになると、二荒山神社もまた、江戸幕府、朝廷や諸大名、さらに民衆からも厚い崇敬を受けるようになりました。
1619年に、二代将軍・徳川秀忠によって本殿が再建されました。
現在の本社、社殿は日光山内では最古の建物です。
<中宮祠>
中宮祠は、男体山中腹の中禅寺湖畔に鎮座しています。
「中宮祠」とは、本社(日光山内)と奥宮(男体山山頂)との「中間の祠」と言う意味です。
勝道上人による男体山登頂の後、784年(延暦3年)に建立されました。
<奥宮>
奥宮は、男体山山頂に鎮座しています。
勝道上人が男体山登頂した782年(天応2年)に創建されました。
<境内の範囲>
男体山と中禅寺湖
神仏分離令により、1872年に日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社に分立しましたが、二荒山神社は、今日でも日光三山を含む日光連山8峰(男体山・女峰山・太郎山・奥白根山・前白根山・大真名子山・小真名子山・赤薙山)や華厳滝、いろは坂などを境内に含み、その広さは3,400haにおよびます。
面積は伊勢神宮に次ぐ広さです。
マイナスイオンたっぷりな白飛沫を上げる華厳の滝は、臨場感ある動画でお楽しみください。
【日光二荒山神社のみどころ】
さて、では本題の日光二荒神社のみどころにもどり観光ポイントをおとどけします。
1、本社
場所:日光山内
神苑(しんえん)
「神苑」とは神道において「神社の境内」を言い、境内の庭園などの特に神聖な場所のことを指します。
二荒山神社の境内にもこの神苑があります。
参道から入って直ぐの境内には、親子杉や夫婦杉といった銘木があり、社務所と拝殿もあり無料です。
拝殿の先に神苑受付(有料200円、平成29年4月現在)があります。
有料の神苑内には、色々な小社、運試し輪投げ、縁結び笹、長寿の円石、霊泉など見どころが満載です。
一見地味な二荒山神社ですが、楽しいご利益祈願がたくさんあり、パワーと元気をいただける場所です。
是非ご参拝くださいませ。
神輿舎(しんよしゃ)
3基の神輿(みこし)が納められています。
向かって正面右から「滝尾社」、二荒山神社の「御本社」「本宮」の神輿を見学できます。
神輿舎の右側の縁の上に「運試しの輪投げ」があります。
3つ投げて1つでも入れば良好♪だそうです。
ちなみに私は、行きと帰りの2回、つまり6回も投げてみましたが・・・、
全滅でした。
友人に「運気の問題というより、センスの問題ね。」と言われ大笑いしました。
そんな笑いもパワーの御利益でしょうか。
大国殿(だいこくでん)
歴史と背景の欄でも触れましたが、二荒山神社の主神様の一人である大己貴命(おおなむちのみこと)は、別名を「大国主大神(おおくにのぬしのおおかみ)」と言われ、後の七福神の一人である大黒天(だいこくてん)と同一視され、信仰されるようになりました。
「だいこくさま」とも言われ、大きな福袋を背負い、打出の小槌を持って、米俵に乗っている姿はお馴染みですよね。
たくさんの福をまいてくださいます。
大国殿の周りには「お菓子の神様像」「お菓子占い」「円石」など楽しい見どころがたくさんあります。
「お見逃しなく。」
化灯籠(ばけとうろう)
神苑内にある銅灯籠(国の重要文化財)は、「化灯籠(ばけどうろう)」と呼ばれています。
火を灯すと怪しげな姿に化けたなどの怪奇現象が起こり、武士が刀で斬りつけた傷がそのまま無数に残されています。
当時は電気などない時代でしたから、夜の神社は真っ暗。武士もさぞかし驚かれたのでしょうね。今では、その灯籠が大切に囲われて守られています。
二荒霊泉(ふたられいせん)
「眼病に効く」、良い酒ができるという「酒の泉」、他にも「若返りの水」「知恵がつく水」「美容と健康・学力向上の霊泉」とも云われ、親しまれています。
この二荒霊泉は日光山内の隠れたパワースポットの1つです。
もうこの際ですから、全部いただきましょう~。
飲んだり、持ち帰ったり、自由にできますのでお腹いっぱい飲めますね。
ペットボトル容器の別売りもあります。
近くの休憩処では、霊泉で淹れたコーヒーや抹茶が楽しめます。
こちらは有料ですよ。
他にも、神苑内の日枝神社は、山の神様、健康の神様です。
朋友神社は、学問・知恵の神様です。
余すことなく、ご利益を堪能してくださいね。
2、中宮祠(ちゅうぐうし)
場所:中禅寺湖畔
背に男体山を見上げる霊峰パワー全開のスポットです。
中宮祠の中門 (写真)
中宮祠は、古来より男体山登山の表口とされてきました。
現在も登拝口(登山口)が本殿横に位置しています。
開山時期は5月5日~10月25日で、期間中は登拝門が開いています。
鳥居の先が登拝門で、その奥には急な石段が続いています。
そこまでは無料ですが、登山される方は、社務所受付で登山手続が必要となります。
登拝口(写真:鳥居が重要文化財にあたります。)
男体山の山頂、奥宮まで登らずとも、中宮祠の社務所で8種類の御朱印があり、その中の1つに奥宮の御朱印もあります。
体力に自信のない私でも、安心して御朱印をいただくことが出来ますね。
3、奥宮
場所:男体山山頂
奥宮(写真)
男体山は、標高2,486mの日本百名山の1つです。
7月31日~8月8日の登拝祭の間は、中宮祠本殿から奥宮へ神像が遷されます。
山頂には、長さ3.6mの神剣が奉納されています。
登山の達成感と神々しさの両方を、体感できる最高のスポットです。
【おすすめポイントまとめ】
◆神橋(しんきょう)
場所:参道の日光山内への入り口(大谷川(だいやがわ)に架かっています。)
神橋(写真)
日光山内の入り口にかかる朱塗りの美しい橋です。
「神橋」の名前の由来は諸説ありますが、俗世界と神界との境界線に架かる橋とも言われます。
神橋でも御朱印をいただくことができます。
中央に大きく「神橋」と書かれ、神橋の絵の押印がある御朱印です。
橋の付近にある社務所でいただけます。
◆日光良い縁まつり
「日光良い縁まつり」は例年、9月中旬頃から11月下旬頃までの期間に開催されている祭りです。
平成29年は、9月16日~11月23日まで開催しています。
期間限定の2種類の御朱印も魅力的ですよね。
FBの日光二荒山神社で検索か、HPからジャンプできますので詳しくは合わせてそちらもご覧ください。
男女の良縁のみならず、人はあらゆる縁の中で生きています。
パワー全開の御利益に巡り合える二荒山神社♪
自分に寄り添いながら、楽しく参拝してみてはいかがですか。
ふ~みん世界の旅シリーズ。日光の社寺参拝録「日光二荒山神社」はいかがでしたか?
文化遺産の日光の社寺、日光東照宮・日光山輪王寺・日光二荒山神社と3編に分けて巡り、綴りました。
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では、またお会いしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、最後に日光の紅葉•中禅寺湖と華厳の滝の動画にてお楽しみください。