「キム委員長の狙いは在韓米軍撤退」亡命北朝鮮元高官

「キム委員長の狙いは在韓米軍撤退」亡命北朝鮮元高官
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去年、韓国に亡命した北朝鮮政府の元高官がアメリカ議会で証言し、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長はアメリカ本土を核兵器で攻撃する能力を獲得できればアメリカは譲歩を迫られ、最終的には韓国に駐留するアメリカ軍の撤退につながると確信していると指摘しました。
イギリス・ロンドンにある北朝鮮大使館でナンバー2に当たる公使を務め、去年、韓国に亡命したテ・ヨンホ氏は1日、アメリカ議会下院の公聴会で証言しました。
テ氏は、ベトナム戦争でアメリカが支援していた南ベトナムからアメリカ軍が撤退したことが体制崩壊につながったことを北朝鮮が研究していると紹介しました。
そのうえで、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長がアメリカ本土を核兵器で攻撃する能力を獲得できれば、アメリカは譲歩を迫られ、最終的には韓国に駐留するアメリカ軍の撤退や韓国の体制崩壊を実現できると確信していると説明しました。
そして「キム委員長に今の路線を続けるならすべての軍事的選択肢を用いる用意があると伝えるべきだ」と述べ、トランプ政権がキム委員長に直接強いメッセージを発する必要があると指摘しました。

一方で「軍事境界線に配備された北朝鮮の部隊は、砲撃音が聞こえたら上官の命令無しにミサイルの発射ボタンを押すように訓練されている」とも述べ、北朝鮮への攻撃は自動的な反撃を招くとの見方も示しました。

またテ氏は、中国が脱北者の取締りをやめれば大勢の人が本国から逃れ、体制崩壊に結びつくと指摘し、アメリカは中国に脱北者の保護を促すべきだと訴えました。

「キム委員長の狙いは在韓米軍撤退」亡命北朝鮮元高官

去年、韓国に亡命した北朝鮮政府の元高官がアメリカ議会で証言し、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長はアメリカ本土を核兵器で攻撃する能力を獲得できればアメリカは譲歩を迫られ、最終的には韓国に駐留するアメリカ軍の撤退につながると確信していると指摘しました。

イギリス・ロンドンにある北朝鮮大使館でナンバー2に当たる公使を務め、去年、韓国に亡命したテ・ヨンホ氏は1日、アメリカ議会下院の公聴会で証言しました。
テ氏は、ベトナム戦争でアメリカが支援していた南ベトナムからアメリカ軍が撤退したことが体制崩壊につながったことを北朝鮮が研究していると紹介しました。
そのうえで、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長がアメリカ本土を核兵器で攻撃する能力を獲得できれば、アメリカは譲歩を迫られ、最終的には韓国に駐留するアメリカ軍の撤退や韓国の体制崩壊を実現できると確信していると説明しました。
そして「キム委員長に今の路線を続けるならすべての軍事的選択肢を用いる用意があると伝えるべきだ」と述べ、トランプ政権がキム委員長に直接強いメッセージを発する必要があると指摘しました。

一方で「軍事境界線に配備された北朝鮮の部隊は、砲撃音が聞こえたら上官の命令無しにミサイルの発射ボタンを押すように訓練されている」とも述べ、北朝鮮への攻撃は自動的な反撃を招くとの見方も示しました。

またテ氏は、中国が脱北者の取締りをやめれば大勢の人が本国から逃れ、体制崩壊に結びつくと指摘し、アメリカは中国に脱北者の保護を促すべきだと訴えました。