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福島第二原発 廃炉工程、提示を 県議会議長 東電社長に要望

 吉田栄光県議会議長は1日、県庁を訪れた東京電力の小早川智明社長に福島第二原発の廃炉工程に関する見解を示すよう求めた。小早川社長は「大変重く受け止める。社に持ち帰って検討する」と述べた。


 県議会は福島第二原発の全基廃炉を迫る意見書を全会一致で可決し、東電幹部に対し再三にわたって早急に判断するよう求めてきたが、議長が廃炉工程の提示を求めるのは初めて。
 吉田議長は福島第二原発の廃炉は県民の総意だとした上で、「廃炉という前提で、どのようなスケジュールで(廃炉を進めるかを)示してもらう場面になっている」と語った。
 一方、小早川社長は鈴木正晃副知事との会談で、「福島第一原発の廃炉作業を安全かつ着実に遂行する」と語った。福島第一原発1~4号機周辺にある地下水くみ上げ用の井戸(サブドレン)の水位計の設定誤りがあった問題について謝罪した。
 鈴木副知事は「過酷な事故を起こした当事者として責任を全うしてほしい」と述べた。

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小早川社長に廃炉工程の見解を示すよう求める吉田議長(右)
小早川社長に廃炉工程の見解を示すよう求める吉田議長(右)

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