朝起きて、Googleを開いた。
いつものGoogleではなかった。11月2日は、メキシコを中心としたラテンアメリカ諸国における祝日「死者の日(Day of the Dead)」とのことで、象徴する骸骨を模したイラストだ。
クリックすると「Day of the Dead」の検索結果が表示された。1位に表示されるWikipediaに概要が記されている。一言で言うと、11月1日は子供の魂を、11月2日は大人の魂を楽しく偲ぶお祭り。「楽しく」というのがポイントで、人々は骸骨をモチーフにした仮装をし、10月31日のハロウィンから3日連続で街はコスプレ大会の様相を呈する。
11月2日、Googleのロゴにみる「死者の日(Day of the Dead)」
イベントにちなんで変更されたGoogleロゴを、Doodleという。
11月2日の過去のDoodleを調べると、2008年から「死者の日」バージョンになっていた。ちなみに、2008年から2013年まではメキシコのみで展開、2014年と2015年はメキシコとアメリカ、2016年以降は複数国で展開している。2017年、なぜ「死者の日」と縁もゆかりもない日本でDoodleが対象国となったのかは謎である。
以下に各年度のDoodleと、説明文をまとめておく。
2017年 死者の日(Day of the Dead)
何世紀にもわたって、メキシコの先住民族は、それを恐れるよりもむしろ自然のサイクルの一部としてそれを見て、死を称えました。 今日の落書きはエルディア・デ・ロス・ムエルトス(死者の日)を祝う。 この日、毎日の生き物は、通過した人を表しています。 犬は精神的ガイドとみなされ、魂を彼らの最終的な休息場所に持ち込みますが、移行する君主の蝶は、祖先の精神が彼らの愛する人を訪れるようになると考えられています。
現代のお祝いは2日間で結ばれます。11月1日のすべての聖人の日はロスアンジェリトス(小さな子供たち)に捧げられ、11月2日のオールソウルデーは大人専用です。
愛する人を称えるために、キャンドルライト祭壇のofrendas(供物)が墓地に配置されています。 砂糖の頭蓋骨、コパルの香り、鮮やかなマリーゴールドの花、写真、甘いパンデュmuertoは、死者が生活の世界に彼らの方法を見つけるのを助けるために配置されています。 この休暇は、オブザーバーに快適さとコミュニティの偉大な源泉となります。
2016年 死者の日(Day of the Dead)
コロンビアの時代にまでさかのぼる死者の日は、お祝いと敬意の両方を通して、生と死の謎を称えます。 毎年11月1日から2日まで、メキシコと世界中の人々は、写真、明るい花、ろうそく、そして彼らが好きな食べ物や飲み物で飾られたカラフルな祭壇に展示されている贈り物や飾り物で愛する人を称えます。
Today's Doodleは、18世紀以来メキシコのお祝いに使用されてきた複雑なティッシュペーパーカットアウトを収録しています。 Díade los Muertosでは、明るく繊細な紙のバナーは、人生は壊れやすいものであることを示していますが、美しさと喜びもいっぱいです。
また、g.co/diademuertosのGoogle Arts&Cultureでメキシコの最も人気のある魔法の伝統を探索し、祝うことを忘れないでください
2015年 死者の日(Day of the Dead)
死者の日。死者の日。その名前は明らかに暗いですが、メキシコの去った魂のお祝いは色、音楽、そしてすばらしい料理の間違いない香りで溢れています。この祝福と思い出の休日を祝うために、アーティストKevin Laughlinはロゴをパペットピカードの文字列として再現しました。パペットピカードは、今夜メキシコ全土で窓ガラスと出入り口を飾る活気に満ちた穿孔されたティッシュペーパーです。 活気のあるお祭りや思い出をお楽しみください。 健康と幸せ!
2014年 死者の日(Day of the Dead)
2014年は動画バージョン。
2013年 死者の日(Day of the Dead)
2012年 死者の日(Day of the Dead)
2011年 死者の日(Day of the Dead)
2010年 死者の日(Day of the Dead)
2009年 死者の日(Day of the Dead)
2008年 死者の日(Day of the Dead)
まとめ
そういえば、「死者の日」がテーマの映画もいろいろあった。2018年公開のピクサー映画「リメンバー・ミー」は、ドンピシャだ。ちびっこが死者の日に死んだ家族に会いに行くお話。「007 スペクター」のオープニングでも、死者の日のメキシコシティーでジェームズ・ボンドがてんやわんやしていた。奇才ギレルモ・デル・トロが監督したアニメ映画「ブック・オブ・ライフ ~マノロの数奇な冒険~」も死者の日がテーマとなっている。
というわけで、11月2日は映画を観たり、死者のことについてちょっと考えてみようと思う。