絵描きパパの育児実験記ロクLABO

絵描きパパの育児イラストブログ

妻の誕生日に手作りの革財布をプレゼント

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こんにちは!ロクパパです。

先日妻の誕生日を迎え、以前から計画していた「革財布」を作ることにしました。

今回は、その記録として簡単な制作過程と作るに至った経緯、プレゼントに込めた気持ちを書き記そうと思います。

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【発端】妻はボロボロの財布ではない財布を使っていた

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革財布を作ろうと思った発端は、妻が長年使っているボロボロの財布のような財布(財布じゃない)をずっと使っていて、以前あまりのボロさと使い勝手の悪さからことごとく小銭をぶちまけたり、クレジットカードや免許証をばらまいたりしていたんですが、ついにはそこにいれていた免許証を紛失してしまったことがきっかけで、

 

流石に財布買おうか( ˘•ω•˘ )

 

となったわけです。

 

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MADE IN BHUTAN ってあたりが元旅人の妻らしい

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妻が小銭を入れるスペースとして使っていたマジックテープのポケットは、ボロボロでポケットとしての役割を果たしていない。

ココに小銭を入れるのは流石に無謀なので、ココが壊れてからは妻は別の袋に小銭を入れて別途持ち歩いていました。うん、使い勝手悪いね。

物持ちが良いところ、ブランドとかそういうのじゃなくって、自分の気に入ったものを持ちたいというこだわりのある人で、僕もそういう所が妻の良いところだなと思っているのですが、流石に免許証を紛失した時点でこの財布は使用禁止にしました。

そんでもって財布探しスタート!

なかなか好みの財布がみつからない

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最初に財布を探したのは、今年のジャズフェスを見に仙台まで行った時。

目的の半分はジャズ、もう一つは妻の財布探し。

財布は頻繁に買い替える物でもないので、自分の目でちゃんと見て気に入ったものを買いたいという事で、仙台のお店をいくつか見て回ったけどなかなか気に入ったのが見つからない。

やっと見つけた革製品のお店で見つけたなかなかいい感じの財布は、値札を見て購入を断念。

まぁ、革財布で作りも良くってブランド品なら妥当な金額だけど、「やっぱりそれくらいするよね~」「やっぱり財布買わなくていいかぁ~」ってなったので、

 

「じゃ、俺が作るよ」

 

と言って、ジャズを聴きに集まった群衆の中に戻りました。

妻は、私が財布を作るよって言ったあと、すごく嬉しそうにしてたので「いっちょ気合を入れて作ろうか」って思いが強くなりました。

そういうのに喜んでくれるのも、やっぱり自分と価値観が合ってるなぁって思う。

 

 革製品を作るのは2年ぶり

そういえば思い出してみると2年前、息子のロクの出産予定日を2か月後に控えた妻からの誕生日プレゼントのリクエストは「革の母子手帳ケース」だった。

www.ekakipapa.com

この記事を書いたのは、このブログを初めてすぐの事だったので、今とは全然イラストも文章の書き方も全然違うのでちょっと恥ずかしいんですが、その時はその時で一生懸命革の母子手帳ケースを作って、記事も頑張って書いたのを思い出します。

 

その時以来の、革細工がスタート!

 

革財布作りの参考にしたのは「レザークラフトマンへの道」

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革財布の型紙や作り方は、「レザークラフトマンへの道」さんのバイカーズ・ロングウォレットの作り方を参考にしました。

 実は東京に住んでいた時に、イタリアブランドの革製品を作っている工場で働いている友人に、傷がついてしまって商品にならない革を大量に貰っていたので、財布を作る革素材と、革細工に必要な工具は一通りそろっている我が家。

思えば、妻と付き合ってた頃から暇を見て革細工をしてはプレゼントしてたので、日暮里に通ってコツコツ買い集めた革細工の工具も一通りそろっているんですな。

自分のこの革細工のスキルは妻へのプレゼントを作るたびに向上していった気がする(というか妻以外へのプレゼントで革細工はほとんどしてない気もする)

今回は、足りなかった「ファスナー」「コンチョ」を購入して作業を開始!

 

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制作時間は12時間

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妻が息子の寝かしつけのまま寝落ちしたのを見計らって、夜9時に作業スタート。

型紙を印刷して、画用紙に張り付けて、革を型紙に合わせて裁断するところから始めて、その日は朝の5時まで作業しました。

フリーランスになって良かったことの一つに、仕事ややることがある時には次の日の予定を気にせず存分に時間を使うことが出来るってのも大きいですね。

会社員時代だったら、この財布を作るのに数日かかっていたところ、一晩であらかたの作り終えることが出来ました。

こだわりはペルーのコインでできた「アルパカ柄のコインコンチョ」

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今回の財布づくりは、元々財布作ると宣言していたこともあって、後半の作業工程は妻に見られながら作りました。

この財布の肝になるであろう「コンチョ」(財布の留め具に漬ける飾り)を妻に選んでもらいたかったので、めぼしいものを候補に挙げて伝えると、妻はアルパカが描かれたコインコンチョを選びました。

妻は、ヤギ、ひつじ、アルパカなどのちょっと間抜け顔の草食動物が好きなので、100以上あるコンチョの中からこれを選びそうだなーと予想してたら的中!

私が作っている財布は「アルパカ財布」になることが決定しました。

コインコンチョって種類が多くてデザインも可愛いんです!

leathermania.jp

私がアルパカのコインコンチョを購入したのは、上記リンクの「レザーマニア」さん。

世界各国のコインをバッジのようにひん曲げたコインコンチョは、どれもデザインが可愛いので、ハンドメイドでレザークラフトをする場合はお気に入りのコインコンチョを選らんで金具に付けると愛着がわきます。

例えば、これは

【フランスの「10フラン」】のコインコンチョ

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横から見るとこんな感じ

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【インド 5ルピー】

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【スリランカ 5ルピー】

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 【チェコ 20コロナ】

 

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 とまぁ、色々な可愛いデザインのコインコンチョがあるのです。

 私が妻への候補で挙げたのが「インド 5ルピー」「スリランカ 5ルピー」「ペルー 1ソル」の3つでした。

妻はインドに長期滞在していたので、インドの5ルピーが有力かなと思いましたが、デザインでアルパカに軍配が上がったようです。

コインコンチョをつけて仕上げ

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素人仕事ですが、何とかいっぱしの財布らしくできました。

細密画を描いているせいか元々手先の器用さには自信がありましたが、何とか形にして妻に渡すことが出来ました。

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今回はマジックテープじゃないですよ、ファスナーを付けたのでもう小銭をぶちまける心配もなし!

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内側も綺麗に縫えてるから大丈夫!(なはず)

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奥のポケットはお札、真ん中はカードいれ。

カードは仕切りが無いので、がさっとまとめて入れる形だからあまり枚数は入れられないかも。でも7~8枚なら余裕で入ります。

 

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妻の年齢を、ジャンパーホックの留め具を隠した皮の部分に焼きごてで刻印。

(冗談で)「"夫よりありったけの愛をこめて"とか入れようか?」とか聞いたら、

 

やめて(^◇^)

 

と脊髄反射で拒否られたので、何歳の誕生日プレゼントかわかるように数字だけ入れました。(´Д⊂グスン

 

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完成☆

 

【所要時間】

12時間

【材料費】

  • 革:0円(貰い物)
  • コインコンチョ:1100円
  • 革用糸:300円(途中で手持ちが亡くなったので追加購入)
  • ジャンパーホック&打ち具等不足してた工具:600円

合計:2,000円(送料別)

 

って感じです。

これまでに全く革細工をせずに工具もゼロの所から始めるとすると、工具代と革代でプラス2万円はかかるかなぁ~といった感じなので、やっぱり革細工が高価になるのは仕方ないかなとも思いました。

まとめ

妻は財布を受け取って「一生使う」と言ってとても気に入ってくれました。

特にコンチョが「アルパカ」というのが大きいらしく、とても愛着がわいたようです。

菱目打ちで穴をあけて、一針一針縫うのは本当に根気のいる作業ですが、細かい絵を描いたりする自分には向いているようで全く苦になりませんでした。

妻が喜んでくれて何より何より。

以上、お読みいただきありがとうございました!

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